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公開番号
2025074488
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185324
出願日
2023-10-30
発明の名称
吐出装置、樹脂成形品の製造装置および樹脂成形品の製造方法
出願人
TOWA株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
B29C
43/34 20060101AFI20250507BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】液状樹脂の吐出量を高精度で制御することが可能であるとともにサイクルタイムの伸長を抑制することが可能な吐出装置、樹脂成形品の製造装置および樹脂成形品の製造方法を提供する。
【解決手段】吐出装置(100)は、カートリッジ保持部(12,16)と、プランジャ(20)と、吐出部(110)とを備えている。吐出部(110)は弾性体(112)を含んでいる。弾性体(112)は液状樹脂(13)の吐出方向(120)と反対方向に凹む凹部(112d)を含む。凹部(112d)には切れ込み(112c)が設けられている。プランジャ(20)の軸方向への移動により弾性体(112)の吐出口(123)を通して液状樹脂(13)を吐出可能に構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
内部に液状樹脂が収容される筒状の液状樹脂収容部を有するカートリッジを保持可能に構成されているカートリッジ保持部と、
前記液状樹脂収容部の前記内部において前記液状樹脂収容部の軸方向に移動可能に構成されているプランジャと、
前記液状樹脂を吐出可能に構成されている吐出部と、を備え、
前記吐出部は弾性体を含み、
前記弾性体は前記液状樹脂の吐出方向と反対方向に凹む凹部を含み、
前記凹部には切れ込みが設けられており、
前記プランジャの前記軸方向への移動により前記弾性体の吐出口から前記液状樹脂を吐出可能に構成されている、吐出装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記吐出部は、前記カートリッジ保持部、前記カートリッジ、または前記カートリッジ保持部および前記カートリッジの双方に着脱可能に構成されている、請求項1に記載の吐出装置。
【請求項3】
前記弾性体は、有底筒状であって、
前記弾性体は、前記軸方向に延びる側面と、前記軸方向における前記弾性体の端部である第1端に位置する底面とを備え、
前記弾性体の前記第1端と反対側の端部である第2端は開口しており、
前記弾性体の前記底面が前記凹部を含む、請求項1または請求項2に記載の吐出装置。
【請求項4】
前記弾性体の前記底面は、前記側面の前記第1端の縁部から前記弾性体の内部の前記第2端に向かって前記弾性体の前記側面に対して斜め方向に延びる、請求項3に記載の吐出装置。
【請求項5】
前記弾性体の前記底面は、前記液状樹脂の吐出時の前記液状樹脂の圧力により、前記弾性体の前記底面が変形し、前記吐出口を形成するように構成されている、請求項3または請求項4に記載の吐出装置。
【請求項6】
前記吐出部は、ノズル部と、前記ノズル部に着脱可能に構成された有底筒状部材とを備え、
前記有底筒状部材は、前記第1の方向および前記第2の方向に延びる側面と、前記第1の方向における前記有底筒状部材の端部である第1端に位置する底面とを備え、
前記有底筒状部材の前記第1端と反対側の端部である第2端は開口しており、
前記有底筒状部材の前記底面は、前記有底筒状部材の内部の前記第2端に向かって前記有底筒状部材の前記側面に対して斜め方向に延びる、請求項1または請求項2に記載の吐出装置。
【請求項7】
前記有底筒状部材の前記側面が位置する側とは反対側の前記有底筒状部材の前記底面の先端縁は開口部を形成ずるように環状に構成されている、請求項6に記載の吐出装置。
【請求項8】
前記弾性体は、前記液状樹脂の吐出時の前記液状樹脂の圧力により、前記開口部の中を通るように変形して前記吐出口を形成するように構成されている、請求項7に記載の吐出装置。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の吐出装置を備える吐出モジュールと、
上型と下型とを備えるプレスモジュールと、を備え、
前記プレスモジュールは、前記吐出装置が吐出した液状樹脂を用いて樹脂成形品を製造可能に構成されている、樹脂成形品の製造装置。
【請求項10】
請求項9に記載の樹脂成形品の製造装置を用いた樹脂成形品の製造方法であって、
前記吐出装置が前記液状樹脂を吐出する工程と、
前記吐出装置が吐出した前記液状樹脂を用いて樹脂成形を行う工程と、を含む、樹脂成形品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、吐出装置、樹脂成形品の製造装置および樹脂成形品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
たとえば特許文献1には、シリンジ内に貯留されている液状樹脂をプランジャで押し付けることによって、ノズルから液状樹脂をワークに吐出し、ワークの樹脂成形を行うことが可能な樹脂供給装置が記載されている。特許文献1に記載の樹脂供給装置においては、プランジャの下動が停止すると共にピンチバルブが閉じることによって、ノズルからの液状樹脂の吐出を停止させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-134846号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の樹脂供給装置においては、プランジャの下動が停止した際にノズルの先端で液状樹脂の液だれが発生し、ピンチバルブを閉じることによってノズルの先端で液だれした液状樹脂がワーク上に落下するため、液状樹脂の吐出量が目標値がずれるという課題があった。液状樹脂の吐出量が目標値がずれた場合には、樹脂成形品の寸法および形状などの品質に悪影響を及ぼすとことがあった。
【0005】
また、特許文献1に記載の樹脂供給装置において、ノズルの先端で液だれが発生した場合には、重量調整のために待ち時間が生じる、またはプランジャで押し付けた際に液状樹脂内に溜まる圧力を開放する必要がある等の理由により、サイクルタイムが伸びるという課題があった。サイクルタイムが伸びた場合には、樹脂成形品の製造効率が低下する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示によれば、内部に液状樹脂が収容される筒状の液状樹脂収容部を有するカートリッジを保持可能に構成されているカートリッジ保持部と、液状樹脂収容部の内部において液状樹脂収容部の軸方向に移動可能に構成されているプランジャと、液状樹脂を吐出可能に構成されている吐出部と、を備え、吐出部は弾性体を含み、弾性体は液状樹脂の吐出方向と反対方向に凹む凹部を含み、凹部には切れ込みが設けられており、プランジャの軸方向への移動により弾性体の吐出口を通して液状樹脂を吐出可能に構成されている吐出装置を提供することができる。
【0007】
本開示によれば、上記の吐出装置を備える吐出モジュールと、上型と下型とを備えるプレスモジュールとを備え、プレスモジュールは、吐出装置が吐出した液状樹脂を用いて樹脂成形品を製造可能に構成されている樹脂成形品の製造装置を提供することができる。
【0008】
本開示によれば、上記の樹脂成形品の製造装置を用いた樹脂成形品の製造方法であって、吐出装置が液状樹脂を吐出する工程と、吐出装置が吐出した液状樹脂を用いて樹脂成形を行う工程と、を含む樹脂成形品の製造方法を提供することができる。
【発明の効果】
【0009】
本開示の実施形態によれば、液状樹脂の吐出量を高精度で制御することが可能であるとともにサイクルタイムの伸長を抑制することが可能な吐出装置、樹脂成形品の製造装置および樹脂成形品の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態の樹脂成形品の製造装置の一例の模式的な構成を示す図である。
図1に示す吐出モジュールに備えられる吐出装置の一例の模式的な部分断面図である。
液状樹脂の吐出前の弾性体の一例の模式的な拡大断面図である。
図3に示す弾性体の底面の一例の模式的な平面図である。
液状樹脂の吐出時の弾性体の一例の模式的な拡大断面図である。
液状樹脂の吐出終了後の弾性体の一例の模式的な拡大断面図である。
液状樹脂の吐出前の吐出部の他の一例の模式的な部分断面図である。
液状樹脂の吐出時の吐出部の他の一例の模式的な部分断面図である。
液状樹脂の吐出終了後の吐出部の他の一例の模式的な部分断面図である。
実施形態の樹脂成形品の製造方法の一例のフローチャートである。
樹脂成形装置の一例の模式的な断面図である。
樹脂成形装置の一例の模式的な他の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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