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公開番号
2025087400
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023202019
出願日
2023-11-29
発明の名称
樹脂ペレット製造設備
出願人
株式会社神戸製鋼所
代理人
個人
,
個人
主分類
B29B
9/06 20060101AFI20250603BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】ペレタイザから排出される樹脂ペレットを含むペレット運搬水の排出先を第1分離装置と第2分離装置とのいずれか一方に誤りなく切替えた状態で樹脂ペレット製造設備を稼働させる。
【解決手段】樹脂ペレット製造設備1は、混練機と3、ペレタイザ6と、ペレタイザ6よりも下流側に互いに並列に設けられ、ペレタイザ6から排出される樹脂ペレットとペレット運搬水とを分離する第1及び第2分離装置7,8と、第1及び第2分離装置7,8のそれぞれに接続された可撓性の第1及び第2ホース51,52と、第1及び第2ホース51,52にそれぞれ設けられた第1及び第2被検出部と、ペレタイザ6に取付けられ、第1及び第2被検出部の有無、又は第1及び第2被検出部の識別情報を検出する検出部と、検出部による検出結果を基に、第1及び第2ホース51,52のうちいずれがペレタイザ6に接続されているかを識別するコントローラとを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂材料を溶融混練して排出する混練機と、
前記混練機から排出された樹脂を受入れてダイス孔から押し出すダイス、及び、該ダイスから押出された樹脂を水中で切断することで樹脂ペレットを造粒する切断カッタを有していて当該樹脂ペレットをペレット運搬水とともに下流側に排出するペレタイザと、
前記ペレタイザの前記下流側に互いに並列に設けられ、当該ペレタイザから排出された前記樹脂ペレットを含むペレット運搬水を受入れて、当該樹脂ペレットと当該ペレット運搬水とを分離可能な第1分離装置及び第2分離装置と、
前記第1分離装置における前記ペレット運搬水の入水口に接続された一端部と前記ペレタイザにおける前記ペレット運搬水の排水口に着脱可能に構成された他端部とを有する可撓性の第1ホースと、
前記第2分離装置における前記ペレット運搬水の入水口に接続された一端部と前記ペレタイザの前記排水口に着脱可能に構成された他端部とを有する可撓性の第2ホースと、
前記第1ホースに設けられた第1被検出部と、
前記第2ホースに設けられた第2被検出部と、
前記ペレタイザに取付けられ、前記第1被検出部及び第2被検出部の有無、又は、前記第1被検出部及び第2被検出部に予め付与された識別情報を検出する検出部と、
前記検出部による検出結果に基づいて、前記ペレタイザの前記排水口に前記第1ホースの前記他端部と前記第2ホースの前記他端部とのいずれが接続されているかを識別する識別処理を実行するコントローラとを備えている、樹脂ペレット製造設備。
続きを表示(約 4,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の樹脂ペレット製造設備において、
前記検出部は、前記第1被検出部及び第2被検出部の有無を検出するものであり、前記第1ホースの前記他端部が前記ペレタイザの前記排水口に接続された場合に前記第1被検出部を検出するように前記ペレタイザに取付けられた第1検出センサと、前記第2ホースの前記他端部が前記ペレタイザの前記排水口に接続された場合に前記第2被検出部を検出するように前記ペレタイザに取付けられた第2検出センサとを含み、
前記コントローラは、前記第1検出センサ及び前記第2検出センサによる検出結果を基に前記識別処理を実行するように構成されている、樹脂ペレット製造設備。
【請求項3】
請求項2に記載の樹脂ペレット製造設備において、
前記第1ホースの前記他端部が前記ペレタイザの排水口に接続された場合の前記第1被検出部の高さ位置と、前記第2ホースの前記他端部が前記ペレタイザの排水口に接続された場合の前記第2被検出部の高さ位置とが互いに異なるように、前記第1被検出部及び第2被検出部が前記第1ホース及び前記第2ホースにそれぞれ固定されており、
前記第1検出センサ及び前記第2検出センサは、前記第1被検出部及び第2被検出部の前記高さ位置に対応する位置に配置されている、樹脂ペレット製造設備。
【請求項4】
請求項3に記載の樹脂ペレット製造設備において、
前記第1被検出部を含む回動部材であって、前記第1ホースに対して所定軸線回りに回動可能に支持された回動部材をさらに備え、
前記回動部材は、前記第1ホースの前記他端部が前記ペレタイザの前記排水口に接続された状態において、前記第1被検出部を、前記第1ホースの他端部よりも前記ペレタイザ側に位置させることで前記ペレタイザに設けられた前記第1検出センサによる当該第1被検出部の検出を可能にする検出用位置と、前記第1被検出部を、前記第1ホースの他端部よりも反ペレタイザ側に退避させる退避位置との間で回動可能に構成されている、樹脂ペレット製造設備。
【請求項5】
請求項3に記載の樹脂ペレット製造設備において、
前記第2被検出部を含む回動部材であって、前記第2ホースに対して所定軸線回りに回動可能に支持された回動部材をさらに備え、
前記回動部材は、前記第2ホースの他端部が前記ペレタイザの前記排水口に接続された状態において、前記第2被検出部を、前記第2ホースの他端部よりも前記ペレタイザ側に位置させることで前記ペレタイザに設けられた前記第2検出センサによる当該第2被検出部の検出を可能にする検出用位置と、前記第2被検出部を、前記第2ホースの他端部よりも反ペレタイザ側に退避させる退避位置との間で回動可能に構成されている、樹脂ペレット製造設備。
【請求項6】
請求項2に記載の樹脂ペレット製造設備において、
前記第1ホースの前記他端部が、前記ペレタイザの排水口に対して、当該第1ホースの周方向の特定位置と当該排水口の周方向の特定位置との周方向位置が一致するように接続された場合の前記第1被検出部のホース軸線回りの周方向位置と、前記第2ホースの前記他端部が、前記ペレタイザの排水口に対して、当該第2ホースの周方向の特定位置と当該排水口の周方向の特定位置との周方向位置が一致するように接続された場合の前記第2被検出部のホース軸線回りの周方向位置とが互いに異なるように、前記第1被検出部及び第2被検出部が前記第1ホース及び第2ホースにそれぞれ固定されており、
前記第1検出センサ及び第2検出センサは、前記第1被検出部及び第2被検出部のそれぞれの前記周方向位置に対応する位置に配置されている、樹脂ペレット製造設備。
【請求項7】
樹脂材料を溶融混練して排出する混練機と、
前記混練機から排出された樹脂を受入れてダイス孔から押し出すダイス、及び、該ダイスから押出された樹脂を水中で切断することで樹脂ペレットを造粒する切断カッタを有していて当該樹脂ペレットをペレット運搬水とともに下流側に排出するペレタイザと、
前記ペレタイザの前記下流側に互いに並列に設けられ、当該ペレタイザから排出された前記樹脂ペレットを含むペレット運搬水を受入れて、当該樹脂ペレットと当該ペレット運搬水とを分離可能な第1分離装置及び第2分離装置と、
前記第1分離装置における前記ペレット運搬水の入水口に接続された一端部と前記ペレタイザにおける前記ペレット運搬水の排水口に着脱可能に構成された他端部とを有する可撓性の第1ホースと、
前記第2分離装置における前記ペレット運搬水の入水口に接続された一端部と前記ペレタイザの前記排水口に着脱可能に構成された他端部とを有する可撓性の第2ホースと、
前記ペレタイザに設けられた被検出部と、
前記第1ホースの他端部が前記ペレタイザの前記排水口に接続された場合に前記被検出部を検出するように前記第1ホースに取付けられた第1検出センサと、
前記第2ホースの他端部が前記ペレタイザの前記排水口に接続された場合に前記被検出部を検出するように前記第2ホースに取付けられた第2検出センサと、
前記第1検出センサ及び第2検出センサによる検出結果に基づいて、前記ペレタイザの前記排水口に前記第1ホースの前記他端部と前記第2ホースの前記他端部とのいずれが接続されているかを識別する識別処理を実行するコントローラと、を備えている、樹脂ペレット製造設備。
【請求項8】
樹脂材料を溶融混練して排出する混練機と、
前記混練機から排出された樹脂を受入れてダイス孔から押し出すダイス、及び、該ダイスから押出された樹脂を水中で切断することで樹脂ペレットを造粒する切断カッタを有していて当該樹脂ペレットをペレット運搬水とともに下流側に排出するペレタイザと、
前記ペレタイザの前記下流側に互いに並列に設けられ、当該ペレタイザから排出された前記樹脂ペレットを含むペレット運搬水を受入れて、当該樹脂ペレットと当該ペレット運搬水とを分離可能な第1分離装置及び第2分離装置と、
前記第1分離装置におけるペレット運搬水の入水口に接続され、該入水口にペレット運搬水を導く第1導水管と、
前記第2分離装置におけるペレット運搬水の入水口に接続され、該入水口にペレット運搬水を導く第2導水管と、
前記ペレタイザにおける前記ペレット運搬水の排水口に接続された一端部と、前記第1導水管及び第2導水管に選択的に着脱される他端部とを有する可撓性のホースと、
前記ホースに設けられた被検出部と、
前記第1導水管に前記ホースの他端部が接続された場合に前記被検出部を検出するように前記第1導水管に取付けられた第1検出センサと、
前記第2導水管に前記ホースの他端部が接続された場合に前記被検出部を検出するように前記第2導水管に取付けられた第2検出センサと、
前記第1検出センサ及び第2検出センサによる検出結果を基に、前記ホースの前記他端部が前記第1導水管と前記第2導水管とのいずれに接続されているかを識別する識別処理を実行するコントローラと、を備えている、樹脂ペレット製造設備。
【請求項9】
樹脂材料を溶融混練して排出する混練機と、
前記混練機から排出された樹脂を受入れてダイス孔から押し出すダイス、及び、該ダイスから押出された樹脂を水中で切断することで樹脂ペレットを造粒する切断カッタを有していて当該樹脂ペレットをペレット運搬水とともに下流側に排出するペレタイザと、
前記ペレタイザの前記下流側に互いに並列に設けられ、当該ペレタイザから排出された前記樹脂ペレットを含むペレット運搬水を受入れて、当該樹脂ペレットと当該ペレット運搬水とを分離可能な第1分離装置及び第2分離装置と、
前記第1分離装置におけるペレット運搬水の入水口に接続され、該入水口にペレット運搬水を導く第1導水管と、
前記第2分離装置におけるペレット運搬水の入水口に接続され、該入水口にペレット運搬水を導く第2導水管と、
前記ペレタイザにおける前記ペレット運搬水の排水口に接続された一端部と、前記第1導水管及び第2導水管に選択的に着脱される他端部とを有する可撓性のホースと、
前記第1導水管に設けられた第1被検出部と、
前記第2導水管に設けられた第2被検出部と、
前記ホースに固定され、前記第1被検出部及び第2被検出部の有無、又は、前記第1被検出部及び第2被検出部に予め付与された識別情報を検出する検出部と、
前記検出部による検出結果に基づいて、前記ホースの前記他端部が前記第1導水管と前記第2導水管とのいずれに接続されているかを識別する識別処理を実行するコントローラと、を備えている、樹脂ペレット製造設備。
【請求項10】
請求項9に記載の樹脂ペレット製造設備において、
前記検出部は、前記第1被検出部及び第2被検出部の有無を検出するものであり、前記第1導水管に前記ホースの他端部が接続された場合に前記第1被検出部を検出するように前記ホースに取付けられた第1検出センサと、前記第2導水管に前記ホースの他端部が接続された場合に前記第2被検出部を検出するように前記ホースに取付けられた第2検出センサとを含み、
前記コントローラは、前記第1検出センサ及び前記第2検出センサによる検出結果に基づいて前記識別処理を実行するように構成されている、樹脂ペレット製造設備。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂ペレット製造設備に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、樹脂材料をペレット化する樹脂ペレット製造設備が知られている。特許文献1には、樹脂ペレット製造設備の一例として、樹脂材料を溶融混練する混練機と、混練機から排出された樹脂をペレット化して樹脂ペレットを造粒するとともに造粒した樹脂ペレットをペレット運搬水と共に下流側に排出するペレタイザと、ペレタイザの下流側に互いに並列に配置された第1分離装置及び第2分離装置とを備えた設備が開示されている。
【0003】
前記ペレタイザの下流側にはペレット運搬水を排出する排出ライン(排出経路)が設けられており、この排出ラインは、第1分離装置が配置される第1運搬ラインと第2分離装置が配置される第2運搬ラインとに分岐している。第1分離装置及び第2分離装置はそれぞれ、ペレタイザから排出された樹脂ペレットを含むペレット運搬水を受け入れて当該樹脂ペレットとペレット運搬水とを分離するように構成されている。第1分離装置は、着色樹脂ペレットの分離に使用され、第2分離装置は、未着色樹脂ペレットの分離に使用される。前記第1運搬ラインと第2運搬ラインとの分岐点には、ペレタイザから排出されたペレット運搬水(樹脂ペレットを含む運搬水)の排出ラインを第1運搬ラインと第2運搬ラインとのいずれかに選択的に切替える切替えユニットが設けられている。切替えユニットは、着色樹脂ペレットの製造時には、ペレット運搬水の排出ラインを第1運搬ラインに切替える一方、未着色樹脂ペレットの製造時には、ペレット運搬水の排出ラインを第2運搬ラインに切替える。そうして、着色樹脂ペレットと未着色樹脂ペレットとをそれぞれ異なる分離装置に供給することで、異なる色の樹脂ペレット同士が混ざるのを防止している。
【0004】
上述したように特許文献1に示す樹脂ペレット製造設備では、樹脂ペレットの色の仕分けを目的として排出ラインを第1運搬ラインと第2運搬ラインとに切替えるようにしているが、排出ラインの切替えの目的はこれに限ったものではなく、例えば、特許文献2に示すように、製造された樹脂ペレットの後工程が異なる場合に各工程ごとに樹脂ペレットの取出し場所を異ならせることを目的とする場合もある(特許文献2の段落[0023]参照)。
【0005】
また、この他にも、例えば特許文献3に示すように、ペレタイザからペレット運搬水と共に排出される樹脂ペレットを、予め定めた規格を満たすものと満たさないものとに仕分けすることを目的とする場合もある。
【0006】
なお、特許文献1には、切替えユニットの具体的な構成は開示されていないが、例えば特許文献2には、切替えユニットに相当する部品として三方弁が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特表2019-524507号公報
特開2003-276843号公報
独国特許出願公開第102012003890号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来のように、ペレタイザから排出されるペレット運搬水(樹脂ペレットを含む運搬水)の排出先を、切替えユニット(例えば特許文献2では三方弁)によって第1分離装置と第2分離装置とに選択的に切替えるようにした場合、切替えユニット自体の部品コストに加えて当該切替えユニットを駆動するためのコントローラ等が別途必要となりコスト増加を招くという問題がある。
【0009】
この問題を回避するべく、人為的な作業によってペレタイザから排出されるペレット運搬水(樹脂ペレットを含む運搬水)の排出先を切替えることが考えられる。しかしこの場合、作業者の人為的ミスによりペレット運搬水の排出先を誤る虞がある。
【0010】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ペレタイザから排出される樹脂ペレットを含むペレット運搬水の排出先を第1分離装置と第2分離装置とのいずれか一方に誤りなく切替えた状態で樹脂ペレット製造設備を稼働させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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