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公開番号2025111115
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2024005309
出願日2024-01-17
発明の名称カバーおよび建築物
出願人積水ハウス株式会社
代理人個人,個人
主分類E04D 13/15 20060101AFI20250723BHJP(建築物)
要約【課題】雨だれ汚れを抑制できる、カバーおよび建築物を提供する。
【解決手段】カバー9は、建築物の立ち上がり壁の上部またはキャノピーの端縁に設けられるカバー9であって、複数のカバー部材10と、2つのカバー部材10を連結する連結部材20とを備える。連結部材20は、カバー部材10の内に配置される2つの支持部を有するベース部と、2つのカバー部材10の間に配置されてかつベース部から突出するフランジ30と、を有する。フランジ30は、平面視で、フランジ30の外端30Aがカバー部材10の外端10Aよりも内方DAに位置するように構成される。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
建築物の立ち上がり壁の上部またはキャノピーの端縁に設けられるカバーであって、
複数のカバー部材と、2つの前記カバー部材を連結する連結部材とを備え、
前記連結部材は、
前記カバー部材の内に配置される2つの支持部を有するベース部と、
2つの前記カバー部材の間に配置されてかつ前記ベース部から突出するフランジと、を有し、
前記フランジは、平面視で、前記フランジの外端が前記カバー部材の外端よりも内方に位置するように構成される、
カバー。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記カバー部材は、
前記外端を有するカバー上面部と、前記カバー上面部の前記外端から折り返して内方に延びる第1カバー下面部と、前記第1カバー下面部の内端から下方に延びるカバー下垂部と、前記カバー下垂部の下部から内方に延びる第2カバー下面部とを有し、
前記連結部材の前記支持部は、前記カバー上面部の下に配置されかつ前記カバー上面部に沿うように構成される上面部と、前記上面部の外端から折り返して内方に延びて前記第1カバー下面部に沿うように構成される第1下面部と、前記第1下面部の内端から下方に延びて前記カバー下垂部に沿うように構成される下垂部と、前記下垂部の下部から内方に延びて前記第2カバー下面部に沿うように延びる第2下面部とを有し、
前記連結部材の前記フランジは、前記上面部から上方に延びるフランジ上部と、前記フランジ上部の外端から下方に曲がるフランジ外端部と、前記フランジ外端部から内方に延びる第1フランジ下部と、前記第1フランジ下部の内端から下方に延びるフランジ下垂部と、前記フランジ下垂部の下部から内方に延びる第2フランジ下部とを有し、
前記フランジ外端部の外端は、平面視で、前記カバー上面部の前記外端よりも内方に位置する、
請求項1に記載のカバー。
【請求項3】
前記フランジ外端部の縁は湾曲する、
請求項2に記載のカバー。
【請求項4】
前記フランジ下垂部の下端は、前記カバー部材の前記カバー下垂部の下端よりも上に位置する、
請求項2に記載のカバー。
【請求項5】
前記フランジ下垂部の下端部の縁は、湾曲する、
請求項2に記載のカバー。
【請求項6】
前記第1フランジ下部の下面は、前記カバー部材の前記第1カバー下面部の下面と面一に構成される、
請求項2に記載のカバー。
【請求項7】
前記フランジ下垂部の外面は、前記カバー部材の前記カバー下垂部の外面と面一に構成される、
請求項2に記載のカバー。
【請求項8】
建築物の前記立ち上がり壁の上部に配置される、
請求項1に記載のカバー。
【請求項9】
キャノピー本体部の端縁に配置される、
請求項1に記載のカバー。
【請求項10】
建築物本体と、
前記建築物本体に設けられる前記立ち上がり壁と、
前記立ち上がり壁に設けられる請求項1~7のいずれか一項に記載のカバーと、を備える、
建築物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、壁の上部または屋根の端縁に配置される、カバーおよび建築物に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
建築物において屋外の壁の上部には、雨除けのカバーが配置される。このようなカバーとして笠木が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1の笠木は、建築物の屋上の立ち上がり壁の上部に設けられる。複数の笠木は、立ち上がり壁の上部に並べられ、互いに連結される。笠木それぞれには、端部に連結部材(同文献では、隙間隠し部材)が取り付けられる。隣り合う2つの笠木は、笠木それぞれの連結部材の係合によって、連結される。連結部材は、フランジを有する。フランジは、笠木の端面に接触するように構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-180599号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、2つの笠木が1つの連結部材によって連結される場合がある。この場合、連結部材のフランジは、2つの笠木の外端から外方に突出する。雨水は、笠木において外方に突出する部分に誘導される虞がある。雨水が笠木において外方に突出する部分に誘導されると、この部分に雨水が集まることによって、雨だれ汚れが形成され易くなる。このようなことは、立ち上がり壁に設けられるカバーだけでなく、キャノピーの端縁に設けられるカバーであっても、同じことが生じ得る。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)上記課題を解決するカバーは、建築物の立ち上がり壁の上部またはキャノピーの端縁に設けられるカバーであって、複数のカバー部材と、2つの前記カバー部材を連結する連結部材とを備え、前記連結部材は、前記カバー部材の内に配置される2つの支持部を有するベース部と、2つの前記カバー部材の間に配置されてかつ前記ベース部から突出するフランジと、を有し、前記フランジは、平面視で、前記フランジの外端が前記カバー部材の外端よりも内方に位置するように構成される。
【0006】
この構成によれば、連結部材のフランジは、平面視で、カバー部材の外端から突出しない。このため、カバー部材に流れる雨水が連結部材のフランジの外端に集中することが抑制される。これによって、連結部材付近における雨だれ汚れを抑制できる。
【0007】
(2)上記(1)に記載のカバーにおいて、前記カバー部材は、前記外端を有するカバー上面部と、前記カバー上面部の前記外端から折り返して内方に延びる第1カバー下面部と、前記第1カバー下面部の内端から下方に延びるカバー下垂部と、前記カバー下垂部の下部から内方に延びる第2カバー下面部とを有し、前記連結部材の前記支持部は、前記カバー上面部の下に配置されかつ前記カバー上面部に沿うように構成される上面部と、前記上面部の外端から折り返して内方に延びて前記第1カバー下面部に沿うように構成される第1下面部と、前記第1下面部の内端から下方に延びて前記カバー下垂部に沿うように構成される下垂部と、前記下垂部の下部から内方に延びて前記第2カバー下面部に沿うように延びる第2下面部とを有し、前記連結部材の前記フランジは、前記上面部から上方に延びるフランジ上部と、前記フランジ上部の外端から下方に曲がるフランジ外端部と、前記フランジ外端部から内方に延びる第1フランジ下部と、前記第1フランジ下部の内端から下方に延びるフランジ下垂部と、前記フランジ下垂部の下部から内方に延びる第2フランジ下部とを有し、前記フランジ外端部の外端は、平面視で、前記カバー上面部の前記外端よりも内方に位置する。
【0008】
この構成によれば、フランジ外端部は、カバー上面部の外端から外方に突出しない。このため、カバー上面部に流れる雨水は、フランジ外端部に集中することが抑制される。これによって、フランジ外端部における雨だれ汚れを抑制できる。
【0009】
(3)上記(2)に記載のカバーにおいて、前記フランジ外端部の縁は湾曲する。この構成によれば、フランジ上部に沿って流れる雨水がフランジ外端部に流れると、湾曲するフランジ外端部に伝って、第1フランジ下部からフランジ下垂部に流れる。これによって、フランジ外端部から落下する雨水を少なくできる。
【0010】
(4)上記(2)または(3)に記載のカバーにおいて、前記フランジ下垂部の下端は、前記カバー部材の前記カバー下垂部の下端よりも上に位置する。この構成によれば、フランジ下垂部は、カバー下垂部の下端から下方に突出しない。このため、カバー下垂部に流れる雨水は、フランジ下垂部に集中することが抑制される。これによって、フランジ下垂部における雨だれ汚れを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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