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公開番号
2025123497
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2025105608,2024015149
出願日
2025-06-23,2020-01-29
発明の名称
建物の遮音構造
出願人
積水ハウス株式会社
代理人
弁理士法人三協国際特許事務所
主分類
E04B
1/82 20060101AFI20250815BHJP(建築物)
要約
【課題】遮音性能をより改善することが可能な建物の遮音構造を提供する。
【解決手段】建物の遮音構造は、床材と、建物内の空間を挟んで前記床材と鉛直方向に対向する天井材と、前記鉛直方向に延びると共に、前記空間を水平方向に隣接する第1空間と第2空間とに仕切る間仕切壁と、前記床材のうち前記間仕切壁の厚さ範囲にある部位に貼り付けられると共に前記床材と異なるコインシデンス周波数を有する床側遮音面材、及び、前記天井材のうち前記間仕切壁の厚さ範囲にある部位に貼り付けられると共に前記天井材と異なるコインシデンス周波数を有する天井側遮音面材のうち少なくともいずれか一方の面材と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
床材と、
建物内の空間を挟んで前記床材と鉛直方向に対向する天井材と、
前記鉛直方向に延びると共に、前記空間を水平方向に隣接する第1空間と第2空間とに仕切り、前記第1空間側を向く第1外面と前記第2空間側を向く第2外面とを有する間仕切壁と、
前記間仕切壁に交差する方向に延びる外壁と、
前記外壁と異なるコインシデンス周波数を有すると共に、前記外壁のうち少なくとも前記第1外面に対応する位置と前記第1空間の前記水平方向の中心に対応する位置との間の部位に貼り付けられた第1外壁側遮音面材、及び、前記外壁と異なるコインシデンス周波数を有すると共に、前記外壁のうち少なくとも前記第2外面に対応する位置と前記第2空間の前記水平方向の中心に対応する位置との間の部位に貼り付けられた第2外壁側遮音面材のうち少なくともいずれか一方の面材と、を備えた、建物の遮音構造。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記間仕切壁は、
前記鉛直方向に延びると共に、第1内面を有する第1面材と、
前記鉛直方向に延びると共に前記水平方向において前記第1面材との間に中空部を介して配置され、前記中空部を挟んで前記第1内面に対向する第2内面を有する第2面材と、
前記鉛直方向に延びると共に、前記第1内面に固定された第1縦材と、
前記鉛直方向に延びると共に、前記第2内面に固定された第2縦材と、を含み、
前記第1縦材と前記第2縦材は、前記間仕切壁の壁面方向に沿って千鳥状に配置されており、
前記第1面材の正面視において前記第2縦材と重なるように前記第1内面の一部に貼り付けられると共に前記第1面材と異なるコインシデンス周波数を有する第1壁側遮音面材、及び、前記第2面材の正面視において前記第1縦材と重なるように前記第2内面の一部に貼り付けられると共に前記第2面材と異なるコインシデンス周波数を有する第2壁側遮音面材のうち少なくともいずれか一方の面材をさらに備えた、請求項1に記載の建物の遮音構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の遮音構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に記載されているように、建物内において間仕切壁により互いに仕切られた2つの空間のうち、一方の空間から他方の空間への音漏れを防ぐ遮音対策について種々の検討がなされている。特許文献1には、中空間柱が壁の横断面において千鳥状に配置され、各中空間柱に異種の耐火ボードが重ねて取付けられた遮音間仕切壁が記載されている。この間仕切壁によれば、異種の耐火ボードを重ねて用いることにより、共鳴透過を抑止し、遮音値の低下を防ぐことができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭63-37710号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、間仕切壁の遮音性能の改善について検討がなされている一方、床材や天井材を介した部屋間の音漏れ対策について配慮されていない。このため、間仕切壁により仕切られた2つの空間のうち一方の空間で発生した音が、コインシデンス効果により床材や天井材を介して他方の空間へ伝搬され得るため、遮音効果が不十分になるという課題がある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、遮音性能をより改善することが可能な建物の遮音構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一局面に係る建物の遮音構造は、床材と、建物内の空間を挟んで前記床材と鉛直方向に対向する天井材と、前記鉛直方向に延びると共に、前記空間を水平方向に隣接する第1空間と第2空間とに仕切る間仕切壁と、前記床材のうち前記間仕切壁の厚さ範囲にある部位に貼り付けられると共に前記床材と異なるコインシデンス周波数を有する床側遮音面材、及び、前記天井材のうち前記間仕切壁の厚さ範囲にある部位に貼り付けられると共に前記天井材と異なるコインシデンス周波数を有する天井側遮音面材のうち少なくともいずれか一方の面材と、を備えている。
【0007】
上記建物の遮音構造では、床材と異なるコインシデンス周波数を有する床側遮音面材及び天井材と異なるコインシデンス周波数を有する天井側遮音面材のうち少なくともいずれか一方の面材が、床材や天井材のうち間仕切壁の厚さ範囲にある部位に貼り付けられている。このため、間仕切壁により仕切られた第1空間及び第2空間のうち一方の空間で発生した音が、コインシデンス効果により床材や天井材を介して他方の空間へ伝搬しようとする場合に、床材や天井材のうち間仕切壁の厚さ範囲にある部位のコインシデンス効果を抑えることができる。これにより、床材や天井材を介した隣接空間への音漏れが抑制され、遮音性能を改善することが可能になる。
【0008】
上記建物の遮音構造は、前記床側遮音面材及び前記天井側遮音面材を備えていてもよい。
【0009】
この構成によれば、床材及び天井材のいずれを介した隣接空間への音漏れも抑制することが可能になる。
【0010】
上記建物の遮音構造において、前記間仕切壁は、前記鉛直方向に延びる第1面材と、前記鉛直方向に延びると共に、前記水平方向において前記第1面材との間に中空部を介して配置された第2面材と、を含んでいてもよい。前記床側遮音面材は、前記床材のうち前記第1面材から前記第2面材まで至る範囲に貼り付けられていてもよい。前記天井側遮音面材は、前記天井材のうち前記第1面材から前記第2面材まで至る範囲に貼り付けられていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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