TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025083006
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196619
出願日
2023-11-20
発明の名称
建物用煙突
出願人
フジモリ産業株式会社
代理人
弁理士法人湧泉特許事務所
主分類
E04F
17/02 20060101AFI20250523BHJP(建築物)
要約
【課題】四面がそれぞれ別体の外面板にて構成された四角筒形状の複数段の煙突ユニットからなる建物用煙突において、煙突ユニットの製造誤差や施工誤差に応じて支持受け部材を高さ調整でき、かつ連結ボルトの所要本数が増えるのを抑制する。
【解決手段】建物用煙突3の各煙突ユニット10の一方の外面板13の縁部13eを他方の外面板14と平行をなすよう外側へ折り曲げ、他方の外面板14の縁部14eを縁部13eと重ね合わせ、これら2つの縁部13e,14eどうしを連結ボルト16にて連結する。各煙突ユニット10を建物躯体1aに支持させる支持構造10の支持受け部材21を、対応する外面板13に分離可能に設ける。支持受け部材21には、対応する外面板13の縁部13eに宛がわれる連結座26を形成する。連結座26を連結ボルト16Aによって縁部13e,14eと連結する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
四角筒形状の複数の煙突ユニットが鉛直に積み上げられ、各煙突ユニットが支持構造を介して建物躯体に支持される建物用煙突において、
前記煙突ユニットが、互いに別体かつ四方向を向く4つの外面板を有し、互いに交差する2つの外面板のうち一方の外面板の縁部が他方の外面板と平行をなすよう外側へ折り曲げられ、前記他方の外面板の縁部が前記折り曲げられた縁部と重ね合わされて、これら2つの縁部どうしが、鉛直方向に間隔を置いて配置された連結ボルトにて連結されており、
前記支持構造が、前記煙突ユニットとは別体かつ前記一方又は他方の何れか対応する外面板に分離可能に設けられた支持受け部材を備え、前記支持受け部材が、前記対応する外面板の縁部に宛がわれる連結座を有し、前記連結座が、前記連結ボルトによって前記2つの縁部と連結されていることを特徴とする建物用煙突。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記支持受け部材が、前記対応する外面板に宛がわれる当接板と、前記当接板と交差するよう外方へ突出して前記建物躯体側の支持部材と連結される支持受け板とを含み、前記対応する外面板の縁部側における前記当接板の端部に前記連結座が形成されている請求項1に記載の建物用煙突。
【請求項3】
前記当接板が、前記一方の外面板に宛がわれており、
前記当接板の前記端部が、外側へ折り曲げられて前記連結座を構成しており、前記連結座が、前記折り曲げられた縁部に突き当てられている請求項2に記載の建物用煙突。
【請求項4】
前記当接板が、前記他方の外面板に宛がわれており、
前記当接板の前記端部が、前記他方の外面板の縁部に宛がわれて前記連結座を構成している請求項2に記載の建物用煙突。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物に付属の煙突に関し、特に複数の四角筒形状の煙突ユニットを上下へ積層してなる建物用煙突に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、建物に設備されたボイラや発電機からの排煙を排出するための建物用煙突が開示されている。建物用煙突は、四角筒形状の複数の煙突ユニットを含む。これら煙突ユニットが、建物に設けられた煙突用吹き抜け内に鉛直に積み上げられている。各煙突ユニットの外側面には支持受け部材が設けられている。建物躯体には煙突用吹き抜けへ臨むように支持台が設けられている。支持受け部材が支持台に載せられて連結されている。これによって、各煙突ユニットの荷重が、支持受け部材及び支持台を介して建物躯体に受け渡されている。
【0003】
特許文献2の建物用煙突においては、四角筒形状の煙突ユニットの4つの壁部が、それぞれ板状の断熱パネルと、その外面に設けられた鋼板製の外面板からなる。煙突ユニットの互いに交差する2つの外面板のうち一方の外面板の縁部は、外側へ直角に折り曲げられ、該折り曲げられた縁部と他方の外面板の縁部とが重ね合わされて、これら2つの縁部どうしが、鉛直方向に間隔を置いて配置された複数の連結ボルトにて連結されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5798676号公報
特開2019-105388号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この種の建物用煙突においては、煙突ユニットの製造誤差や施工誤差等によって、建物躯体側の支持台(支持部材)と支持受け部材との高さが合わないことが有り得る。この場合、支持受け部材が煙突ユニットと溶接等にて分離不能に固定されていると、支持受け部材の高さ調整が困難である。一方、特に特許文献2の煙突構造において支持受け部材と煙突ユニットとをボルト締めにて連結する場合、連結ボルトの本数が増えすぎると煩雑である。
本発明は、かかる事情に鑑み、四面がそれぞれ別体の外面板にて構成された四角筒形状の複数段の煙突ユニットからなる建物用煙突において、煙突ユニットの製造誤差や施工誤差に応じて支持受け部材を高さ調整でき、かつ連結ボルトの所要本数が増えるのを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明は、四角筒形状の複数の煙突ユニットが鉛直に積み上げられ、各煙突ユニットが支持構造を介して建物躯体に支持される建物用煙突において、
前記煙突ユニットが、互いに別体かつ四方向を向く4つの外面板を有し、互いに交差する2つの外面板のうち一方の外面板の縁部が他方の外面板と平行をなすよう外側へ折り曲げられ、前記他方の外面板の縁部が前記折り曲げられた縁部と重ね合わされて、これら2つの縁部どうしが、鉛直方向に間隔を置いて配置された連結ボルトにて連結されており、
前記支持構造が、前記煙突ユニットとは別体かつ前記一方又は他方の何れか対応する外面板に分離可能に設けられた支持受け部材を備え、前記支持受け部材が、前記対応する外面板の縁部に宛がわれる連結座を有し、前記連結座が、前記連結ボルトによって前記2つの縁部と連結されていることを特徴とする。
【0007】
好ましくは、前記支持受け部材が、前記対応する外面板に宛がわれる当接板と、前記当接板と交差するよう外方へ突出して前記建物躯体側の支持部材と連結される支持受け板とを含み、前記対応する外面板の縁部側における前記当接板の端部に前記連結座が形成されている。
【0008】
好ましくは、前記当接板が、前記一方の外面板に宛がわれており、
前記当接板の前記端部が、外側へ折り曲げられて前記連結座を構成しており、前記連結座が、前記折り曲げられた縁部に突き当てられている。
【0009】
好ましくは、前記当接板が、前記他方の外面板に宛がわれており、
前記当接板の前記端部が、前記他方の外面板の縁部に宛がわれて前記連結座を構成している。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、建物用煙突の煙突ユニットの製造誤差や施工誤差に応じて支持受け部材を高さ調整できる。また、連結ボルトの所要本数が増えるのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
キャチクランプ
14日前
個人
水害と共にある家
21日前
個人
津波と共にある漁港
21日前
個人
パーティション
21日前
積水樹脂株式会社
フェンス
1か月前
個人
地滑りと共にある山荘
21日前
株式会社オカムラ
ブース
1か月前
大成建設株式会社
合成柱
26日前
株式会社オカムラ
ブース
1か月前
株式会社オカムラ
ブース
1か月前
個人
ペグ
11日前
ミサワホーム株式会社
躯体
7日前
ミサワホーム株式会社
建物
20日前
株式会社竹中工務店
建物構造
12日前
株式会社カネカ
屋根構造
1か月前
株式会社オカムラ
パネル構造体
19日前
ミサワホーム株式会社
連結構造
4日前
株式会社カネカ
屋根構造
1か月前
株式会社カネカ
屋根構造
1か月前
有限会社守矢建設
建築物
1か月前
積水化学工業株式会社
間柱
8日前
株式会社竹中工務店
柱梁仕口構造
7日前
株式会社大林組
免震構造物
1か月前
株式会社大林組
タワーの支持構造
25日前
光洋機械産業株式会社
長尺部材搬送装置
6日前
トヨタホーム株式会社
建物
1か月前
株式会社大林組
タワーの支持構造
25日前
積水ハウス株式会社
建築物
1か月前
積水ハウス株式会社
建築物
1か月前
個人
構造物の建築方法
1か月前
株式会社大林組
耐震間柱構造
1か月前
日本搬送機株式会社
荷役架台
1か月前
株式会社熊谷組
吊り足場の遮水設備
1か月前
株式会社伊藤製鐵所
グラウト注入器
19日前
個人
T形安全単管ジョイント
1か月前
川田建設株式会社
グラウト充填方法
1か月前
続きを見る
他の特許を見る