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公開番号2025089913
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204886
出願日2023-12-04
発明の名称建築物
出願人積水ハウス株式会社
代理人個人,個人
主分類E04H 1/02 20060101AFI20250609BHJP(建築物)
要約【課題】メイン室を変化に富んだ一体空間とすることができる建築物を提供する。
【解決手段】建築物10は、1階11と2階とを有している。1階11には、室内に柱を有しない空間として構成されたメイン室20が設けられている。メイン室20は、第1領域21と、第1領域21と並ぶ第2領域22と、第1領域21及び第2領域22が並ぶ方向において第1領域21を挟んで第2領域22とは反対側に位置する第3領域23とを有している。第1領域21と第2領域22とは、仕切壁24によって仕切られている。第3領域23には、2階と繋がる吹き抜けが設けられている。1階11には、第1領域21、第2領域22、及び第3領域23のうち、少なくとも2つの領域と繋がる中間室30が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
1階と2階とを有し、前記1階に、室内に柱を有しない空間として構成されたメイン室が設けられた建築物であって、
前記メイン室は、第1領域と、前記第1領域と並ぶ第2領域と、前記第1領域及び前記第2領域が並ぶ方向において前記第1領域を挟んで前記第2領域とは反対側に位置する第3領域とを有し、
前記第1領域と前記第2領域とは、仕切壁によって仕切られており、
前記第3領域には、前記2階と繋がる吹き抜けが設けられており、
前記1階には、前記第1領域、前記第2領域、及び前記第3領域のうち、少なくとも2つの領域と繋がる中間室が設けられている建築物。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記第1領域は、第1床面と第1天井とを有し、
前記第2領域は、前記第1床面よりも低い位置に設けられた第2床面と、前記第1天井よりも低い位置に設けられた第2天井とを有し、
前記第3領域には、前記第1床面よりも高く、かつ前記2階の床面よりも低い位置に設けられたスキップフロアが設けられている請求項1に記載の建築物。
【請求項3】
前記第3領域には、前記スキップフロアを囲む囲壁が設けられており、
前記囲壁の上面は、前記第1天井よりも低い位置にある請求項2に記載の建築物。
【請求項4】
前記中間室は、前記メイン室と屋外とを接続しており、
前記中間室と前記屋外とは、掃き出し窓によって隔てられ、
前記中間室の天井は、前記メイン室から前記屋外に向かうにつれて高さが低くなる勾配天井である請求項1に記載の建築物。
【請求項5】
前記中間室を覆う屋根を備え、
前記屋根は、前記掃き出し窓よりも前記屋外側に位置する軒及び軒天を有し、
前記屋根は、前記メイン室から前記屋外に向かうにつれて高さが低くなる勾配屋根であり、
前記屋根の勾配は、前記中間室の前記天井の勾配と同じであり、
前記軒天は、前記軒天の前記屋外側の端部が前記中間室の前記天井の前記屋外側の端部よりも上側に位置するように設けられている請求項4に記載の建築物。
【請求項6】
前記メイン室と前記中間室との境界には、天井から垂れる垂れ壁が設けられている請求項1に記載の建築物。
【請求項7】
前記仕切壁には、前記第1領域と前記第2領域とを連通させる貫通孔が複数設けられている請求項1に記載の建築物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、2階建ての建築物が開示されている。1階には、メイン室として共用居室が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-218439号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
メイン室が室内に柱を有しない空間として構成されている場合、メイン室は、変化が少ない均質な空間になりやすい。この場合、メイン室の利用者に寂寞感を感じさせる虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)上記課題を解決する建築物は、1階と2階とを有し、前記1階に、室内に柱を有しない空間として構成されたメイン室が設けられた建築物であって、前記メイン室は、第1領域と、前記第1領域と並ぶ第2領域と、前記第1領域及び前記第2領域が並ぶ方向において前記第1領域を挟んで前記第2領域とは反対側に位置する第3領域とを有し、前記第1領域と前記第2領域とは、仕切壁によって仕切られており、前記第3領域には、前記2階と繋がる吹き抜けが設けられており、前記1階には、前記第1領域、前記第2領域、及び前記第3領域のうち、少なくとも2つの領域と繋がる中間室が設けられている。
【0006】
この構成によれば、メイン室は、第1~第3領域を有している。第1領域と第2領域とは、仕切壁によって仕切られている。このため、第2領域は、第1領域に対してプライベート性が確保された空間になっている。また、第3領域には、吹き抜けが設けられている。このため、第3領域は、第1領域よりも開放感のある空間になっている。このように、メイン室には、第1~第3領域が並ぶ方向において空間の変化が生じる。その一方で、1階には、第1~第3領域のうち、少なくとも2つの領域と繋がる中間室が設けられている。このため、異なる2つの領域は、中間室を介して繋がっている。したがって、メイン室は、変化に富んだ一体空間となる。
【0007】
(2)上記(1)の建築物において、前記第1領域は、第1床面と第1天井とを有し、前記第2領域は、前記第1床面よりも低い位置に設けられた第2床面と、前記第1天井よりも低い位置に設けられた第2天井とを有し、前記第3領域には、前記第1床面よりも高く、かつ前記2階の床面よりも低い位置に設けられたスキップフロアが設けられている。
【0008】
この構成によれば、第2領域の第2床面は、第1領域の第1床面よりも低い位置に設けられている。このため、メイン室には、高さ方向において空間の変化が生じる。また、第2領域の利用者の視線の高さは、第1領域の利用者の視線の高さよりも低くなるため、第2領域22の利用者の視線と第1領域21の利用者の視線とが合いにくくなる。したがって、第2領域22のプライベート性が向上する。
【0009】
第2領域の第2天井は、第1領域の第1天井よりも低い位置に設けられている。このため、第2領域全体が第1領域よりも一段下がった位置にある空間となる。これにより、第2領域の明るさが第1領域の明るさよりも暗くなることで、メイン室には明るさの変化も生じる。また、第2領域の利用者は、包み込まれるような印象を感じやすくなるため、第2領域の快適性が向上する。
【0010】
第3領域には、第1床面よりも高く、かつ2階の床面よりも低い位置に設けられたスキップフロアが設けられている。このため、メイン室には、高さ方向において空間の変化が生じる。
(【0011】以降は省略されています)

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