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公開番号
2025085562
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023209701
出願日
2023-11-24
発明の名称
衝撃吸収性薄型簡易畳
出願人
株式会社竹田コーポレーション
代理人
主分類
E04F
15/02 20060101AFI20250529BHJP(建築物)
要約
【課題】幼児、あるいは高齢者、身体障碍者が安全に行動する上で、優れたクッション性で衝撃を緩和させ、しかも軽量、可搬性の高い畳床セットとして衝撃吸収性薄型簡易畳を提供する。
【解決手段】フローリング部屋での活動での怪我対策として簡易畳床におけるクッション性を高めるために、上面畳表の下層に、第一のクッション材として衝撃吸収効果を持つ厚さ5~10mmのビーズ法発
泡
ポリプロピレンフォーム板材と、第二のクッション材としての断熱性と弾性を保持している厚さ5~10mmの発
泡
ポリスチレンフォーム板材とを、形状保持材のガラス繊維でサンドイッチ状のポリスチレン樹脂の安定固定層を中間部に挟んで使用されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
フローリング部屋での活動での怪我対策として軽量薄型畳床におけるクッション性と安全性を高めるために、上面畳表の下層に、第一のクッション材として衝撃吸収効果を持つ厚さ5~10mmのビーズ法発砲ポリプロピレンフォーム板材と、第二のクッション材としての断熱性と弾性を保持している厚さ2~10mmの発砲ポリスチレンフォーム板材とを、形状の反り防止と高弾力性としての形状保持材のガラス繊維でサンドイッチ状のポリスチレン樹脂の安定固定層を中間部に挟んで使用されている厚さ20mm以下のクッション性畳床であることを特徴とする衝撃吸収性薄型簡易畳。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
優れたクッション性で衝撃を緩和させ、しかも軽量及び断熱性の高い畳として、表層の畳表の下層に、順次荷重分散性を持つ表面シートと、直径2~8φmm球状粒子の発砲ポリプロピレンを、厚さ5~10mmの盤状材に加圧成型した盤状体で、衝撃吸収効果を持ち、畳床の積層比率に対して20%以上を占めているビーズ法発砲ポリプロピレンのクッションI層と、形状の反り防止としてのガラス繊維で挟んでサンドイッチ状にした強化性ポリスチレン樹脂の安定層と、断熱性と弾性を持つ発砲ポリスチレンフォームのクッション層IIと、最終に畳特性保持を推進するポリオレフィン系繊維布の保護シートからなるラミネート体になり、前記ラミネート体の表面に縦方向50~100mmの間隔で30~80mmの幅で縫糸による連続通し縫いをした7層積層体にして、前記積層体の上面に表層として畳表を巻き合わせた畳形状体になっていることを特徴とする請求項1に記載の衝撃吸収性薄型簡易畳。
【請求項3】
前記畳床は、畳表の裏面材の上方に順次、第一のビーズ法発泡ポリプロピレンフォーム板層と、サンドイッチ状ガラス繊維付きポリスチレン樹脂層と、第三の発砲ポリスチレンフォーム板材層とを主体的成分になっており、各層を通し縫いの7層積層体で、厚さ15~20mm、縦300~1000mm、横300~1000mmの寸法の畳形状体であって、衝撃防止性の発泡ポリプロピレンフォーム板層と、形状保持性のサンドイッチ状ガラス繊維付きポリスチレン樹脂層とを主体の畳形状体の一枚当たり3kg以下になるようにして、住宅フロア床の幼児、高齢者用部屋、養護施設の畳床に適応できることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の衝撃吸収性薄型簡易畳。
【請求項4】
フローリング部屋に使用される畳表とビーズ法発砲ポリプロピレンのクッションI層と、ガラス繊維で挟んでサンドイッチ状にした強化性ポリスチレン樹脂の安定層と、断熱性と弾性を持つ発砲ポリスチレンフォームのクッション層IIと、最終に畳特性保持を推進するポリオレフィン系繊維布の保護シートからなるラミネート体の厚さ15~30mmで,ガラス繊維でサンドイッチ状のポリスチレン樹脂の薄型安定固定層によって寸法形状として縦横幅300~1000mmの正方形状畳体と前記正方形状畳体の半分幅の横幅150~500mmの長方形状畳体における一枚の重量として1~3kgにて、それぞれ正方形状・長方形状の畳体4~16枚の範囲で構成されて、前記正方形状畳体、或いは長方形状畳体を適宜に配列した、正方、長方形状のフローリング畳敷物体にして、各畳体の裏面の不織布の面に滑り止めを貼ってフローリングを不動状態にさせて、フローリング上に全体の総計4~16枚の畳体セットを敷いて0.5~10m2の面積になり、セット全体重量として30kg以下になっていることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の衝撃吸収性薄型簡易畳。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本考案は、フローリング部屋に敷く畳として、幼児、あるいは高齢者、身体障碍者が安全に行動する上で、優れたクッション性で衝撃を緩和させ、しかも軽量、可搬性の高い畳床セットとして衝撃吸収性薄型簡易畳の提供に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的住宅では内容的に洋風的な建造物になって、ほとんどの部屋において床がフローリングになって、畳の部屋が非常に少なくっている。一方では、床がフローリングの部屋で畳の和室の日本式生活様式で過ごしたいこともあり、座って居住する様式も取り入れたい気持ちになることもある。フローリングの上に直接座ると脚等がすぐ痛くなり、座り心地が悪いため、畳の上で座ったり、寝たり、過ごしたりしたい気持ちを持つようになる。敷物としては、起毛生地を使用した製品、敷詰めもしくは中敷の絨毯、表装材が畳表(藺草織物等)である単位マットがあるが、その時に適宜の箇所で、座ったり寝ころんだりすることができるように色々な畳形式敷物を使用したい気持ちが起こる。
【0003】
畳は我が国において古来より用いられている床材であり、近年でも各家庭をはじめとした和風建築、さらには柔道や合気道に適した武道場、体育館等で広く畳床を用いられている。また一般家庭でもフロア床が多く、幼児、あるいは高齢者、身体障碍者などが家庭内で生活するにおいて、部屋内で行動する場合には安全性を高めるために、優れたクッション性で衝撃を緩和された畳の部屋が要望される。室内に使用される畳に求められる性能として、吸放湿性、吸音性、熱伝導性、衝撃吸収性、剛性、柔性、耐久性などがあげられるが、スポーツでの柔道等に用いる場合には、大きな荷重がかかった場合であっても足が沈み込まない十分な剛性と、投げ技等で畳に叩きつけられた際の衝撃を十分吸収できる衝撃吸収性の両立が重要となる(特許文献1参照)。
【0004】
特にクッショウ性の畳として、畳床の上方に積層されるクッション材を簡単な方法で接着することができるとともに、全体として丈夫な構造でありながら、衝撃を充分に分散させることが可能な畳床を備えた畳として、畳床の上方に、架橋ポリエチレンからなるクッション材が接着され、クッション材の上方に、塩化ビニールからなる畳表が接着されて形成されている。クッション材を架橋ポリエチレンによって形成することにより、柔らかさを確保することができ、クッション材の厚みを5mm程度とすることにより、沈み込みを防止することができる。接着は、接着剤をスプレーによって塗布して行うことができることが提案されている(特許文献2参照)。
【0005】
畳表および柔道用畳として、メンテナンス性を向上しながら耐久性を向上させ、処分を行う際の環境負荷を小さくすることが可能になっている。その畳表は、結晶性のポリプロピレンと、非結晶性のプロピレン・エチレン・α-オレフィン共重合体とを有するオレフィン系エラストマーを含んでおり、結晶性のポリプロピレンと、非結晶性のプロピレン・エチレン・α-オレフィン共重合体とを有するオレフィン系エラストマーを含む畳表を備えていることが報告されている(特許文献3参照)。
【0006】
また衝撃吸収性、通気性及び熱伝導性に優れる畳として、畳床と、畳床の表面を覆う畳表とを有する衝撃吸収の畳であって、畳床として、弾性を有するクッション層を備えており、表裏面を貫通する貫通孔が複数形成されている。貫通孔の内周面には、弾性変形可能な保護パイプが装着されており、貫通孔を穿つドリルに中空ドリルを用いることで、連続して孔を穿つ動作を安定して実施させている畳である(特許文献4参照)。
【0007】
さらに柔らかすぎることのない適度な柔軟性と硬度を保持した上で衝撃吸収力を高める弾性フォームで形成された中間層を有する畳として、柔軟性畳は、畳を構成する積層構造における中間層の上面及び下面における隣接する層との当接面の少なくともいずれか一方に空隙が形成されていることを特徴とする。そして当該空隙の面積空隙率が中間層の上面及び下面における当接面全体に対して10%~50%であることが提案されている(特許文献5参照)。
【0008】
幼児、あるいは高齢者、身体障碍者などが生活で安全性、快楽性を高める畳床に、あるいはスポーツに使用する畳床で、クッション層を形成した中間層を有し、中間層の上面側または下面側に隣接する層との間にクッション性高めることを目標にしている。特に転んだりした場合には、大きな衝撃を受けるため、この衝撃を吸収し、強度の点で優れた構造を有するものが必要であり。競技者などが痛さを感じるため、ある程度の柔らかさと柔軟性を求めている。これらの問題点を解決することを目的とした特殊発砲ポリプロピレンフォームを衝撃吸収できる畳床の存在は多くない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2013-124489号公報
実用新案登録第3170957号公報
特開2016-69816号公報
特開2017-115562号公報
特開2013-124489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
一般的な住宅、或いは幼児の受託所、或いは保育所、さらに老人、高齢者の福祉施設などは、畳の部屋なくフローリング床の状態で、椅子などを使用して腰かけて集まることが多い、そのような施設、場所で座って、話し合ったり、遊んだり、ゲームを行うときには、従来のフローリングの床等に敷く畳敷物には、次のような課題があった。通常の畳を広く敷詰めには一枚当たりの重量が重く、一度敷くと可搬的移動が難しい。フローリングの床には、畳の敷詰めもしくは中敷きの絨毯に取り外し、部屋の模様替えが難しい。また畳表を使用した畳敷物をいくら連結しても、見栄えがせず、単に畳の代用品に過ぎない。特に小型であって軽量のセット体において可搬して色々な要望場所に敷くことは難しい状況であった。したがって小型軽量である程度の広さに可搬性の畳体を敷くことが望まれている。
(【0011】以降は省略されています)
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