TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025069302
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-30
出願番号
2025015167,2021092705
出願日
2025-01-31,2021-06-02
発明の名称
燃料電池船および燃料電池システム
出願人
ヤンマーホールディングス株式会社
代理人
弁理士法人 佐野特許事務所
主分類
B63B
11/04 20060101AFI20250422BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約
【課題】燃料に由来する危険性を低減することができる技術を提供する。
【解決手段】例示的な燃料電池船は、燃料の電気化学反応により発電を行う燃料電池から供給される電力を用いて船体を推進する燃料電池船であって、前記燃料の放出源を含む区画と、前記区画内に配置され、前記燃料を検知する第1検知器と、前記区画の内部の換気に使用される通風装置と、前記通風装置の周囲に配置され、前記燃料を検知する第2検知器と、を備え、前記第1検知器により前記区画内の前記燃料の濃度が第1閾値以上であることが検知された場合に、前記区画内にある非防爆機器への電源供給を停止し、前記通風装置は、前記第2検知器の電源がオン状態である場合に起動される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
燃料の電気化学反応により発電を行う燃料電池から供給される電力を用いて船体を推進する燃料電池船であって、
前記燃料の放出源を含む区画と、
前記区画内に配置され、前記燃料を検知する第1検知器と、
前記区画の内部の換気に使用される通風装置と、
前記通風装置の周囲に配置され、前記燃料を検知する第2検知器と、
を備え、
前記第1検知器により前記区画内の前記燃料の濃度が第1閾値以上であることが検知された場合に、前記区画内にある非防爆機器への電源供給を停止し、
前記通風装置は、前記第2検知器の電源がオン状態である場合に起動される、燃料電池船。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記区画が複数存在し、
前記区画のいずれかにおいて、前記燃料の濃度が前記第1閾値以上である場合に、当該区画と換気経路が繋がる他の前記区画にある非防爆機器への電源供給を停止する、請求項1に記載の燃料電池船。
【請求項3】
前記区画が複数存在し、
前記区画のいずれかにおいて、前記燃料の濃度が前記第1閾値以上である場合に、当該区画を除く残り全ての前記区画にある非防爆機器への電源供給を停止する、請求項1に記載の燃料電池船。
【請求項4】
前記通風装置は押込み式である、請求項1から3のいずれか1項に記載の燃料電池船。
【請求項5】
前記通風装置は、前記第2検知器により第2閾値以上の前記燃料の濃度が検知された場合に停止される、請求項1から4のいずれか1項に記載の燃料電池船。
【請求項6】
前記区画には、前記燃料電池が設置される燃料電池区画が含まれる、請求項1から5のいずれか1項に記載の燃料電池船。
【請求項7】
燃料の電気化学反応により発電を行う燃料電池を含む燃料電池システムであって、
前記燃料の放出源を含む区画と、
前記区画内に配置され、前記燃料を検知する第1検知器と、
前記区画の内部の換気に使用される通風装置と、
前記通風装置の周囲に配置され、前記燃料を検知する第2検知器と、
を備え、
前記第1検知器により前記区画内の前記燃料の濃度が第1閾値以上であることが検知された場合に、前記区画内にある非防爆機器への電源供給を停止し、
前記通風装置は、前記第2検知器の電源がオン状態である場合に起動される、燃料電池システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池船および燃料電池システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、燃料タンクから燃料電池に燃料を供給し、燃料電池で発生する電力によって推進装置を駆動する燃料電池船が提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1においては、燃料電池ユニットおよび水素燃料タンクを収容する収納部の蓋部材が不正開放された場合に、水素燃料タンクから水素が積極的に排出されることで、素早く燃料を枯渇させ、盗難を防ぐ構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-92815号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
燃料電池に供給される燃料は、例えば水素等の可燃ガスである。このため、燃料電池船においては、燃料に由来する危険性を考慮した安全な設計や、安全対策が望まれる。従来においては、上述のように燃料の盗難防止を目的とした燃料電池船は知られるが、安全対策について改良の余地があると考えられる。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑み、燃料に由来する危険性を低減することができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の例示的な燃料電池船は、燃料の電気化学反応により発電を行う燃料電池から供給される電力を用いて船体を推進する燃料電池船であって、前記燃料の放出源を含む区画と、前記区画内に配置され、前記燃料を検知する第1検知器と、前記区画の内部の換気に使用される通風装置と、前記通風装置の周囲に配置され、前記燃料を検知する第2検知器と、を備え、前記第1検知器により前記区画内の前記燃料の濃度が第1閾値以上であることが検知された場合に、前記区画内にある非防爆機器への電源供給を停止し、前記通風装置は、前記第2検知器の電源がオン状態である場合に起動される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、燃料に由来する危険性を低減し、安全性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の一形態に係る燃料電池船の概略の構成を示す説明図
上記燃料電池船の内部構造を模式的に示す説明図
本発明の実施の一形態に係る燃料電池船の詳細例を示す平面図
図3に示す燃料電池船からキャビン等の一部の構成を取り除いた場合の斜視図
図4に示す燃料電池船が備える燃料電池区画、タンク区画、およびダクト区画を抽出して示した概略斜視図
図5に示す燃料電池区画の天壁を取り除いた概略斜視図
図5に示すタンク区画の天壁の一部を取り除いた概略斜視図
図3のVIII-VIIIで切った断面の一部を拡大して示す図
通風装置の起動時の制御例を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本明細書では、方向を以下のように定義する。まず、燃料電池船の船尾から船首に向かう方向を「前」とし、船首から船尾に向かう方向を「後」とする。そして、前後方向に垂直な横方向を左右方向とする。このとき、燃料電池船の前進時に操船者から見て左側を「左」とし、右側を「右」とする。さらに、前後方向および左右方向に垂直な重力方向の上流側を「上」とし、下流側を「下」とする。また、以下においては、燃料が気体である場合を例に説明するが、燃料は気体に限定されず、液体であってもよい。
【0010】
〔1.燃料電池船の概略の構成〕
まず、図1を参照して、本実施形態に係る燃料電池船SHについて説明する。図1は、燃料電池船SHの概略の構成を示す説明図である。燃料電池船SHは、船体1と、キャビン2と、を備える。キャビン2は、船体1の上側に配置される。なお、本実施形態では、キャビン2はブリッジを含む。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
川下り用船
5か月前
個人
シーアンカー
8か月前
個人
発電船
7か月前
個人
補助機構
2か月前
個人
船用横揺防止具
3か月前
個人
コンパクトシティ船
2か月前
小柳建設株式会社
台船
8か月前
個人
渦流動力推進構造
2か月前
ウラカミ合同会社
曳航ロボット
9か月前
炎重工株式会社
浮標
4か月前
炎重工株式会社
浮標
4か月前
個人
水陸両用移動装置
9か月前
炎重工株式会社
移動体
7か月前
株式会社フルトン
水中捕捉装置
2か月前
個人
スクリュープロペラ
2か月前
個人
船舶
4か月前
ダイハツ工業株式会社
ジャケット
10か月前
オーケー工業株式会社
係留フック
3か月前
個人
回転式による流体流出防止タンカー
2か月前
スズキ株式会社
船外機
25日前
株式会社テラサン
位置保持システム
7か月前
誠加興業股分有限公司
呼吸用マスク
9か月前
常石造船株式会社
メタノール燃料船
5か月前
ヤマハ発動機株式会社
船外機
4か月前
スズキ株式会社
船外機
25日前
スズキ株式会社
船外機
2か月前
スズキ株式会社
船外機
2か月前
株式会社ユピテル
システム及びプログラム等
1か月前
炎重工株式会社
自律航行浮遊体
4か月前
藤倉コンポジット株式会社
架台
5か月前
川崎汽船株式会社
ドライアイス輸送船
11か月前
株式会社神戸タフ興産
船舶の甲板構造
5か月前
株式会社大林組
浮体式構造物の設置方法
3か月前
ヤマハ発動機株式会社
船外機および船舶
4か月前
ヤマハ発動機株式会社
船外機および船舶
3か月前
個人
発光手段を備えたライフジャケット
1か月前
続きを見る
他の特許を見る