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公開番号
2025080789
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2023194040
出願日
2023-11-15
発明の名称
躯体、柱梁接合構造、躯体の構築方法及び柱梁接合構造の製造方法
出願人
ミサワホーム株式会社
代理人
個人
主分類
E04B
1/30 20060101AFI20250520BHJP(建築物)
要約
【課題】本発明の目的は、先に架設された鉄骨梁の下に木柱を後に建て込むのに適した技術を提供することである。
【解決手段】建物の躯体(1)は、水平に設置される鉄骨製の天井梁(27)と、前記天井梁(27)の下面に接合され、前記天井梁(27)から垂下するフランジ(63)と、前記天井梁(27)の下方に配置される木製の水平材(31)と、前記水平材(31)の上に建て込まれ、前記水平材(31)に接合される木柱(41)と、を備える。前記木柱(41)の側面が前記フランジ(63)に当接して、前記木柱(41)が前記フランジ(63)に接合される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
建物の躯体であって、
水平に設置される鉄骨製の天井梁と、
前記天井梁の下面に接合され、前記天井梁から垂下するフランジと、
前記天井梁の下方に配置される木製の水平材と、
前記水平材の上に建て込まれ、前記水平材に接合される木柱と、を備え、
前記木柱の側面が前記フランジに当接して、前記木柱が前記フランジに接合される
ことを特徴とする躯体。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の躯体であって、
鋼製のアングルの軸方向が前記天井梁の軸方向に対して平行であり、前記アングルの2つのウェブのうち一方のウェブが前記天井梁の下面に面接触して前記天井梁の下面に接合され、他方のウェブが前記天井梁の下面から垂下し、前記他方のウェブが前記フランジを構成する
ことを特徴とする躯体。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の躯体であって、
インサートプレートを有する継ぎ金具を備え、
前記継ぎ金具が前記水平材の上に固定され、前記インサートプレートが前記水平材の上面に対して立てられ、
スリットが前記木柱の下端から前記木柱の軸方向に切り欠かれ、
前記インサートプレートが前記スリットに差し込まれ、
接合具が前記インサートプレートを貫通して前記木柱に打ち込まれている
ことを特徴とする躯体。
【請求項4】
請求項3に記載の躯体であって、
前記スリットが前記木柱の側面において開口する
ことを特徴とする躯体。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の躯体であって、
前記木柱の脇において前記天井梁と前記水平材の間に配置される壁パネルを備え、
前記壁パネルの側部が前記木柱に接合され、前記壁パネルの上部が前記フランジに当接して、前記壁パネルの上部が前記フランジに接合され、前記壁パネルの下部が前記水平材に接合されている
ことを特徴とする躯体。
【請求項6】
柱梁接合構造であって、
水平に設置される鉄骨製の天井梁と、
前記天井梁の下面に接合され、前記天井梁から垂下するフランジと、
前記天井梁の下方において建て込まれる木柱と、を備え、
前記木柱の側面が前記フランジに当接して、前記木柱が前記フランジに接合されている
ことを特徴とする柱梁接合構造。
【請求項7】
建物の躯体の構築方法であって、
水平に設置される鉄骨製の天井梁からフランジを垂下させるよう前記フランジを天井梁の下面に接合する第1工程と、
前記天井梁の下方に配置される木製の水平材の上に木柱を建て込み、前記木柱の側面を前記フランジに当てて前記木柱を前記フランジに接合する第2工程と、
前記第2工程の後に、前記木柱を前記水平材に接合する第3工程と、
を含むことを特徴とする躯体の構築方法。
【請求項8】
請求項7に記載の躯体の構築方法であって、
前記第1工程において、鋼製のアングルの軸方向を前記天井梁の軸方向に対して平行にして、前記アングルの2つのウェブのうち一方のウェブを前記天井梁の下面に面接触させて前記天井梁の下面に接合し、他方のウェブを前記天井梁の下面から垂下させ、前記他方のウェブを前記フランジとして構成する
ことを特徴とする躯体の構築方法。
【請求項9】
請求項7又は8に記載の躯体の構築方法であって、
前記第2工程の前に、インサートプレートを有する継ぎ金具を前記水平材の上に固定し、前記インサートプレートを前記水平材の上面に対して立てる工程を含み、
前記第2工程において前記木柱を前記水平材に建て込むに際して、前記木柱の下端から前記木柱の軸方向に切り欠いたスリットに前記インサートプレートを差し込み、
前記第3工程において、接合具を前記木柱の側面から打ち込んで前記インサートプレートに貫通させる
ことを特徴とする躯体の構築方法。
【請求項10】
請求項9に記載の躯体の構築方法であって、
前記スリットが前記木柱の側面において開口する
ことを特徴とする躯体の構築方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、躯体、柱梁接合構造、躯体の構築方法及び柱梁接合構造の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1,2は、建物の躯体に用いられる柱梁接合構造を開示する。その柱梁接合構造は、建て込まれた木柱と、それに接合された鉄骨梁と、を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-122012号公報
特開2022-64471号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1,2の技術は、木柱が建て込まれた後に、鉄骨梁が木柱の間に架設されるのに適している。しかしながら、特許文献1,2の技術は、先に架設された鉄骨梁の下に木柱を後に建て込むのに適していない。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、先に架設された鉄骨梁の下に木柱を後に建て込むのに適した技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下の括弧書きで示された参照符号は図1~図17において参照される。
【0006】
請求項1に係る発明によれば、建物の躯体(1)であって、
水平に設置される鉄骨製の天井梁(27)と、
前記天井梁(27)の下面に接合され、前記天井梁(27)から垂下するフランジ(63)と、
前記天井梁(27)の下方に配置される木製の水平材(31)と、
前記水平材(31)の上に建て込まれ、前記水平材(31)に接合される木柱(41)と、を備え、
前記木柱(41)の側面が前記フランジ(63)に当接して、前記木柱(41)が前記フランジ(63)に接合される
ことを特徴とする躯体(1)が提供される。
【0007】
請求項6に係る発明によれば、
柱梁接合構造であって、
水平に設置される鉄骨製の天井梁(27)と、
前記天井梁(27)の下面に接合され、前記天井梁(27)から垂下するフランジ(63)と、
前記天井梁(27)の下方において建て込まれる木柱(41)と、を備え、
前記木柱(41)の側面が前記フランジ(63)に当接して、前記木柱(41)が前記フランジ(63)に接合されている
ことを特徴とする柱梁接合構造が提供される。
【0008】
請求項7に係る発明によれば、
建物の躯体(1)の構築方法であって、
水平に設置される鉄骨製の天井梁(27)からフランジ(63)を垂下させるよう前記フランジ(63)を天井梁(27)の下面に接合する第1工程と、
前記天井梁(27)の下方に配置される木製の水平材(31)の上に木柱(41)を建て込み、前記木柱(41)の側面を前記フランジ(63)に当てて前記木柱(41)を前記フランジ(63)に接合する第2工程と、
前記第2工程の後に、前記木柱(41)を前記水平材(31)に接合する第3工程と、
を含むことを特徴とする躯体(1)の構築方法が提供される。
【0009】
請求項12に係る発明によれば、
柱梁接合構造の製造方法であって、
水平に設置される鉄骨製の天井梁(27)からフランジ(63)を垂下させるよう前記フランジ(63)を天井梁(27)の下面に接合する第1工程と、
前記天井梁(27)の下方において木柱(41)を建て込み、前記木柱(41)の側面を前記フランジ(63)に当てて前記木柱(41)を前記フランジ(63)に接合する第2工程と、
を含むことを特徴とする柱梁接合構造の製造方法が提供される。
【0010】
以上のような請求項1、6、7又は12に係る発明によれば、前記フランジ(63)が前記天井梁(27)の下面に接合されること、前記フランジ(63)が前記天井梁(27)から垂下すること、前記木柱(41)の側面が前記フランジ(63)に当接すること、及び、前記木柱(41)が前記フランジ(63)に接合されることは、前記木柱(41)が先に架設された前記天井梁(27)に固定されることに寄与する。特に、前記木柱(41)の長さが前記天井梁(27)と前記水平材(31)の間の間隔から誤差を有することで、木柱(41)の上端が前記天井梁(27)の下面に安定的に当たっていなくても、フランジ(63)が前記天井梁(27)への前記木柱(41)の固定に寄与する。よって、請求項1に記載の前記躯体(1)、請求項6に記載の柱梁接合構造、請求項7に記載の構築方法及び請求項12に記載の製造方法は、先に架設された前記天井梁(27)の下に前記木柱(41)を後に建て込むのに適している。
(【0011】以降は省略されています)
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