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公開番号
2025070132
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180218
出願日
2023-10-19
発明の名称
押出成形板のひび割れの補修方法及び補修壁装材
出願人
アイカ工業株式会社
,
アイカテック建材株式会社
代理人
主分類
E04G
23/02 20060101AFI20250424BHJP(建築物)
要約
【課題】 建築物の壁装材として取付されたままでも、簡易な作業で補修することができ、押出成形板の強度を補強することが可能で、また押出成形板内部の水溜りの発生を抑制することができる押出成形板のひび割れの補修方法及び補修壁装材を提供する。
【解決手段】 建築物の壁装材として取付された、押出成形板に発生したひび割れの補修方法において、前記押出成形板の長手方向に設けられた中空部を露出させる第一工程と、露出させた前記中空部に、長手方向に経路を形成する第二工程と、前記中空部において、形成された経路の周辺に固着材を充填する第三工程と、を含むことを特徴とする押出成形板のひび割れの補修方法。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
建築物の壁装材として取付された、押出成形板に発生したひび割れの補修方法において、
前記押出成形板の長手方向に設けられた中空部を露出させる第一工程と、
露出させた前記中空部に、長手方向に経路を形成する第二工程と、
前記中空部において、形成された前記経路の周辺に固着材を充填する第三工程と、を含むことを特徴とする押出成形板のひび割れの補修方法。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
第二工程において、軸方向に貫通孔を有する導水材を差し入れて配置することにより、長手方向に前記経路を形成することを特徴とする請求項1記載の押出成形板のひび割れの補修方法。
【請求項3】
第一工程の後、第二工程の前に、露出させた前記中空部の内側に、補強塗料を塗布し、補強材料を貼合させる補強作業と、を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の押出成形板のひび割れの補修方法。
【請求項4】
第三工程の後に、前記押出成形板の表面をならした後、補強塗料を塗布し、補強材料を貼合させる補強作業と、を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の押出成形板のひび割れの補修方法。
【請求項5】
建築物の壁装材として取付された、押出成形板に発生したひび割れが補修された補修壁装材において、
長手方向に設けられた中空部が露出された前記押出成形板本体と、
露出された前記中空部の長手方向に形成された経路と、
露出された前記中空部に形成された前記経路の周辺に充填された固着材と、を有することを特徴とする、ひび割れが補修された補修壁装材。
【請求項6】
前記経路が、軸方向に貫通孔を有する導水材により形成されていることを特徴とする請求項5記載のひび割れが補修された補修壁装材。
【請求項7】
前記中空部の内側に、補強塗料が塗布され、補強材料が貼合されてなることを特徴とする請求項5又は6記載のひび割れが補修された補修壁装材。
【請求項8】
前記押出成形板の表面に、補強塗料が塗布され、補強材料が貼合されてなることを特徴とする請求項5又は6記載のひび割れが補修された補修壁装材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、押出成形板のひび割れの補修方法及び補修壁装材に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、建築構造物の壁装材として、押出成形板が好適に用いられている。特に、押出成形板の一種である、押出成形セメント板は、施工しやすい化粧材であり、また強度が高く、耐候性に優れているという特徴がある。
【0003】
近年では、押出成形板のひび割れの補修方法について、広く研究開発がなされている。例えば、特許文献1においては、略平行に配された一対の略長方形状の表面板と、前記表面板の長手方向に延びて該一対の表面板を所定間隔で一体的に結合する複数の隔壁部と、隣接する前記隔壁部の間に画成される中空部とを有し、長手方向が略鉛直方向となるように建築物の躯体に取り付けられた押出成形板において、幅方向に発生したひび割れの補修方法であって、前記表面板の、前記ひび割れの下側に孔をあけ、該孔から該孔の直下の前記中空部に受け材を設け、該孔から前記中空部にモルタルを注入充填し硬化させることにより、前記ひび割れを跨ぐように、該中空部に密実な柱状のモルタル固着部を形成すること、を特徴とするひび割れの補修方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-044034号公報
【0005】
ところで、押出成形板は、建築構造物の外壁材として好適に用いられているが、経年劣化などにより、ひび割れが発生した場合、表面側のみならず、裏面側にも広がっている可能性が考えられるが、ひび割れの確認が困難であった。また、押出成形板の取替は、建築構造物の内装面に手を加える必要があり、入居者や作業者の負担が大きく、容易ではなかった。
【0006】
そこで、押出成形板のひび割れの補修方法として、ひび割れ箇所にモルタル等を注入し、押出成形板の中空部を塞いで、強度を補強する手法が用いられている。しかし、この手法では、ひび割れ箇所の補強ができるものの、押出成形板の内部に水溜りが発生した場合、適切に排水することができず、押出成形板の性能が劣化したり、内装面に染み出して影響を及ぼしたりする可能性があることから、改善の余地があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、建築物の壁装材として取付されたままでも、簡易な作業で補修することができ、押出成形板の強度を補強することが可能で、また押出成形板内部の水溜りの発生を抑制することができる押出成形板のひび割れの補修方法及び補修壁装材を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、建築物の壁装材として取付された、押出成形板に発生したひび割れの補修方法において、前記押出成形板の長手方向に設けられた中空部を露出させる第一工程と、露出させた前記中空部に、長手方向に経路を形成する第二工程と、前記中空部において、形成された前記経路の周辺に固着材を充填する第三工程と、を含むことを特徴とする押出成形板のひび割れの補修方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明にかかる押出成形板のひび割れの補修方法は、建築物の壁装材として取付されたままでも、簡易な作業で補修することができ、押出成形板の強度を補強することが可能で、また押出成形板内部の水溜りの発生を抑制することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
押出成形板の正面図。
押出成形板の長手方向の中央をひび割れに見立てて鉛直方向に切断した状態を表す正面図。
第一工程後中空部を露出させた状態を表す正面図。
第一工程後第二工程前に補強作業を行う様子を表す斜視図。
第二工程の形成作業として軸方向に貫通孔を有する導水材を差し入れる様子を表す斜視図。
第二工程の形成作業における略鳥居状の導水材を形成する様子を表す斜視図
第三工程の充填作業を行う様子を表す斜視図。
第三工程後補強作業を行う様子を表す斜視図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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