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公開番号2025078922
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-21
出願番号2023191229
出願日2023-11-09
発明の名称船外機および船舶
出願人ヤマハ発動機株式会社
代理人弁理士法人アルファ国際特許事務所
主分類B63H 21/38 20060101AFI20250514BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】船外機を構成する各装置の冷却効率を向上させる。
【解決手段】船外機は、駆動源と、モータ制御装置と、1つまたは複数の冷媒管と、ポンプと、エア抜きと、を備える。駆動源は、電動モータを含む。モータ制御装置は、電動モータよりも上方に配置され、電動モータを制御する。冷媒管は、電動モータと、モータ制御装置と、を冷却する冷媒が循環する冷媒流路の少なくとも一部を構成する。ポンプは、冷媒管に接続され、冷媒を圧送する。エア抜きは、冷媒流路における最上部に位置する。冷媒流路は、ポンプから圧送された冷媒が、モータ制御装置、エア抜き、電動モータ、の順に流れるように構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
船外機であって、
電動モータを含む駆動源と、
前記電動モータよりも上方に配置され、前記電動モータを制御するモータ制御装置と、
前記電動モータと、前記モータ制御装置と、を冷却する冷媒が循環する冷媒流路の少なくとも一部を構成する1つまたは複数の冷媒管と、
前記冷媒管に接続され、前記冷媒を圧送するポンプと、
前記冷媒流路における最上部に位置するエア抜きと、
を備え、
前記冷媒流路は、前記ポンプから圧送された前記冷媒が、前記モータ制御装置、前記エア抜き、前記電動モータ、の順に流れるように構成されている、船外機。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の船外機であって、
前記ポンプは、前記モータ制御装置よりも下方に配置される、船外機。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の船外機であって、さらに、
前記モータ制御装置を収容する制御ケースを備え、
前記冷媒流路は、前記制御ケースの内部に形成された空間を含み、
前記複数の冷媒管は、前記制御ケースに接続され、前記冷媒流路における前記制御ケースから前記エア抜きへと向かう部分を構成する第1の冷媒管を含み、
前記第1の冷媒管の下端は、前記制御ケースとの接続位置である、船外機。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の船外機であって、さらに、
前記冷媒流路における前記冷媒の注ぎ口であり、前記電動モータよりも上方に位置するフィラーを備え、
前記冷媒流路は、前記ポンプから圧送された前記冷媒が、前記モータ制御装置、前記エア抜き、前記電動モータ、前記フィラーの順に流れるように構成されている、船外機。
【請求項5】
請求項4に記載の船外機であって、さらに、
前記電動モータの外周を囲むように配置されたモータ冷却装置を備え、
前記冷媒流路は、前記モータ冷却装置の内部に形成された空間を含み、
前記複数の冷媒管は、前記モータ冷却装置に接続され、前記冷媒流路における前記モータ冷却装置から前記フィラーへと向かう部分を構成する第2の冷媒管を含み、
前記第2の冷媒管の下端は、前記モータ冷却装置との接続位置である、船外機。
【請求項6】
請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の船外機であって、
前記ポンプの吐出口は、前記ポンプにおける略最上部に形成されている、船外機。
【請求項7】
船体と、
前記船体の後方に取り付けられた請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の船外機と、
を備える、船舶。
【請求項8】
船外機であって、
電動モータを含む駆動源と、
前記電動モータを制御するモータ制御装置と、
前記電動モータと、前記モータ制御装置と、を冷却する冷媒が循環する冷媒流路の少なくとも一部を構成する1つまたは複数の冷媒管と、
前記冷媒管に接続され、前記冷媒を圧送するポンプと、
前記冷媒流路における最上部に位置するエア抜きと、
を備え、
前記冷媒流路は、前記ポンプから圧送された前記冷媒が、前記モータ制御装置、前記エア抜き、前記電動モータ、の順に流れるように構成されている、船外機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術は、船外機および船舶に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
船舶は、船体と、船体の後部に取り付けられた船外機と、を備える。船外機は、船舶を推進させる推力を生み出す装置である。
【0003】
従来、駆動源としての電動モータと、電動モータの駆動を制御するインバータと、電動モータおよびインバータの冷却を行う冷却水が循環する冷却水通路の少なくとも一部を構成する冷却水パイプと、冷却水パイプに接続され、冷却水を循環させるポンプと、を備える船外機が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-34677号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
駆動源として電動モータを含む船外機において、船外機の耐久性を向上させるため、船外機を構成する各装置の冷却効率の向上が求められている。
【0006】
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書に開示される技術は、例えば以下の形態として実現することが可能である。
【0008】
(1)本明細書に開示される船外機は、駆動源と、モータ制御装置と、1つまたは複数の冷媒管と、ポンプと、エア抜きと、を備える。前記駆動源は、電動モータを含む。前記モータ制御装置は、前記電動モータよりも上方に配置され、前記電動モータを制御する。前記冷媒管は、前記電動モータと、前記モータ制御装置と、を冷却する冷媒が循環する冷媒流路の少なくとも一部を構成する。前記ポンプは、前記冷媒管に接続され、前記冷媒を圧送する。前記エア抜きは、前記冷媒流路における最上部に位置する。前記冷媒流路は、前記ポンプから圧送された前記冷媒が、前記モータ制御装置、前記エア抜き、前記電動モータ、の順に流れるように構成されている。
【0009】
本船外機によれば、例えば冷媒を冷媒流路に充填する際に冷媒流路に空気が入った場合に、ポンプによって冷媒とともに空気が圧送されると、空気がモータ制御装置を通過して、冷媒流路における最上部に位置するエア抜きに到達する。これにより、船外機を構成する各装置のうち、比較的高温になりやすいモータ制御装置の付近に空気が滞留しにくくなるため、船外機の冷却効率を向上することができる。
【0010】
(2)上記船外機において、前記ポンプは、前記モータ制御装置よりも下方に配置される構成としてもよい。本構成によれば、例えば冷媒を冷媒流路に充填する際に冷媒流路に空気が入った場合に、ポンプによって冷媒とともに空気が圧送されると、空気がポンプよりも高い位置にあるモータ制御装置を通過して、冷媒流路における最上部に位置するエア抜きに到達する。これにより、ポンプからエア抜きまでの部分に空気が滞留しにくくなるため、船外機の冷却効率をより効果的に向上することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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