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公開番号2025086917
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201166
出願日2023-11-29
発明の名称移送器具
出願人テルモ株式会社
代理人弁理士法人桐朋
主分類A61M 31/00 20060101AFI20250603BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】医療用シートを生体の処置対象部に移送するための移送器具を提供する。
【解決手段】移送器具10は、先端開口を有する外筒22を備える。外筒22は、外筒本体76と、弾性材料から形成され外筒本体76の先端部761に設けられる筒状の保護部78とを有する。外筒22の先端部221は、湾曲変形可能であり且つ湾曲変形した状態を維持可能なフレキシブル部82を有する。保護部78は、外筒本体76の内周面224の最先端を覆う内側被覆部781を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
医療用シートを生体の処置対象部に移送するための移送器具であって、
先端開口を有する外筒と、
前記外筒の軸方向に延在して前記外筒の内部に軸方向に沿って移動可能に配置される第1シャフトと、前記第1シャフトの先端部に配置され、前記医療用シートを保持可能な支持面を含むシート状の支持部とを有する第1キャリア部材と、
前記第1シャフトに沿って延在して前記第1シャフトに沿って移動可能に設けられる第2シャフトと、前記第2シャフトの先端部に設けられ前記医療用シートを先端方向に向けて押す押付部とを有する第2キャリア部材と、
を備え、
前記外筒は、前記先端開口と連通する内腔を有した外筒本体と、
弾性材料から形成され前記外筒本体の先端部に設けられる筒状の保護部と、
を備え、
前記外筒本体の少なくとも先端部は、湾曲変形可能であり且つ湾曲変形した状態を維持可能なフレキシブル部を有し、
前記フレキシブル部は、前記外筒の少なくとも先端部に設けられており、
前記保護部は、少なくとも前記外筒本体の内周面の最先端を覆う内側被覆部を有し、先端方向に開口して前記外筒本体の前記内腔と連通し、
前記支持部が前記外筒の前記先端開口から突出するように前記第1及び第2シャフトを前記外筒に対して前記先端方向に移動させた状態において、前記支持部は、前記外筒から先端方向に露出することで展開し、
前記支持部の展開状態において、前記第1及び第2シャフトを前記外筒に対して基端方向に移動させることで、前記支持部が前記内側被覆部を介して前記外筒の前記内腔に収容される、移送器具。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
請求項1記載の移送器具において、
前記外筒本体の前記内腔に前記支持部が収容されるとき、前記支持部の少なくとも一部が前記フレキシブル部の内部に配置される、移送器具。
【請求項3】
請求項1又は2記載の移送器具において、
前記保護部は、前記外筒本体の最先端から前記先端方向に突出する突出部を備える、移送器具。
【請求項4】
請求項3記載の移送器具において、
前記保護部は、前記フレキシブル部の外周面を覆う外側被覆部を備え、
前記外側被覆部は、前記突出部から基端方向に向けて延在する、移送器具。
【請求項5】
請求項4記載の移送器具において、
前記外側被覆部は、前記外筒本体の軸方向において前記フレキシブル部の全長にわたって前記フレキシブル部の前記外周面を覆う、移送器具。
【請求項6】
請求項1又は2記載の移送器具において、
前記内側被覆部は、前記外筒本体の軸方向において前記支持部の半分以上の長さを有する、移送器具。
【請求項7】
請求項3記載の移送器具において、
前記外筒の径方向において前記内側被覆部の厚みよりも前記突出部の厚みが大きい、移送器具。
【請求項8】
請求項3記載の移送器具において、
前記突出部の内周面は、前記先端方向に向けて拡径する逆テーパ部を有する、移送器具。
【請求項9】
請求項8記載の移送器具において、
前記保護部は、前記フレキシブル部の外周面を覆い、前記突出部から基端方向に向けて延在する外側被覆部を備える、移送器具。
【請求項10】
請求項1又は2記載の移送器具において、
前記保護部は、前記外筒本体の最先端を覆う先端被覆部を備える、移送器具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医療用シートを生体の処置対象部に移送するための移送器具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、例えば、臓器移植に用いられる医療用シート(細胞シート)を生体の処置対象部に移送するための移送器具が開示されている。この移送器具は、シャフトと、シャフトの先端部に設けられた支持部とを備える。支持部は、医療用シートを載せるためのシート支持体を有する。移送器具では、シート支持体の支持面に載せられた医療用シートの上面を鉗子等で押さえながら移送器具をスライドさせることにより、医療用シートを支持部から処置対象部に移送する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-000511号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来技術では、医療用シートを支持部の支持面から生体の処置対象部に移送するときに鉗子等で医療用シートの上面を押さえながら移送器具を操作する必要があるため、医療用シートを処置対象部に効率よく移送できないことが懸念される。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の態様は、医療用シートを生体の処置対象部に移送するための移送器具であって、先端開口を有する外筒と、前記外筒の軸方向に延在して前記外筒の内部に軸方向に沿って移動可能に配置される第1シャフトと、前記第1シャフトの先端部に配置され、前記医療用シートを保持可能な支持面を含むシート状の支持部とを有する第1キャリア部材と、前記第1シャフトに沿って延在して前記第1シャフトに沿って移動可能に設けられる第2シャフトと、前記第2シャフトの先端部に設けられ前記医療用シートを先端方向に向けて押す押付部とを有する第2キャリア部材と、を備え、前記外筒は、前記先端開口と連通する内腔を有した外筒本体と、弾性材料から形成され前記外筒本体の先端部に設けられる筒状の保護部と、を備え、前記外筒本体の少なくとも先端部は、湾曲変形可能であり且つ湾曲変形した状態を維持可能なフレキシブル部を有し、前記フレキシブル部は、前記外筒の少なくとも先端部に設けられており、前記保護部は、少なくとも前記外筒本体の内周面の最先端を覆う内側被覆部を有し、先端方向に開口して前記外筒本体の前記内腔と連通し、前記支持部が前記外筒の前記先端開口から突出するように前記第1及び第2シャフトを前記外筒に対して前記先端方向に移動させた状態において、前記支持部は、前記外筒から先端方向に露出することで展開し、前記支持部の展開状態において、前記第1及び第2シャフトを前記外筒に対して基端方向に移動させることで、前記支持部が前記内側被覆部を介して前記外筒の前記内腔に収容される、移送器具である。
【0007】
この移送器具によれば、フレキシブル部によって外筒の先端部を効果的に湾曲させることができるため、第1キャリア部材の支持部を所望の位置に効率よく配置することができる。支持部を外筒の内腔に収容する際、内側被覆部によって支持部がフレキシブル部の内周面の最先端と接触することを効果的に防止できる。
【0008】
(2)上記の(1)記載の移送器具において、前記外筒本体の前記内腔に前記支持部が収容されるとき、前記支持部の少なくとも一部が前記フレキシブル部の内部に配置されてもよい。
【0009】
この構成により、外筒の先端部の内部に支持部を収容した状態でも、フレキシブル部によって外筒の先端部を効果的に湾曲変形させることができる。
【0010】
(3)上記の(1)又は(2)記載の移送器具において、前記保護部は、前記外筒本体の最先端から前記先端方向に突出する突出部を備えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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