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公開番号
2025114293
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024008904
出願日
2024-01-24
発明の名称
建物
出願人
積水ハウス株式会社
代理人
弁理士法人三協国際特許事務所
主分類
E04B
1/70 20060101AFI20250729BHJP(建築物)
要約
【課題】屋根材の下の空気と側壁部内の空気とを突出部から効率よく排気させることが可能な建物を提供する。
【解決手段】建物は、屋根材と、壁換気路を画定するように上下方向に延びる側壁部と、屋根材と側壁部とを接続する突出部と、屋根材の下方に配置され、第1方向および第2方向の少なくとも一方に延びる複数の梁と、上下方向において屋根材と複数の梁との間に空間が形成されるように屋根材を下方から支持する上端部をそれぞれが有する複数の支持部材と、屋根換気路を屋根材との間に形成するように屋根材の下方に間隔をおいて配置される上面を有し、複数の支持部材に囲まれる第1断熱部材と、を備え、屋根換気路は、空気の入口と空気の出口とを有し、空気の入口から空気の出口に至るまでが屋根材と第1断熱部材との間に配置され、突出部は、屋根換気路及び壁換気路のそれぞれと屋外空間とを連通する排気路を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
水平な方向に延びる屋根材と、
上下方向に沿って空気が流れる壁換気路を画定するように前記上下方向に延びる側壁部と、
前記屋根材から上方に突出するように配置され、前記屋根材と前記側壁部とを接続する突出部と、
前記屋根材の下方に配置され、水平な第1方向と、前記第1方向及び前記上下方向のそれぞれに交差する水平な第2方向とのうちの少なくとも一方に延びる複数の梁と、
前記上下方向において前記屋根材と前記複数の梁との間に空間が形成されるように前記屋根材を下方から支持する上端部をそれぞれが有し、前記複数の梁上にそれぞれ配置され、前記第1方向及び前記第2方向の少なくとも一方に延びる複数の支持部材と、
前記第1方向及び前記第2方向の少なくとも一方に空気が流れる屋根換気路を前記空間の前記屋根材との間に形成するように前記屋根材の下方に間隔をおいて配置される上面を有し、前記複数の支持部材に囲まれる第1断熱部材と、を備え、
前記屋根換気路は、空気の入口と、空気の出口と、前記空気の入口と前記空気の出口とを接続する接続路と、を有し、前記空気の入口から前記空気の出口に至るまでが前記上下方向における前記屋根材と前記第1断熱部材との間に配置され、
前記突出部は、前記屋根換気路の出口及び前記壁換気路の出口のそれぞれと屋外空間とを連通する排気路を有する、
建物。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記複数の支持部材のうちの少なくとも一部の支持部材には、前記屋根換気路を流れる空気が前記一部の支持部材を通過することを許容する開口部が形成されている、
請求項1に記載の建物。
【請求項3】
前記上下方向における前記第1断熱部材との間に天井裏空間を形成するとともに、当該天井裏空間と当該天井裏空間の下方の室内空間とを仕切るように前記第1断熱部材の下方に間隔をおいて配置される天井部材と、
前記第1断熱部材の下面に沿って配置され、前記室内空間から前記天井部材を通過した湿気が前記第1断熱部材に至ることを阻止する屋根防湿ラインと、をさらに備える、
請求項1又は2に記載の建物。
【請求項4】
前記第1断熱部材との間で前記屋根防湿ラインを上下から挟むように、前記第1断熱部材の下方に配置される第2断熱部材をさらに備える、
請求項3に記載の建物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、水平な方向に延びる屋根、いわゆるフラット屋根において、屋根下空間の換気経路を有する建物が知られている。例えば、特許文献1には、水平な方向に延びる陸屋根と、上下方向に延びる外装材と、陸屋根から上方に突出するように配置され陸屋根と外装材とを接続するパラペットと、を備えた建物が開示されている。当該建物は、陸屋根を下方から支持する小屋梁と、陸屋根を構成する床合板との間に換気路を形成するように床合板の下方に間隔をおいて配置される断熱材と、を更に備える。この建物では、陸屋根の下方の小屋裏の湿気を排出する経路が、小屋梁で分断されるため、小屋梁上の床合板を部分的に切り欠いて、当該切欠き部を通じて小屋梁を乗り越えるように通気させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-127340号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の建物では、陸屋根の下の空間の換気が十分確保できないという問題がある。具体的に、上記の建物では、空気が小屋梁を乗り越えるように上下に移動しながら陸屋根の下を流れるため、部分的に空気の滞留が生じやすくなる。また、小屋梁で陸屋根の床合板を支持する機能を維持するためには、前記切欠きの大きさが制限され、空気が小屋梁を乗り越えることが困難になる。この結果、陸屋根の下の空気を効率よくパラペットに送ることができない。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、屋根材の下の空気と側壁部内の空気とを突出部から効率よく排気させることが可能な建物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、第一の発明に係る建物は、水平な方向に延びる屋根材と、上下方向に沿って空気が流れる壁換気路を画定するように前記上下方向に延びる側壁部と、前記屋根材から上方に突出するように配置され、前記屋根材と前記側壁部とを接続する突出部と、前記屋根材の下方に配置され、水平な第1方向と、前記第1方向及び前記上下方向のそれぞれに交差する水平な第2方向とのうちの少なくとも一方に延びる複数の梁と、前記上下方向において前記屋根材と前記複数の梁との間に空間が形成されるように前記屋根材を下方から支持する上端部をそれぞれが有し、前記複数の梁上にそれぞれ配置され、前記第1方向及び前記第2方向の少なくとも一方に延びる複数の支持部材と、前記第1方向及び前記第2方向の少なくとも一方に空気が流れる屋根換気路を前記空間の前記屋根材との間に形成するように前記屋根材の下方に間隔をおいて配置される上面を有し、前記複数の支持部材に囲まれる第1断熱部材と、を備え、前記屋根換気路は、空気の入口と、空気の出口と、前記空気の入口と前記空気の出口とを接続する接続路と、を有し、前記空気の入口から前記空気の出口に至るまでが前記上下方向における前記屋根材と前記第1断熱部材との間に配置され、前記突出部は、前記屋根換気路の出口及び前記壁換気路の出口のそれぞれと屋外空間とを連通する排気路を有する。
【0007】
第一の発明に係る建物によれば、複数の支持部材のそれぞれの上端部が、屋根材と複数の梁との間に空間が形成されるように屋根材を下方から支持する。そして、この空間に屋根換気路が形成されるように、第1断熱部材の上面は屋根材の下方に間隔をおいて配置される。ここで、屋根換気路は、空気の入口から空気の出口に至るまでが第1断熱部材の上面と屋根材との間に配置される。このようにすれば、屋根換気路の全体が複数の梁の上方に配置されるため、空気の流れが複数の梁によって妨げられることがなく、空気を屋根換気路から突出部に直接的に送ることができる。これにより、空気が梁を迂回した後に突出部に至るといった空気の流れを形成する場合と比較して、空気を突出部に効率よく送ることができる。この結果、屋根下の空気と側壁部内の空気とを突出部から効率よく排気させることができる。
【0008】
第二の発明は、第一の発明に係る建物において、前記複数の支持部材のうちの少なくとも一部の支持部材には、前記屋根換気路を流れる空気が前記一部の支持部材を通過することを許容する開口部が形成されていてもよい。
【0009】
この構成によれば、屋根換気路と排気路との間に一部の支持部材が介在しても、当該一部の支持部材は開口部を有するため、空気が屋根換気路から突出部に流れることが一部の支持部材によって妨げられることを抑制できる。
【0010】
第三の発明は、第一又は第二の発明に係る建物において、前記上下方向における前記第1断熱部材との間に天井裏空間を形成するとともに、当該天井裏空間と当該天井裏空間の下方の室内空間とを仕切るように前記第1断熱部材の下方に間隔をおいて配置される天井部材と、前記第1断熱部材の下面に沿って配置され、前記室内空間から前記天井部材を通過した湿気が前記第1断熱部材に至ることを阻止する屋根防湿ラインと、をさらに備えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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