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公開番号2025070417
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180715
出願日2023-10-20
発明の名称印刷システム、印刷システムの制御方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人ひのき国際特許事務所
主分類G03G 21/00 20060101AFI20250424BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】
片面印刷されたシートをフェイスダウンで排出する場合、除電装置において除電処理を行うことができない。
【解決手段】
シートに画像を印刷する印刷装置と、前記印刷装置で画像が印刷されたシートの除電処理を行う除電装置とを有する印刷システムであって、前記除電装置によって前記除電処理が行われたシートの表裏を反転する反転手段と、前記反転手段によって反転されたシートを排出するよう制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図11

特許請求の範囲【請求項1】
シートに画像を印刷する印刷装置と、
前記印刷装置で画像が印刷されたシートの除電処理を行う除電装置と、
前記除電装置によって前記除電処理が行われたシートの表裏を反転する反転手段と、
前記反転手段によって反転されたシートを排出するよう制御する制御手段とを有することを特徴とする印刷システム。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記印刷装置はシートの表裏を反転する他の反転手段を有することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
【請求項3】
片面印刷で、前記除電処理を行い、フェイスダウンでシートを排出する設定の場合で、前記情報に基づき前記反転手段がないと判定された場合に、画像が印刷されたシートを、前記他の反転手段で反転し、前記除電処理を行わずに排出するよう制御することを特徴とする請求項2に記載の印刷システム。
【請求項4】
片面印刷で、前記除電処理を行い、フェイスダウンでシートを排出する設定の場合に、画像が印刷されたシートの除電処理を行い、前記反転手段でシートの表裏を反転して排出するよう制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷システム。
【請求項5】
両面印刷で、前記除電処理を行う設定の場合に、前記制御手段は、第2の面に画像が印刷された前記シートに前記除電処理を行い、前記シートを排出するよう制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷システム。
【請求項6】
前記反転手段に関する情報を前記印刷装置とは異なるシート処理装置から取得する取得手段を有することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
【請求項7】
複数部数の印刷を行う場合に、一部目の印刷の終了後に、印刷処理を継続するか、中止するかの指示を求める表示を行う表示手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
【請求項8】
シートに画像を印刷する印刷工程と、
前記印刷工程で画像が印刷されたシートの除電処理を行う除電工程と、
前記除電工程によって前記除電処理が行われたシートの表裏を反転する反転工程と、
前記反転工程で反転されたシートを排出するよう制御する制御工程を有する
ことを特徴とする印刷システムの制御方法。
【請求項9】
請求項8に記載の印刷システムの制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷システム、印刷システムの制御方法、及びプログラムに関するものである。
続きを表示(約 4,600 文字)【背景技術】
【0002】
印刷装置によって画像が形成される際に印刷用紙は静電気を帯びる。この印刷用紙に帯電した静電気を除去する除電処理を行う装置として除電装置がある。除電装置は搬送ローラー(以下「除電ローラー」という。)に対して電圧を印加し、印刷用紙に帯電している電荷と逆の電荷を印刷用紙に与えることによって、帯電している静電気を打ち消す。除電ローラーに印加される電荷はプラスであり、静電気を打ち消すためにはマイナスに帯電した印刷用紙の印字面を除電ローラーと接触させる。除電ローラーを印刷用紙の上部から接触させる場合、印刷用紙は印字面が上を向くフェイスアップの状態で除電装置に搬送される必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016‐112748号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように除電装置を含む印刷システムでは、除電装置で除電処理を行う場合、除電装置に搬送する印刷用紙がフェイスアップの状態になるように搬送を制御する必要である。そして除電装置の後段に後処理装置がある場合には、後処理装置で処理される印刷用紙の向きがさらに指定される。
特許文献1に記載のものは、筋付け装置により筋付けするように指定された印刷用紙に対して、後処理装置の処理対象の印刷用紙がフェイスダウンであるか、フェイスアップであるかに応じて、印刷処理および印刷用紙の反転処理を制御している。しかし、特許文献1において筋付け設定がないときに後処理装置にフェイスダウン投入する場合、本体で用紙の反転処理を行ってしまうため、除電装置へフェイスアップ投入ができない。
つまり、除電装置より後段にある装置にフェイスダウンの状態で排紙する場合、除電装置による除電処理が行えないという課題がある。
本発明は、除電装置によって除電処理が行われたシートの表裏を反転し、反転されたシートを排出することでフェイスダウンの状態でシートを排出することができるようにする仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記課題を解決するために以下の構成を含む。
シートに画像を印刷する印刷装置と、前記印刷装置で画像が印刷されたシートの除電処理を行う除電装置とを有する印刷システムであって、前記除電装置によって前記除電処理が行われたシートの表裏を反転する反転手段と、前記反転手段によって反転されたシートを排出するよう制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明により、除電装置によって除電処理が行われたシートの表裏を反転し、反転されたシートを排出することでフェイスダウンの状態でシートを排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
印刷システムのハードウェア構成の全体図
印刷システムのシステム構成を表すブロック図
画像形成装置の制御系の構成を表すブロック図
画像形成装置の構造断面図を表した模式図
画像形成装置で除電処理が実施される様子を表した模式図
画像形成装置の機能一覧画面の例
コピー機能画面の例
排紙先設定を行うための設定画面の例
除電装置の設定を行うための設定画面の例
除電装置の設定を行うための設定画面の例
フィニッシャ構成の排紙時の設定を行うための設定画面の例
除電設定と反転機構の反転制御を決定する際のフローチャート
用紙の搬送例を表す図
他の実施形態の画像形成装置のメカ断面図を表した模式図。
他の実施形態の画像形成装置の制御系の構成を表すブロック図。
他の実施形態の除電設定と反転機構の反転制御を決定する際の処理フロー。
他の実施形態の用紙の搬送例を表す図
別の実施形態の印刷継続確認画面の例
別の実施形態の印刷処理制御を行う際の処理フロー
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。
[実施形態1]
・印刷システムの全体構成
(全体構成)
図1は、本実施形態に関わる印刷システムのハードウェア構成の全体図である。印刷システムは画像形成装置101とPC102を含む。画像形成装置101には複数の異なる機能を持つ装置が接続されている。本実施形態で画像形成装置101は、印刷装置104、除電装置105、大容量スタッカ106、多目的スタッカ107を含む。
PC102はLAN等のネットワーク103を介して画像形成装置と相互に通信可能である。PC102は、プリンタドライバ等により印刷装置104に印刷機能やコピー機能を実行するためのジョブを送信する。ネットワーク103は、有線ネットワークでも、無線ネットワークでもよい。無線ネットワークの場合には、PC102は、携帯型端末の形態をとる場合もある。
【0009】
次に、画像形成装置101に含まれる各装置について説明する。
(印刷装置)
印刷装置104は、印刷装置104の下部にある給紙部から搬送される用紙(シート)に対してトナーを用いて画像を形成する。この印刷装置104の構成及び動作原理は次のとおりである。画像データに応じて変調された、レーザ光などの光線をポリゴンミラー等の回転多面鏡により反射して走査光として感光ドラムに照射する。このレーザ光により感光ドラム上に形成された静電潜像はトナーによって現像され、転写ドラムに貼り付けられた用紙に、そのトナー像を転写する。この一連の画像形成プロセスをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーに対して順次実行することにより、用紙上にフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写ドラム上の用紙は定着器へ搬送される。定着器は、ローラーやベルト等を含み、ローラー内にハロゲンヒータなどの熱源を内蔵し、トナー像が転写された用紙上のトナーを、熱と圧力によって溶解して用紙に定着させる。
(除電装置)
除電装置105は、用紙に帯電している静電気を除去する機能を持つ装置である。
(大容量スタッカ)
フィニッシャ(シート処理装置)の一例である大容量スタッカ106は、大容量の用紙を積載することが可能なスタッカである。
(多目的スタッカ)
フィニッシャ(シート処理装置)の一例である多目的スタッカ107は、幅の長い用紙を積載することが可能なスタッカである。多目的スタッカ107は、画像処理装置から簡易的に接続を解除することができ、用紙を積載したまま運搬が容易にできるスタッカである。さらに、多目的スタッカ107は、排紙テーブルを電動で昇降できる機能を持つ。
図1で説明した画像処理システムはPC102のみが画像形成装置101に接続された構成であるが、本発明はPC102のみが接続された構成に限定されない。すなわち、画像形成装置101と外部コントローラが内部LANとビデオケーブルを介して通信可能に接続され、外部コントローラが外部LANを介してPC102と通信可能に接続される構成でもよい。この場合、PC102から外部コントローラに対して印刷指示が行われる。
【0010】
・印刷システムのシステム構成
図2は、画像形成装置101とPC102のシステム構成を表すブロック図である。
(印刷装置)
初めに、画像形成装置101の印刷装置104の構成について説明する。印刷装置104は、通信I/F207、HDD208、CPU209、メモリ210、LANI/F211、操作部212、ディスプレイ213で構成される。さらに印刷装置104は、原稿露光部214、レーザ露光部215、作像部216、定着部217、給紙部218を備える。それぞれの構成要素はシステムバス219を介して接続される。
通信I/F207は通信ケーブル232を介して除電装置105、大容量スタッカ106と接続され、それぞれの装置の制御のための通信が行われる。多目的スタッカ107は通信I/Fを持たないため、印刷装置104等との制御のための通信は行わない。
HDD208は、プログラムやデータが保存された記憶装置である。
CPU209はHDD208に保存されたプログラム等に基づいて、画像処理制御や印刷の制御を包括的に行う。
メモリ210は、CPU209が各種処理を行う際に必要となるプログラムや、画像データが記憶され、ワークエリアとして動作する。
LANI/F211は、外部LAN103と接続されており、PC101等と通信を行う。
操作部212は、ユーザからの各種設定の入力や操作の指示を受け付ける。
ディスプレイ213には、画像処理装置の設定情報や印刷ジョブの処理状況などが表示される。
原稿露光部214は、コピー機能やスキャン機能を使用する際に原稿を読み込む処理を行う。ユーザにより設置された用紙に対して露光ランプを照らしながらCCDカメラで画像を撮影することで原稿データを読み込む。
レーザ露光部215は、トナー像を転写するために感光ドラムにレーザ光を照射するための一次帯電や、レーザ露光を行う装置である。レーザ露光部215においては、まず感光ドラム表面を均一なマイナス電位に帯電させる一次帯電が行われる。次にレーザードライバーによってレーザ光を、ポリゴンミラーで反射角度を調節しながら感光ドラムに照射される。これにより照射した部分のマイナス電荷が中和され、静電潜像が形成される。
作像部216は、用紙に対してトナーを転写するための装置であり、現像ユニット、転写ユニット、トナー補給部等により構成され、感光ドラム上のトナーを用紙に転写する。現像ユニットにおいては、現像シリンダーからマイナスに帯電したトナーを感光ドラム表面の静電潜像に付着させ、可視像化する。転写ユニットにおいては、一次転写ローラーにプラス電位を印可し感光ドラム表面のトナーを転写ベルトに転写する一次転写、二次転写外ローラーにプラス電位を印可し転写ベルト上のトナーを用紙に転写する二次転写が行われる。
定着部217は用紙上のトナーを熱と圧力で用紙に溶解固着するための装置であり、加熱ヒーター、定着ベルト、加圧ベルト等で構成される。
給紙部218は用紙を給紙するための装置であり、ローラーや各種センサーにより用紙の給紙動作、搬送動作が制御される。
(【0011】以降は省略されています)

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