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公開番号
2025069354
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-30
出願番号
2025016807,2020039897
出願日
2025-02-04,2020-03-09
発明の名称
認知機能の低下抑制および/または改善用組成物
出願人
株式会社ファーマフーズ
,
三菱商事ライフサイエンス株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A23L
33/175 20160101AFI20250422BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】対象の認知機能の低下を抑制し、又は改善するための新規な組成物の提供。
【解決手段】γ-アミノ酪酸を含有する、対象における認知機能の低下抑制及び/又は改善用組成物。血中のインスリン様成長因子1濃度を増加させることによって対象における認知機能の低下抑制及び/又は改善するための該組成物。γ-アミノ酪酸の含有量が約10~約1000mgである、該組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
本明細書に記載の発明。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、認知機能の低下抑制および/または改善用組成物に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年における急速な高齢化に伴い、高齢者の健康に対する認識や、健康への取り組み方も大きく変わりつつある。具体的に従来では、とりわけ健康寿命を延伸させることが注目され、高齢者の健康といえば身体の健康であったが、近年では身体の健康はもちろんのこと、快適な老後生活を過ごすために、脳の健康にも注目が集まっている。
【0003】
その中でも特に注目されているのは認知症をはじめとする認知機能への障害であり、認知症になってしまうと、徘徊や交通事故などといった二次的な問題、また介護疲れといった周囲への問題をも引き起こしてしまう。また、老化に伴う物忘れや、認知機能が低下しているものの生活に支障がない状態の軽度認知障害(MCI)に該当する高齢者も増えており、高齢者のうち約4人に1人がこの認知症予備軍に該当するともいわれている。軽度認知障害は認知症の一歩手前の状態ともいわれており、これを放置しておくと、将来的に症状が悪化し、認知症になってしまう。
【0004】
認知症の多くは進行性の疾患であり、現在の医療では症状の進行を遅らせることはできても、完治させることはできていない。そのため認知症対策としては、早期に発見・診断し、認知症になってしまう前にその進行を食い止めることが非常に重要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、対象の認知機能の低下を抑制し、または改善するための新規な組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、γ-アミノ酪酸(GABA)にヒトの認知機能を改善させる効果があることを確認し、かかる知見に基づいてさらに研究を進めることにより、本発明を完成するに至った。
【0007】
したがって、本開示の主要な観点によれば、以下の発明が提供される。
(1)γ-アミノ酪酸を含有する、対象における認知機能の低下抑制および/または改善用組成物。
(2)前記認知機能が論理的思考力を含む、上記項目に記載の組成物。
(3)前記認知機能が作業記憶力を含む、上記項目のいずれか一項に記載の組成物。
(4)前記認知機能が持続的注意力を含む、上記項目のいずれか一項に記載の組成物。
(5)前記論理思的考力、前記作業記憶力、または前記持続的注意力がCognitraxによって測定される、上記項目のいずれか一項に記載の組成物。
(6)前記認知機能が空間認知力を含む、上記項目のいずれか一項に記載の組成物。
(7)前記認知機能が記憶力を含む、上記項目のいずれか一項に記載の組成物。
(8)前記空間認知力、または前記記憶力がアーバンス神経心理テストによって測定される、上記項目のいずれか一項に記載の組成物。
(9)身体の日常役割機能を向上させるための上記項目のいずれか一項に記載の組成物。(10)活力を向上させるための上記項目のいずれか一項に記載の組成物。
(11)心の健康を向上させるための上記項目のいずれか一項に記載の組成物。
(12)前記身体の日常役割機能、前記活力、または前記心の健康がSF-36によって測定される、上記項目のいずれか一項に記載の組成物。
(13)血中のインスリン様成長因子1(IGF-1)濃度を増加させることによって対象における認知機能の低下抑制および/または改善するための上記項目のいずれか一項に記載の組成物。
(14)前記γ-アミノ酪酸の含有量が約10~約1000mgである、上記項目のいずれか一項に記載の組成物。
(15)前記γ-アミノ酪酸の摂取量が、1日あたり約10~約1000mgである、上記項目のいずれか一項に記載の組成物。
(16)少なくとも4週間にわたって毎日摂取される、上記項目のいずれか一項に記載の組成物。
(17)前記対象が健常人である、上記項目のいずれか一項に記載の組成物。
(18)前記対象が、24点以上のミニメンタルステート検査(MMSE)スコアを有する、上記項目のいずれか一項に記載の組成物。
(19)経口的に摂取される、上記項目のいずれか一項に記載の組成物。
(20)飲食品、食品添加物、医薬部外品、または医薬品である、上記項目のいずれか一項に記載の組成物。
【0008】
なお、上記した以外の本開示の特徴及び顕著な作用・効果は、次の発明の実施形態の項及び図面を参照することで、当業者にとって明確となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下に、本開示に係る一実施形態および実施例を、図面を参照して説明する。
上記のとおり、本開示に係る一実施形態は、γ-アミノ酪酸を含有する、対象における認知機能の低下抑制および/または改善用組成物である。
【0010】
自然界に広く分布し、食品に添加してもその味を損ねることがないアミノ酸として、近年、γ-アミノ酪酸(GABA、4-アミノ酪酸)が注目されている。GABAは哺乳類の中枢神経系に多く存在する抑制性の神経伝達物質であり、興奮性神経伝達物質の過剰な分泌を抑制して神経の興奮を鎮め、リラックス効果や抗ストレス作用を発揮することが知られている。また、血圧降下作用やコレステロール低下作用、ストレス緩和作用、疲労感軽減作用、睡眠の質改善作用、及び免疫力の低下抑制などの多岐にわたる生理活性を有することが知られている。このGABAは野菜や穀物、ヒト体内にも含まれているため、食品に添加しやすく、GABA含有チョコレートや、数多くのサプリメントが販売されている。
(【0011】以降は省略されています)
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