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公開番号2025075595
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023186884
出願日2023-10-31
発明の名称コンピュータプログラム、薬剤ライブラリ生成装置、薬剤ライブラリ生成方法、医療用ポンプ、医療用ポンプシステム、学習モデル、学習モデル生成方法及び学習モデル生成装置
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人
主分類G16H 20/10 20180101AFI20250508BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】薬剤師の負担を軽減するとともに医療事故の防止を図ることができるコンピュータプログラム、薬剤ライブラリ生成装置、薬剤ライブラリ生成方法、医療用ポンプ、医療用ポンプシステム、学習モデル、学習モデル生成方法及び学習モデル生成装置を提供する。
【解決手段】コンピュータプログラムは、医薬品の添付文書データを取得し、取得した添付文書データに基づいて添付文書内の記載情報を抽出し、抽出した記載情報に基づいて薬剤ライブラリに設定する設定情報を生成する、処理をコンピュータに実行させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
医薬品の添付文書データを取得し、
取得した添付文書データに基づいて添付文書内の記載情報を抽出し、
抽出した記載情報に基づいて薬剤ライブラリに設定する設定情報を生成する、
処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
取得した添付文書データに基づいて、前記添付文書内の所要項目と前記所要項目に関する記載情報の選択肢とを関連付けた第1の関連テーブルを生成し、
生成した第1の関連テーブルの前記選択肢の中から一の記載情報の選択を受け付け、
選択した記載情報に基づいて前記薬剤ライブラリの設定項目に設定する設定情報を生成する、
処理をコンピュータに実行させる請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項3】
生成した第1の関連テーブルの記載情報の文字数が所定文字数以下になるよう前記記載情報の要約情報を生成し、
前記添付文書内の前記所要項目と、前記所要項目に関する前記記載情報の文字数が前記所定文字数を超える場合に前記記載情報を置き換えた要約情報の選択肢とを関連付けた第2の関連テーブルを生成し、
生成した第2の関連テーブルの前記選択肢の中から一の要約情報の選択を受け付け、
選択した要約情報に基づいて前記薬剤ライブラリの設定項目に設定する設定情報を生成する、
処理をコンピュータに実行させる請求項2に記載のコンピュータプログラム。
【請求項4】
前記第2の関連テーブルの要約情報の編集操作を受け付ける、
処理をコンピュータに実行させる請求項3に記載のコンピュータプログラム。
【請求項5】
前記第1の関連テーブルと前記第2の関連テーブルとを対比可能に表示する、
処理をコンピュータに実行させる請求項3に記載のコンピュータプログラム。
【請求項6】
前記添付文書データと前記第2の関連テーブルとを対比可能に表示する、
処理をコンピュータに実行させる請求項3に記載のコンピュータプログラム。
【請求項7】
異なる医薬品の添付文書データに基づいて生成した第1の関連テーブルの内容が同一である場合、前記第1の関連テーブルを前記異なる医薬品で共有する、
処理をコンピュータに実行させる請求項2に記載のコンピュータプログラム。
【請求項8】
異なる医薬品の添付文書データに基づいて生成した第1の関連テーブルの内容が同一である場合、同一である旨を通知する、
処理をコンピュータに実行させる請求項2に記載のコンピュータプログラム。
【請求項9】
取得した添付文書データに基づいて前記添付文書内の所要項目に関する記載情報の選択肢を抽出し、
抽出した選択肢の中から一の記載情報の選択を受け付け、
選択した記載情報に基づいて前記薬剤ライブラリの設定項目に設定する設定情報を生成する、
処理をコンピュータに実行させる請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項10】
前記所要項目は、薬剤名、組成・性状、及び用法・用量の少なくとも一つを含み、
前記設定項目は、薬剤名、投与設定、及び濃度設定の少なくとも一つを含む、
請求項9に記載のコンピュータプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータプログラム、薬剤ライブラリ生成装置、薬剤ライブラリ生成方法、医療用ポンプ、医療用ポンプシステム、学習モデル、学習モデル生成方法及び学習モデル生成装置に関する。
続きを表示(約 3,900 文字)【背景技術】
【0002】
輸液ポンプやシリンジポンプなどの医療用ポンプは、治療中や療養中の患者の体液を正常状態に保つため、静脈に穿刺した留置針と輸液ラインを通じて、治療に必要な薬剤を様々に組み合わせて投与するための医療機器である。また、医療用ポンプは、薬剤投与の量や時間の管理が厳格に求められる状態の患者に対して、薬剤の流量を制御しながら送液することができる。
【0003】
特許文献1には、薬剤の種類ごとに薬剤の流量や流量のリミット値などの情報が規定された薬剤ライブラリが格納され、看護師などの医療従事者が流量設定をする際の、桁違いや数値違いなどのヒューマンエラーによる誤投与を防止できる医療用ポンプが開示されている。
【0004】
薬剤ライブラリには、薬剤師などの専門家が、医薬品名や医薬品の情報などを登録する必要がある。現状では、薬剤師が端末装置を使って医薬品の箱などに印刷されたバーコードや二次元コードを読み取り、読み取った情報を元にインターネットを経由して医薬品の添付文書(電子添文とも称する)にアクセスし、添付文書の内容を確認してアプリに入力することで薬剤ライブラリを生成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-91280号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、薬剤ライブラリに登録する医薬品の内容を電子添文で確認し、確認した内容をアプリの何処へ入力すべきかを確認しながら細心の注意を払って入力することは薬剤師に大きな負担がかかる。また、アプリに医薬品の情報を入力する場合、誤入力が発生する可能性があり、結果として医療事故の原因となる場合がある。
【0007】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、薬剤師の負担を軽減するとともに医療事故の防止を図ることができるコンピュータプログラム、薬剤ライブラリ生成装置、薬剤ライブラリ生成方法、医療用ポンプ、医療用ポンプシステム、学習モデル、学習モデル生成方法及び学習モデル生成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本発明に係るコンピュータプログラムは、医薬品の添付文書データを取得し、取得した添付文書データに基づいて添付文書内の記載情報を抽出し、抽出した記載情報に基づいて薬剤ライブラリに設定する設定情報を生成する、処理をコンピュータに実行させる。
ここで、本発明の実施形態は、
(2)上記(1)のコンピュータプログラムは、取得した添付文書データに基づいて、前記添付文書内の所要項目と前記所要項目に関する記載情報の選択肢とを関連付けた第1の関連テーブルを生成し、生成した第1の関連テーブルの前記選択肢の中から一の記載情報の選択を受け付け、選択した記載情報に基づいて前記薬剤ライブラリの設定項目に設定する設定情報を生成する、処理をコンピュータに実行させる。
(3)上記(2)のコンピュータプログラムは、生成した第1の関連テーブルの記載情報の文字数が所定文字数以下になるよう前記記載情報の要約情報を生成し、前記添付文書内の前記所要項目と、前記所要項目に関する前記記載情報の文字数が前記所定文字数を超える場合に前記記載情報を置き換えた要約情報の選択肢とを関連付けた第2の関連テーブルを生成し、生成した第2の関連テーブルの前記選択肢の中から一の要約情報の選択を受け付け、選択した要約情報に基づいて前記薬剤ライブラリの設定項目に設定する設定情報を生成する、処理をコンピュータに実行させる。
(4)上記(3)のコンピュータプログラムは、前記第2の関連テーブルの要約情報の編集操作を受け付ける、処理をコンピュータに実行させる。
(5)上記(3)又は(4)のコンピュータプログラムは、前記第1の関連テーブルと前記第2の関連テーブルとを対比可能に表示する、処理をコンピュータに実行させる。
(6)上記(3)から(5)のいずれか一つのコンピュータプログラムは、前記添付文書データと前記第2の関連テーブルとを対比可能に表示する、処理をコンピュータに実行させる。
(7)上記(2)から(6)のいずれか一つのコンピュータプログラムは、異なる医薬品の添付文書データに基づいて生成した第1の関連テーブルの内容が同一である場合、前記第1の関連テーブルを前記異なる医薬品で共有する、処理をコンピュータに実行させる。
(8)上記(2)から(7)のいずれか一つのコンピュータプログラムは、異なる医薬品の添付文書データに基づいて生成した第1の関連テーブルの内容が同一である場合、同一である旨を通知する、処理をコンピュータに実行させる。
(9)上記(1)から(8)のいずれか一つのコンピュータプログラムは、取得した添付文書データに基づいて前記添付文書内の所要項目に関する記載情報の選択肢を抽出し、抽出した選択肢の中から一の記載情報の選択を受け付け、選択した記載情報に基づいて前記薬剤ライブラリの設定項目に設定する設定情報を生成する、処理をコンピュータに実行させる。
(10)上記(9)のコンピュータプログラムは、前記所要項目は、薬剤名、組成・性状、及び用法・用量の少なくとも一つを含み、前記設定項目は、薬剤名、投与設定、及び濃度設定の少なくとも一つを含む。
(11)上記(2)から(8)のいずれか一つのコンピュータプログラムは、前記所要項目は、禁忌、警告、使用上の注意、相互作用、及び副作用の少なくとも一つを含み、前記設定項目は、臨床的助言を含む。
(12)上記(1)から(11)のいずれか一つのコンピュータプログラムは、生成した設定情報を薬剤ライブラリに設定して前記薬剤ライブラリを生成する、処理をコンピュータに実行させる。
(13)本発明に係る薬剤ライブラリ生成装置は、制御部を備え、前記制御部は、医薬品の添付文書データを取得し、取得した添付文書データに基づいて添付文書内の記載情報を抽出し、抽出した記載情報に基づいて薬剤ライブラリに設定する設定情報を生成する。
(14)本発明に係る薬剤ライブラリ生成方法は、医薬品の添付文書データを取得し、取得した添付文書データに基づいて添付文書内の記載情報を抽出し、抽出した記載情報に基づいて薬剤ライブラリに設定する設定情報を生成する。
(15)本発明に係る医療用ポンプは、前述の薬剤ライブラリ生成方法で生成した薬剤ライブラリをインストールしてある。
(16)本発明に係る医療用ポンプシステムは、前述の薬剤ライブラリ生成方法で生成した薬剤ライブラリと、医療用ポンプとを備える。
(17)本発明に係る学習モデルは、医薬品の添付文書データを入力した場合、薬剤ライブラリの設定項目に設定する設定情報を出力する。
(18)本発明に係る学習モデル生成方法は、医薬品の添付文書データ及び薬剤ライブラリの設定項目に設定する設定情報を含む訓練データを取得し、取得した訓練データに基づいて、医薬品の添付文書データを入力した場合、薬剤ライブラリの設定項目に設定する設定情報を出力するように学習モデルを生成する。
(19)本発明に係る学習モデル生成装置は、制御部を備え、前記制御部は、医薬品の添付文書データ及び薬剤ライブラリの設定項目に設定する設定情報を含む訓練データを取得し、取得した訓練データに基づいて、医薬品の添付文書データを入力した場合、薬剤ライブラリの設定項目に設定する設定情報を出力するように学習モデルを生成する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、薬剤師の負担を軽減するとともに医療事故の防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態の薬剤ライブラリ生成装置の構成の一例を示す図である。
薬剤の添付文書データの一例を示す図である。
第1学習モデル部による処理の第1例を示す図である。
第1学習モデル部による処理の第2例を示す図である。
添付文書データに基づく記載情報テーブルの一例を示す図である。
記載情報の選択操作の第1例を示す図である。
記載情報の選択操作の第2例を示す図である。
記載情報の選択操作の第3例を示す図である。
第1の関連テーブルの一例を示す図である。
記載情報の選択操作の第4例を示す図である。
第2学習モデルによる処理の一例を示す図である。
クリニカルアドバイザリ確認画面の第1例を示す図である。
クリニカルアドバイザリ確認画面の第2例を示す図である。
第1の関連テーブルの重複の例を示す図である。
薬剤ライブラリ生成装置による医療用ポンプの濃度設定情報や投与設定情報を生成する処理の一例を示す図である。
薬剤ライブラリ生成装置による薬剤のクリニカルアドバイザリを生成する処理の一例を示す図である。
第3学習モデルによる処理の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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