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公開番号
2025110074
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-28
出願番号
2024003791
出願日
2024-01-15
発明の名称
気密構造
出願人
積水ハウス株式会社
代理人
弁理士法人三協国際特許事務所
主分類
E04B
1/66 20060101AFI20250718BHJP(建築物)
要約
【課題】連通孔の形成された板部を有する挿通部材と面材との間の隙間を確実に埋めることのできる気密構造を提供する。
【解決手段】気密部材4は、面材2における貫通孔2aの縁部の全周に亘り密着するための面材密着部4aと、板部3aの裏側の位置で挿通部材3の外周面の全周に亘り密着するための部材密着部4bと、部材密着部4bと面材密着部4aとの間で挿通部材3を全周に亘って取り囲むように部材密着部4bと面材密着部4aとを接続する接続部4cと、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
気密構造であって、
貫通孔を有する面材と、
前記貫通孔を通して前記面材の表側から裏側まで延びる挿通部材と、
前記面材と前記挿通部材との隙間を埋めるように前記面材と前記挿通部材とに亘って設けられる気密部材と、を備え、
前記挿通部材は、表面及び裏面を有する板部と、前記板部の表面から表側に延びるとともに内部空間を有する筒部と、前記板部の裏面から裏側に延びる延伸部と、を有し、
前記板部には、前記内部空間内に向けて表側に開口する表側開口と、前記延伸部から外れた位置で裏側に向けて開口する裏側開口と、を有するとともに、前記表面から前記裏面まで延びる連通孔が形成され、
前記気密部材は、前記面材における前記貫通孔の縁部の全周に亘り密着するための面材密着部と、前記板部の裏側の位置で前記挿通部材の外周面の全周に亘り密着するための部材密着部と、前記部材密着部と前記面材密着部との間で前記挿通部材を全周に亘って取り囲むように前記部材密着部と前記面材密着部とを接続する接続部と、を有する、気密構造。
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【請求項2】
前記面材密着部及び前記部材密着部の一方の第1密着部は、前記挿通部材から離れる外方向に向けて前記接続部から延び、
前記接続部は、前記第1密着部から前記面材密着部及び前記部材密着部の他方の第2密着部へ向かうに従い外方向に広がる拡張部を有する、請求項1に記載の気密構造。
【請求項3】
前記第1密着部は、前記面材の表面に密着するための前記面材密着部であり、
前記第2密着部は、表側から裏側を見る平面視において前記貫通孔の内周面よりも大きな外周面を有するとともに前記面材の裏側位置に設けられた前記挿通部材の大外径部の外周面に密着するための前記部材密着部であり、
前記拡張部は、前記貫通孔を通じて前記面材密着部から前記面材の裏側に向けて延びる、請求項2に記載の気密構造。
【請求項4】
前記気密部材は、前記第1密着部の少なくとも一部に相当する第1相当部と、横方向に延びる第1横線を介して前記第1相当部に対して前記横方向と直交する縦方向に隣接するとともに前記接続部の少なくとも一部に相当する接続相当部と、前記横方向に延びる第2横線を介して前記第1相当部の反対側で前記接続相当部に前記縦方向に隣接するとともに前記第2密着部の少なくとも一部に相当する第2相当部と、を有し、折り返し可能な特性及び気密性を有する1枚のシートを備え、
前記接続相当部は、前記挿通部材を外側から覆うために前記横方向に並ぶ2つの被覆部と、前記2つの被覆部同士の間に設けられ、前記第1相当部から前記第2相当部に向かうに従い前記2つの被覆部により形成される部分の外径が大きくなり、かつ、前記2つの被覆部の相対的な向きを変更するように折り返される配置変更部と、を有する、請求項2又は3に記載の気密構造。
【請求項5】
前記配置変更部は、前記第1横線において前記横方向に離間する位置から前記第2相当部に向けて延びる第1縦線及び第2縦線と、前記第1縦線と前記第2縦線との間に位置する中間部と、を有し、前記中間部が前記2つの被覆部の外側に位置し、かつ、前記第1縦線及び前記第2縦線を互いに合わせるように折り返し可能な特性を有する、請求項4に記載の気密構造。
【請求項6】
前記第1横線は、前記第1縦線と前記第2縦線との間に位置する中間第1横線部と、前記中間第1横線部から離れる方向に向けて前記第1縦線から延びる一方第1横線部と、前記中間第1横線部から離れる方向に向けて前記第2縦線から延びる他方第1横線部と、を有し、
前記一方第1横線部は、前記第1縦線との間で鈍角をなすように配置され、
前記他方第1横線部は、前記第2縦線との間で鈍角をなすように配置されている、請求項5に記載の気密構造。
【請求項7】
前記一方第1横線部及び前記他方第1横線部は、前記シートの折り返し前の状態において同一直線上に配置されている、請求項6に記載の気密構造。
【請求項8】
前記第1縦線及び前記第2縦線は、前記シートの折り返し前の状態において前記第1横線から前記第2横線に向けて平行に延びる、又は、前記第2横線に向かうに従い互いに離れるように延びる、請求項6に記載の気密構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、貫通孔を有する面材と、貫通孔を通して面材の表側から裏側まで延びる挿通部材と、を有し、面材と挿通部材との間の隙間を埋めるように構成された気密構造に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、前記気密構造として、例えば、特許文献1に記載の気密構造が知られている。
【0003】
特許文献1に記載の気密構造は、貫通孔を有する床面(面材)と、貫通孔を通して床面の表側から裏側まで延びる柱の脚部(挿通部材)と、床面と脚部との間の隙間を埋めるための気密カバーと、を備えている。
【0004】
気密カバーは、床面上において脚部の一方側から脚部に取り付けられる第1気密カバーと、床面上において脚部の他方側から脚部に取り付けられる第2気密カバーと、を有している。第1気密カバー及び第2気密カバーの各々は、脚部の外周面に密着する柱密着部と、柱密着部の下端に一体に形成されて床面(上面)に密着する床密着面と、をそれぞれ有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-207558号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、前記挿通部材としては、例えば、図2に示されるようなものもある。具体的に、図2に示される挿通部材3は、表面及び裏面を有する板部3aと、板部3aの表面から表側に延びるとともに内部空間3bsを有する筒部3bと、板部3aの裏面から裏側に延びる延伸部3cと、を有している。
【0007】
板部3aには、内部空間3bs内に向けて表側に開口する表側開口3a1と、延伸部3cから外れた位置で裏側に向けて開口する裏側開口3a2と、を有し、表面から裏面まで延びる連通孔3a3が形成されている。
【0008】
前記挿通部材3に対して特許文献1に記載の気密カバーを適用した場合、柱密着部が筒部3bの外周面に密着し、かつ、床密着面が床面(上面)に密着する。これにより、床面の貫通孔と筒部3bの外周面との間の隙間が塞がれる。
【0009】
しかし、前記挿通部材3には、連通孔3a3が形成されているため、気密カバーよりも下の空間と筒部3bの内部空間3bsとの間の空気の流通が連通孔3a3によって許容され、気密状態を形成することができないという問題がある。
【0010】
本発明の目的は、連通孔の形成された板部を有する挿通部材と面材との間の隙間を確実に埋めることのできる気密構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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