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公開番号
2025113893
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-04
出願番号
2024008286
出願日
2024-01-23
発明の名称
面材支持構造
出願人
積水ハウス株式会社
代理人
弁理士法人三協国際特許事務所
主分類
E04B
2/74 20060101AFI20250728BHJP(建築物)
要約
【課題】遮音性能の向上を図ることが可能であるとともに、複数の面材により構成される面に不陸が生じることを抑制することが可能な面材支持構造を提供する。
【解決手段】面材支持構造1は、であって、第1面材21及び第2面材22と、第1面材21及び第2面材22における目地2Aに沿った縁部を支持するスタッド3と、第1面材21及び第2面材22の縁部とスタッド3との間に設けられる弾性部材4と、第1面材21及び第2面材22における縁部の相対的な移動を規制するように第1面材21及び第2面材22の縁部同士を互いに連結する連結手段5と、を備える。連結手段5は、第1面材21及び第2面材22のスタッド3側とは反対側を向く面よりもスタッド3側に配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
面材支持構造であって、
所定方向に延びる目地が形成されるように前記所定方向と直交する直交方向に並ぶ第1面材及び第2面材と、
前記目地に沿って前記所定方向に延びるとともに前記第1面材及び前記第2面材における前記目地に沿った縁部を支持する支持部材と、
前記第1面材及び前記第2面材と前記支持部材との間の振動伝達を抑制するために前記第1面材及び前記第2面材の縁部と前記支持部材との間に設けられているとともに前記第1面材、前記第2面材、及び前記支持部材よりも弾性率が小さい弾性部材と、
前記所定方向及び前記直交方向に対して直交する面垂直方向において前記第1面材及び前記第2面材における縁部の相対的な移動を規制するように前記第1面材及び前記第2面材の縁部同士を互いに連結する連結手段と、を備え、
前記連結手段は、前記第1面材及び前記第2面材の前記支持部材側とは反対側を向く面よりも前記支持部材側に配置されている、面材支持構造。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記連結手段は、前記第1面材の縁部から前記第2面材の縁部に亘って延びるとともに前記第1面材及び前記第2面材に固定された連結板を有し、
前記弾性部材は、前記連結板と前記支持部材との間で挟持されている、請求項1に記載の面材支持構造。
【請求項3】
前記連結板は、前記弾性部材に接触する接触領域と、前記接触領域から前記所定方向又は前記直交方向において前記弾性部材から外れた領域まで延びる被固定領域と、を有し、
前記第1面材及び前記第2面材の縁部は、それぞれ、前記面垂直方向に見て前記支持部材に重なるとともに前記被固定領域にのみ固定されている、請求項2に記載の面材支持構造。
【請求項4】
前記連結板は、前記目地に挿入される突出部を有し、
前記突出部は、前記目地内において前記第1面材及び前記第2面材の前記支持部材側とは反対側を向く面よりも前記支持部材側に位置している、請求項2または3に記載の面材支持構造。
【請求項5】
前記連結板は、前記第1面材及び前記第2面材の前記所定方向の全長に亘り設けられている、請求項2に記載の面材支持構造。
【請求項6】
前記弾性部材及び前記連結板が一部材により構成されている、請求項2に記載の面材支持構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、面材支持構造に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的な住宅等の建物では、内部の空間が間仕切り壁によって複数の部屋に区画されている。間仕切り壁の構造では、水平方向に並ぶ複数の面材における目地に沿った縁部が鉛直方向に延びる間柱等の支持部材によって支持される。このような間仕切り壁の構造としての可動間仕切装置が特許文献1に開示されている。
【0003】
特許文献1に開示される可動間仕切装置は、面材としての複数のパネルと、当該パネルを支持する支持部材としてのスタッドと、パネルとスタッドとの間に挟持された弾性体と、弾性体をスタッドに押し付けるように設けられて複数のパネル間の目地を隠蔽する目地板と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭50-119418号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示される技術では、複数の面材が支持部材に対して別個に支持されているため、複数の面材同士の相対的な移動が許容され、この結果、複数の面材により構成される面に不陸が生じる虞がある。複数の面材により構成される面にクロス材が貼り付けられた状態で不陸が生じた場合、クロス材に破断が生じる虞がある。
【0006】
本発明の目的は、遮音性能の向上を図ることが可能であるとともに、複数の面材により構成される面に不陸が生じることを抑制することが可能な面材支持構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様に係る面材支持構造は、所定方向に延びる目地が形成されるように前記所定方向と直交する直交方向に並ぶ第1面材及び第2面材と、前記目地に沿って前記所定方向に延びるとともに前記第1面材及び前記第2面材における前記目地に沿った縁部を支持する支持部材と、前記第1面材及び前記第2面材と前記支持部材との間の振動伝達を抑制するために前記第1面材及び前記第2面材の縁部と前記支持部材との間に設けられているとともに前記第1面材、前記第2面材、及び前記支持部材よりも弾性率が小さい弾性部材と、前記所定方向及び前記直交方向に対して直交する面垂直方向において前記第1面材及び前記第2面材における縁部の相対的な移動を規制するように前記第1面材及び前記第2面材の縁部同士を互いに連結する連結手段と、を備える。前記連結手段は、前記第1面材及び前記第2面材の前記支持部材側とは反対側を向く面よりも前記支持部材側に配置されている。
【0008】
第1の態様によれば、第1面材及び第2面材の縁部と支持部材との間に弾性部材が設けられている。これにより、第1面材及び第2面材と支持部材との間の振動伝達を弾性部材によって抑制することができるため、遮音性能の向上を図ることができる。その反面、弾性部材によって第1面材及び第2面材の縁部に面垂直方向への相対移動が許容される場合、第1面材及び第2面材により構成される面に不陸が生じる虞がある。そこで、連結手段によって第1面材及び第2面材の縁部同士を互いに連結する。これにより、第1面材及び第2面材における縁部の相対的な移動が規制されるため、第1面材及び第2面材により構成される面に不陸が生じることを抑制することができる。このため、第1面材及び第2面材により構成される面にクロス材が貼り付けられた状態であっても、クロス材に破断が生じることを抑制することができる。また、第1面材及び第2面材の支持部材側とは反対側を向く第1面よりも支持部材側に連結手段が配置されているため、第1面材及び第2面材により構成される第1面から連結手段が突出することが規制される。これにより、第1面材及び第2面材により構成される第1面に貼り付けられるクロス材に連結手段に起因した不陸が生じることを抑制しつつ、クロス材に破断が生じることを抑制することができる。
【0009】
第2の態様に係る面材支持構造は、第1の態様の面材支持構造において、前記連結手段は、前記第1面材の縁部から前記第2面材の縁部に亘って延びるとともに前記第1面材及び前記第2面材に固定された連結板を有し、前記弾性部材は、前記連結板と前記支持部材との間で挟持されている。
【0010】
第2の態様によれば、連結板は、第1面材及び第2面材により構成される面のうちの支持部材側を向く面において両面材の縁部同士を互いに連結するとともに、支持部材との間で弾性部材を挟持することができる。また、第1面材及び第2面材と弾性部材との間に連結板が介在しているため、第1面材及び第2面材が弾性部材に直接接する場合と異なり、第1面材及び第2面材における縁部の相対的な移動の規制のために、連結板自体の剛性を有効活用することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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