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公開番号
2025083669
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197182
出願日
2023-11-21
発明の名称
直動ユニット
出願人
日本トムソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16C
29/08 20060101AFI20250526BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】カバー部材の取り換え時における作業性の向上を図ることができる直動ユニットを提供する。
【解決手段】直動ユニットは、直動機構と、筐体と、を備える。直動機構は、軌道部材と、移動部材と、を含む。筐体は、直動機構を覆うカバー部材を含む。カバー部材は、長手方向に延びるファスナーを含む。ファスナーは、第1エレメントと、第2エレメントと、第1スライダと、第2スライダと、を含む。第1スライダおよび第2スライダは、相手が位置する側と反対の向きに移動するのに伴って第1エレメントおよび第2エレメントを互いに離間させるとともに、相手が位置する側の向きに移動するのに伴って第1エレメントおよび第2エレメントを互いに噛み合わせる。第1スライダおよび第2スライダは、移動部材に固定可能である。ファスナーは、カバー部材のうちの長手方向の少なくともいずれか一方の端部に至っている。カバー部材の一方の端部は、開閉自在に構成されている。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
直動機構と、
前記直動機構を収容する筐体と、を備え、
前記直動機構は、
軌道部材と、
前記軌道部材の長手方向に沿って直線的に移動可能な移動部材と、を含み、
前記筐体は、前記直動機構を覆うカバー部材を含み、
前記カバー部材は、前記長手方向に延びるファスナーを含み、
前記ファスナーは、
前記長手方向に延びる第1エレメントと、
前記第1エレメントに沿って前記長手方向に延び、前記第1エレメントと噛み合い可能な第2エレメントと、
前記第1エレメントおよび前記第2エレメントに取り付けられる第1スライダと、
前記第1エレメントおよび前記第2エレメントに取り付けられ、前記第1スライダに対して前記長手方向において離れて位置する第2スライダと、を含み、
前記第1スライダおよび前記第2スライダは、相手が位置する側と反対の向きに移動するのに伴って前記第1エレメントおよび前記第2エレメントを互いに離間させるとともに、相手が位置する側の向きに移動するのに伴って前記第1エレメントおよび前記第2エレメントを互いに噛み合わせ、
前記第1スライダおよび前記第2スライダは、前記移動部材に固定可能であり、
前記ファスナーは、前記カバー部材のうちの前記長手方向の少なくともいずれか一方の端部に至っており、
前記カバー部材の前記一方の端部は、開閉自在に構成されている、直動ユニット。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記ファスナーは、前記カバー部材のうちの前記長手方向の両端部に至っており、
前記カバー部材の前記両端部は、開閉自在に構成されている、請求項1に記載の直動ユニット。
【請求項3】
前記カバー部材は、
前記直動機構の側面側に位置する側壁部と、
前記ファスナーが設けられており、前記側壁部と連なって前記直動機構の上方に位置する上壁部と、
前記長手方向の一方の端部に位置する前壁部と、
前記長手方向の他方の端部に位置する後壁部と、を含み、
前記前壁部および前記後壁部のうちの少なくともいずれか一方は、開閉自在に構成されている、請求項1または請求項2に記載の直動ユニット。
【請求項4】
前記前壁部および前記後壁部のうちの少なくともいずれか一方は、前記上壁部の前記長手方向における第1端部領域および前記側壁部の前記長手方向における第2端部領域を折り曲げることにより構成されている、請求項3に記載の直動ユニット。
【請求項5】
前記ファスナーは、前記長手方向に交差する方向に間隔をあけて複数設けられている、請求項1または請求項2に記載の直動ユニット。
【請求項6】
前記軌道部材には、前記長手方向に延びる第1転走面が形成されており、
前記移動部材には、前記第1転走面に対向するとともに前記第1転走面との間に転動体転走路を形成する第2転走面が形成されており、
前記直動機構は、前記移動部材が前記軌道部材の前記長手方向に直線的に移動するのに伴って、前記転動体転走路を含む転動体循環路を循環する複数の転動体をさらに含む、請求項1または請求項2に記載の直動ユニット。
【請求項7】
前記直動機構は、三角ねじ、台形ねじ、角ねじまたはボールねじを含む、請求項1または請求項2に記載の直動ユニット。
【請求項8】
前記筐体は、ベース板を含み、
前記カバー部材は、前記ベース板に取り付けられ、
前記直動機構は、前記カバー部材および前記ベース板によって取り囲まれる空間内に配置される、請求項1または請求項2に記載の直動ユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、直動ユニットに関するものである。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、防塵や防水を目的として、直動機構が筐体に収容される直動ユニットが知られている。この種の技術が、例えば特許文献1および特許文献2に記載されている。特許文献1には、直動機構であるボールねじが筐体に収容される直動ユニットが開示されている。この文献では、筐体が、ボールねじが配置される底板、一対の側板および上板を互いに組み合わせることにより構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-230618号公報
特開2017-109580号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
直動機構を筐体に収容する直動ユニットにおいては、直動機構を覆うカバー部材にファスナーを設ける場合がある。このような構成とすると、筐体における高い密封性が確保しやすい。ここで、カバー部材については、直動ユニットが寿命に至る前に取り換えを行わなければならないケースがある。この取り換えについて工数が多くなると、取り換えの作業が煩雑となってしまう。カバー部材の取り換え時における作業性の向上が求められる。そこで、カバー部材の取り換え時における作業性の向上を図ることができる直動ユニットを提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示に従った直動ユニットは、直動機構と、直動機構を収容する筐体と、を備える。直動機構は、軌道部材と、軌道部材の長手方向に沿って直線的に移動可能な移動部材と、を含む。筐体は、直動機構を覆うカバー部材を含む。カバー部材は、長手方向に延びるファスナーを含む。ファスナーは、長手方向に延びる第1エレメントと、第1エレメントに沿って長手方向に延び、第1エレメントと噛み合い可能な第2エレメントと、第1エレメントおよび第2エレメントに取り付けられる第1スライダと、第1エレメントおよび第2エレメントに取り付けられ、第1スライダに対して長手方向において離れて位置する第2スライダと、を含む。第1スライダおよび第2スライダは、相手が位置する側と反対の向きに移動するのに伴って第1エレメントおよび第2エレメントを互いに離間させるとともに、相手が位置する側の向きに移動するのに伴って第1エレメントおよび第2エレメントを互いに噛み合わせる。第1スライダおよび第2スライダは、移動部材に固定可能である。ファスナーは、カバー部材のうちの長手方向の少なくともいずれか一方の端部に至っている。カバー部材の一方の端部は、開閉自在に構成されている。
【発明の効果】
【0006】
上記直動ユニットによれば、カバー部材の取り換え時における作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本開示の実施の形態1における直動ユニットを示す概略斜視図である。
図2は、図1に示す直動ユニットにおいて、後述するカバー部材を取り外した状態を示す概略斜視図である。
図3は、図1に示す直動ユニットの概略平面図である。
図4は、図1に示す直動ユニットの概略側面図である。
図5は、図1に示す直動ユニットの概略正面図である。
図6は、図1に示す直動ユニットの概略断面図である。
図7は、前壁部が解放された状態を示す概略斜視図である。
図8は、カバー部材を引き抜く状態を示す概略斜視図である。
図9は、本開示の実施の形態2における直動ユニットを示す概略斜視図である。
図10は、図9に示す直動ユニットに含まれるカバー部材を示す概略側面図である。
図11は、図9に示す直動ユニットに含まれるカバー部材を取り外した状態を示す概略斜視図である。
図12は、カバー部材を引き抜く状態を示す概略斜視図である。
図13は、本開示の実施の形態3における直動ユニットを示す概略斜視図である。
図14は、前壁部が解放された状態を示す概略斜視図である。
図15は、カバー部材を引き抜く状態を示す概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[実施形態の概要]
本開示の直動ユニットは、直動機構と、直動機構を収容する筐体と、を備える。直動機構は、軌道部材と、軌道部材の長手方向に沿って直線的に移動可能な移動部材と、を含む。筐体は、直動機構を覆うカバー部材を含む。カバー部材は、長手方向に延びるファスナーを含む。ファスナーは、長手方向に延びる第1エレメントと、第1エレメントに沿って長手方向に延び、第1エレメントと噛み合い可能な第2エレメントと、第1エレメントおよび第2エレメントに取り付けられる第1スライダと、第1エレメントおよび第2エレメントに取り付けられ、第1スライダに対して長手方向において離れて位置する第2スライダと、を含む。第1スライダおよび第2スライダは、相手が位置する側と反対の向きに移動するのに伴って第1エレメントおよび第2エレメントを互いに離間させるとともに、相手が位置する側の向きに移動するのに伴って第1エレメントおよび第2エレメントを互いに噛み合わせる。第1スライダおよび第2スライダは、移動部材に固定可能である。ファスナーは、カバー部材のうちの長手方向の少なくともいずれか一方の端部に至っている。カバー部材の一方の端部は、開閉自在に構成されている。
【0009】
本開示の直動ユニットによると、カバー部材の取り換え時等、カバー部材を直動ユニットから取り外す際に、カバー部材の一方の端部を開放し、カバー部材を他方の端部側へ引き抜く。そうすると、ファスナーは、カバー部材の一方の端部に至っているため、そのまま引き抜くことができる。したがって、第1スライダおよび第2スライダが固定される移動部材を取り外すことなく、直動ユニットからカバー部材を取り外すことができる。その結果、カバー部材の取り外し時において、移動部材の取り外しや再度の移動部材の取り付けといった工程を省略することができる。以上より、このような直動ユニットによると、カバー部材の取り換え時における作業性の向上を図ることができる。
【0010】
上記直動ユニットにおいて、ファスナーは、カバー部材のうちの長手方向の両端部に至ってもよい。カバー部材の両端部は、開閉自在に構成されてもよい。このようにすることにより、長手方向の両端部側において、カバー部材を引き抜くようにして直動ユニットから取り外すことができる。したがって、カバー部材の取り換え時における利便性を良好にすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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