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公開番号2025069831
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-01
出願番号2023179804
出願日2023-10-18
発明の名称電池セルの配置方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H01M 50/269 20210101AFI20250423BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電池セルの劣化を抑制することができる電池セルの配置方法を提供すること。
【解決手段】電池セルの配置方法は、複数の電池セルの負極目付量と、負極活物質に関する情報と、電解液に関する情報とに基づいて、電池セルごとの劣化傾きを推定し、劣化傾きの大きい電池セルが、ケース内において温度が低くなりやすい位置に配置されるように、ケース内における電池セルごとの配置を決定する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
複数の電池セルの負極目付量と、負極活物質に関する情報と、電解液に関する情報とに基づいて、前記電池セルごとの劣化傾きを推定し、
前記劣化傾きの大きい電池セルが、ケース内において温度が低くなりやすい位置に配置されるように、前記ケース内における前記電池セルごとの配置を決定する、
電池セルの配置方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、電池セルの配置方法に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、蓄電容量に基づいて電池セルのランク分けを行い、蓄電容量の大きい電池セルを、冷却されやすい周辺部に配置する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０００－２３１９１１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
電池セルによって劣化速度にばらつきがあり、電池セルの温度差によっても劣化速度は変化する。従って、特許文献１で開示された技術では、電池セルの劣化を考慮した配置となっていないため、電池セルが劣化しやすくなる可能性がある。
【０００５】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、電池セルの劣化を抑制することができる電池セルの配置方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示に係る電池セルの配置方法は、複数の電池セルの負極目付量と、負極活物質に関する情報と、電解液に関する情報とに基づいて、前記電池セルごとの劣化傾きを推定し、前記劣化傾きの大きい電池セルが、ケース内において温度が低くなりやすい位置に配置されるように、前記ケース内における前記電池セルごとの配置を決定する。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、劣化傾きの大きい電池セルが、ケース内で温度が低くなりやすい位置に配置されるようになるため、電池セルの劣化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、実施形態に係る電池セルの配置方法を実行する情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。
図２は、電池セルの負極目付量と容量劣化との関係を示すグラフである。
図３は、電池セルの負極目付量と容量劣化との関係を示す概略図である。
図４は、電池セルのケース内における温度分布を説明するための概略図である。
図５は、実施形態に係る電池セルの配置方法を説明するための概略図である。
図６は、実施形態に係る電池セルの配置方法の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
本開示の実施形態に係る電池セルの配置方法について、図面を参照しながら説明する。なお、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【００１０】
実施形態に係る電池セルの配置方法は、例えば車両に搭載される電池パックのケースに、電池セルを配置するための方法である。上記の車両としては、例えばハイブリッド車（ＨＥＶ：Hybrid Electric Vehicle）、プラグインハイブリッド車（ＰＨＥＶ：Plug-in Hybrid Electric Vehicle）、電気自動車（ＢＥＶ：Battery Electric Vehicle）等が挙げられる。
（【００１１】以降は省略されています）

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