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公開番号2025116347
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024010711
出願日2024-01-29
発明の名称インドアグリーン提案システム
出願人積水ハウス株式会社
代理人個人,個人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20250801BHJP(計算;計数)
要約【課題】インドアグリーンの配置位置および種類を好適に提案する。
【解決手段】インドアグリーン提案システム1は、利用者の心拍を測定する心拍センサ21と、利用者に対してインドアグリーンに関する設問を表示する表示部16と、設問に対する回答を入力するための入力部15と、制御部11、31とを備えている。制御部11、31は、少なくとも、心拍センサ21の出力信号、および入力部15から入力された回答に基づき、インドアグリーンの配置位置および種類の少なくとも一方を含む提案情報を生成し、表示部16は、制御部11、31で生成された提案情報を表示する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
屋内にいる人の心拍を測定する心拍センサと、
上記屋内にいる人に対して、上記屋内に配置された植物に関する設問を表示する表示部と、
上記設問に対する回答を入力するための入力部と、
制御部と、を備え、
上記制御部は、少なくとも、上記心拍センサの出力信号、および上記入力部から入力された回答に基づき、上記屋内に配置された植物の配置位置および種類の少なくとも一方を含む提案情報を生成し、
上記表示部は、上記制御部で生成された提案情報を表示するインドアグリーン提案システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
上記制御部は、
上記心拍センサの出力信号に基づき、上記屋内にいる人がリラックス状態であるか否かを判断する判断処理を実行し、
上記判断処理でリラックス状態でないと判断したことに応じて、リラックス状態でない原因を上記入力部から入力された回答に基づき推定する推定処理を実行し、
上記推定処理で植物の配置位置が原因であると推定したことに応じて、植物の配置位置を含む上記提案情報を生成する配置位置提案処理を実行し、
上記推定処理で植物の種類が原因であると推定したことに応じて、植物の種類を含む上記提案情報を生成する種類提案処理を実行する請求項1に記載のインドアグリーン提案システム。
【請求項3】
上記制御部は、上記判断処理において、上記心拍センサの出力信号に基づき、上記屋内にいる人の副交感神経指標を取得し、取得された上記副交感神経指標に基づき、上記屋内にいる人がリラックス状態であるか否かを判断する請求項2に記載のインドアグリーン提案システム。
【請求項4】
上記屋内にいる人が着席状態であるか否かを検知する着座センサをさらに備え、
上記制御部は、上記判断処理において、上記屋内にいる人が着席状態になったことを上記着座センサが検知した時点から所定時間経過した後の上記心拍センサの出力信号に基づき、上記副交感神経指標を取得する請求項3に記載のインドアグリーン提案システム。
【請求項5】
上記表示部は、上記屋内に配置された植物の配置位置に関する設問と、当該植物の種類に関する設問と、当該植物の世話に関する設問と、上記屋内にいる人が受けたストレスに関する設問とを表示する請求項1から4のいずれかに記載のインドアグリーン提案システム。
【請求項6】
上記表示部は、少なくとも、上記屋内に配置された植物の配置位置に関する設問と、当該植物の種類に関する設問とを表示し、
上記制御部は、上記推定処理において、上記入力部から入力された上記2種類の設問に対する回答に基づき、上記屋内にいる人がリラックス状態でない原因を推定する請求項2に記載のインドアグリーン提案システム。
【請求項7】
上記屋内に配置された植物を含む画像を撮影するカメラをさらに備え、
上記制御部は、
上記カメラで撮影された画像に基づき、上記屋内に配置された植物の育成状況を示す育成状況情報を取得し、
少なくとも、取得された上記育成状況情報、上記心拍センサの出力信号、および、上記入力部から入力された回答に基づき、上記提案情報を生成する請求項1から4のいずれかに記載のインドアグリーン提案システム。
【請求項8】
上記制御部は、上記カメラで撮影された画像に基づき、上記屋内に配置された植物の葉の色および落葉の枚数の少なくとも一方を含む上記育成状況情報を取得する請求項7に記載のインドアグリーン提案システム。
【請求項9】
上記屋内における植物の配置位置の照度を測定する照度センサをさらに備え、
上記制御部は、
上記照度センサで測定された照度に基づき日照時間を取得し、
少なくとも、取得された上記日照時間、上記心拍センサの出力信号、および、上記入力部から入力された回答に基づき、上記提案情報を生成する請求項1から4のいずれかに記載のインドアグリーン提案システム。
【請求項10】
上記制御部は、上記屋内を複数のエリアに分割し、取得された上記日照時間に基づき照度不足と判断したことに応じて、植物の配置位置としてより明るいエリアを含む上記提案情報を生成する請求項9に記載のインドアグリーン提案システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、屋内に配置される植物であるインドアグリーンに関し、より特定的には、インドアグリーンに関する提案を行うインドアグリーン提案システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、屋内に配置された植物を鑑賞して楽しむことが広く行われている。屋内に配置された植物は、「インドアグリーン」と呼ばれる。インドアグリーンは、鑑賞する人に癒やしや安らぎを与える。最近では、在宅時間の増加に伴い、住宅の居室内にインドアグリーンを配置する人が増加している。また、利用者にインドアグリーンを貸し出すレンタルサービスも増加している。
【0003】
本願発明に関連して、特許文献1には、ユーザ自身に関する情報を示すユーザデータと、ユーザの周囲の環境に関する情報を示す環境データと、ユーザの意向を示す意向データとを取得し、これらのデータに基づいて、ユーザを支援する目的で使用されるユーザ支援データを生成して出力するユーザ支援装置が記載されている。特許文献1には、ユーザ支援装置から出力されるユーザ支援データは、観葉植物を購入するサービスに関するデータであってもよいことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-68807号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
インドアグリーンについては、どのような種類の植物をどのような位置に配置するかによって、人に与える効果が大きく異なる。しかしながら、特許文献1に記載のユーザ支援装置は、観葉植物を購入するサービスに関するデータを出力するものの、植物の配置位置や種類を提案するデータを出力するものではない。また、このユーザ支援装置は、植物の生育状態を取得せずにユーザ支援データを生成するので、好適な提案を行うことができない。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、インドアグリーンの配置位置および種類を好適に提案できる手段を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1) 本発明のインドアグリーン提案システムは、屋内にいる人の心拍を測定する心拍センサと、上記屋内にいる人に対して、上記屋内に配置された植物に関する設問を表示する表示部と、上記設問に対する回答を入力するための入力部と、制御部と、を備えている。上記制御部は、少なくとも、上記心拍センサの出力信号、および上記入力部から入力された回答に基づき、上記屋内に配置された植物の配置位置および種類の少なくとも一方を含む提案情報を生成し、上記表示部は、上記制御部で生成された提案情報を表示する。
【0008】
上記のインドアグリーン提案システムによれば、屋内にいる人の心拍、および、その人による、屋内に配置された植物に関する設問に対する回答に基づき、屋内に配置された植物の配置位置や種類を含む提案情報を生成して表示することにより、インドアグリーンの好適な配置位置や種類を提案できる。
【0009】
(2) 好ましくは、上記制御部は、上記心拍センサの出力信号に基づき、上記屋内にいる人がリラックス状態であるか否かを判断する判断処理を実行し、上記判断処理でリラックス状態でないと判断したことに応じて、リラックス状態でない原因を上記入力部から入力された回答に基づき推定する推定処理を実行し、上記推定処理で植物の配置位置が原因であると推定したことに応じて、植物の配置位置を含む上記提案情報を生成する配置位置提案処理を実行し、上記推定処理で植物の種類が原因であると推定したことに応じて、植物の種類を含む上記提案情報を生成する種類提案処理を実行してもよい。
【0010】
上記の構成によれば、屋内にいる人の心拍に基づき、その人がリラックス状態であるか否かを判断できる。また、リラックス状態でない場合に、その原因を推定して、植物の配置位置や種類を含む提案情報を生成して表示することにより、リラックス状態でない原因を解消できるインドアグリーンの配置位置や種類を提案できる。
(【0011】以降は省略されています)

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