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公開番号2025127820
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-02
出願番号2024024741
出願日2024-02-21
発明の名称吊り固定具および吊り構造
出願人株式会社テクノアソシエ,積水ハウス株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類F16B 1/00 20060101AFI20250826BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】第2部材の姿勢を安定にでき、吊り木に簡便に固定できる吊り金具、吊り固定具および吊り構造を提供する。
【解決手段】棒状の形状を有する軸部材と、第1の貫通孔を規定する壁面である第1の壁面に第1のねじ溝が形成され第1のねじ山と第1のねじ溝とが螺合するように軸部材に取り付けられた第1部材と、第2の貫通孔を軸部材が貫通するように配置された第2部材と、第3の貫通孔を規定する壁面である第3の壁面に第3のねじ溝が形成され、第1のねじ山と第3のねじ溝とが螺合するとともに、軸部材の長手方向において第1部材とは反対側に位置するように軸部材に取り付けられた第3部材と、第1部材および第2部材に接触することにより第1部材と第2部材との距離を遠ざける向きの弾性力を生じる弾性部材とを備える。第1部材および第2部材の少なくとも一方の部材は、軸部材の長手方向に沿って他方の部材に向かって突出する突出部を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
外周面に第1のねじ山が形成された、棒状の形状を有する軸部材と、
第1の貫通孔を有し、前記第1の貫通孔を規定する壁面である第1の壁面に、前記第1のねじ山に対応する第1のねじ溝が形成され、前記第1のねじ山と前記第1のねじ溝とが螺合するように前記軸部材に取り付けられた第1部材と、
第2の貫通孔を有し、前記第2の貫通孔を前記軸部材が貫通するように配置された第2部材と、
第3の貫通孔を有し、前記第3の貫通孔を規定する壁面である第3の壁面に、前記第1のねじ山に対応する第3のねじ溝が形成され、前記第1のねじ山と前記第3のねじ溝とが螺合するとともに、前記軸部材の長手方向において、前記第2部材から見て前記第1部材とは反対側に位置するように前記軸部材に取り付けられた第3部材と、
前記第1部材と前記第2部材との間に配置され、前記第1部材および前記第2部材に接触することにより前記第1部材と前記第2部材との距離を遠ざける向きの弾性力を生じる弾性部材と、を備え、
前記第1部材および前記第2部材の少なくとも一方の部材は、前記軸部材の長手方向に沿って他方の部材に向かって突出する突出部を含む、吊り金具。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第3部材と前記第2部材とが接触する状態で前記第3部材が前記第1部材に近づくように前記第3部材を回転させると、前記突出部が前記他方の部材に接触することにより前記第2部材の前記第1部材に対する相対的な回転を規制する、請求項1に記載の吊り金具。
【請求項3】
前記弾性部材は、前記軸部材の外周面をらせん状に取り囲むように配置されたコイルばねである、請求項1または請求項2に記載の吊り金具。
【請求項4】
前記軸部材の長手方向に見て、
前記第1部材は、第1の長手方向と、前記第1の長手方向に垂直な方向であって、前記第1の長手方向よりも長さの短い第1の幅方向とを有し、
前記第2部材は、第2の長手方向と、前記第2の長手方向に垂直な方向であって、前記第2の長手方向よりも長さの短い第2の幅方向とを有し、
前記突出部は、前記第2部材の前記第1部材に対する相対的な回転を規制することにより、前記第1の長手方向と前記第2の長手方向とを一致させ、かつ前記第1の幅方向と前記第2の幅方向とを一致させる、請求項1または請求項2に記載の吊り金具。
【請求項5】
請求項1に記載の吊り金具と、
前記吊り金具が固定されるベース金具と、を備え、
前記ベース金具は、
帯状の形状を有するベース部と、
前記ベース部の幅方向の両端から互いに向かい合うように立ち上がる一対の側壁部と、
前記一対の側壁部の、前記ベース部に接続される側とは反対側に接続され、前記一対の側壁部から互いに近づくように立ち上がり、互いの間に開口部を形成する一対の支持部と、を含み、
前記吊り金具は、
前記軸部材の一部が前記開口部から前記一対の側壁部の間に挟まれる領域へと進入しており、前記第1部材と前記第2部材との間に前記一対の支持部を挟む状態で前記第3部材が締め付けられることにより、前記ベース金具に対して固定される、吊り固定具。
【請求項6】
前記第3部材と前記第2部材とが接触する状態で前記第3部材が前記第1部材に近づくように前記第3部材を回転させると、前記突出部が前記他方の部材および前記一対の支持部のうちのいずれか少なくとも一つに接触することにより前記第2部材の前記第1部材に対する相対的な回転を規制する、請求項5に記載の吊り固定具。
【請求項7】
間隔を空けて配置される2つの梁と、
前記2つの梁を架橋する少なくとも1つの請求項5または請求項6に記載の吊り固定具と、
前記吊り固定具によって吊り下げられる被吊り下げ部材と、
を備える、吊り構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、吊り金具、吊り固定具および吊り構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
吊り金具が吊り木に固定された吊り固定具が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の吊り金具は、軸部材(ボルト)と、第1部材(掛け止めプレート)と、第2部材(緩め止めナット)と、を備える。軸部材は、棒状の形状を有する。軸部材の外周面にねじ山が形成される。第1部材と第2部材とのそれぞれは、軸部材に螺合して取り付けられている。第1部材と第2部材とは、軸部材の長手方向において順に並ぶ。第1部材は、長方形平板である。
【0003】
吊り木は、ベース壁(溝底)と、一対の支持部と、を含む。ベース壁は、断面視において、U字形状を有する。一対の支持部は、ベース壁のそれぞれの先端から、内側に向かってリップとして突出する。
【0004】
第1部材は、長手方向における第1部材の両端部がリップに引っ掛かるように架設された状態で、軸部材の先端がベース壁に圧接する。これによって、吊り金具が吊り木に固定される。第1部材および第2部材は、支持部を挟み込む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-8945号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
吊り金具の用途および目的に応じて、第2部材を、軸部材に螺合させることなく、支持部に対して移動させたい場合がある。具体的には、第2部材が軸部材に螺合せず、軸部材が第2部材を貫通する構成が試案される。
【0007】
この構成の吊り金具を吊り木に固定しようとするには、第1部材と支持部材とを接触させた状態で、第2部材を支持部材に対して近づける。その後、第2部材から見て第1部材の反対側に螺着されるナットで、第2部材を支持部材にプレスする。第2部材を支持部材に対して近づけるとき、支持部材に対する第2部材の姿勢が不安定になる。第2部材は、第1部材に対して意図せず回転する。すると、吊り金具を吊り木に簡単に固定できない。
【0008】
他方、ユーザが第2部材を支持部材に直接支持することも試案される。この場合には、吊り金具を吊り木に簡便に固定できない。
【0009】
本開示は、第2部材の姿勢を安定にでき、吊り木に簡便に固定できる吊り金具、吊り固定具および吊り構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示に従う吊り金具は、外周面に第1のねじ山が形成された、棒状の形状を有する軸部材と、第1の貫通孔を有し、第1の貫通孔を規定する壁面である第1の壁面に、第1のねじ山に対応する第1のねじ溝が形成され、第1のねじ山と第1のねじ溝とが螺合するように軸部材に取り付けられた第1部材と、第2の貫通孔を有し、第2の貫通孔を軸部材が貫通するように配置された第2部材と、第3の貫通孔を有し、第3の貫通孔を規定する壁面である第3の壁面に、第1のねじ山に対応する第3のねじ溝が形成され、第1のねじ山と第3のねじ溝とが螺合するとともに、軸部材の長手方向において、第2部材から見て第1部材とは反対側に位置するように軸部材に取り付けられた第3部材と、第1部材と第2部材との間に配置され、第1部材および第2部材に接触することにより第1部材と第2部材との距離を遠ざける向きの弾性力を生じる弾性部材と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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