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公開番号2025066284
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2023175756
出願日2023-10-11
発明の名称シート接着装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B65H 37/04 20060101AFI20250416BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 プレプリント紙の印字率に左右されずに安定した接着力を実現することができるシート接着装置を提供する。
【解決手段】 制御手段は、シートに印刷された画像の印字率が高いほど接着剤の塗布量が多くなるように塗布ユニットを制御する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
接着剤をシートに塗布する塗布ユニットと、
接着剤が塗布されたシートを、接着剤が塗布された面を内側にして折り畳む折り手段と、
前記折り手段により折り畳まれたシートを加熱及び/又は加圧して、接着剤によりシートを接着する接着手段と、
接着剤を塗布する前のシートに印刷された画像の印刷情報に基づいて前記塗布ユニットで塗布される接着剤の塗布量を制御する制御手段と、
を備えたシート接着装置であって、
前記制御手段は、シートに印刷された画像の印字率が高いほど接着剤の塗布量が多くなるように前記塗布ユニットを制御することを特徴とするシート接着装置。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記印刷情報における印字率の高い領域に塗布する接着剤の単位面積あたりの塗布量を、前記印刷情報における印字率の低い領域に塗布する接着剤の単位面積あたりの塗布量よりも多くする
ことを特徴とする請求項1に記載のシート接着装置。
【請求項3】
前記印刷情報を読み取る読み取り手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のシート接着装置。
【請求項4】
他装置により読み取られた前記印刷情報を受け取るための通信手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のシート接着装置。
【請求項5】
前記塗布ユニットは電子写真方式を利用して接着剤をシートに塗布することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート接着装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、接着剤をシートに塗布する塗布ユニットを利用して粉末接着剤によりシートを接着するシート接着装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
給与明細書や圧着はがき等の内容に秘匿性があり密閉が必要な書類を作成する場合、特許文献1のようにシートを折り畳んで粉末接着剤で接着することにより、秘匿情報が密閉された成果物を出力する画像形成装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-193004号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のように密閉された成果物を作成する際に、接着処理されるシートは予め情報が印刷されたプレ印刷用紙(以下、プレプリント紙とする)を用いることが考えられる。このとき、電子写真方式のトナーを用いるプレプリント紙では、印字率の高い領域において接着力が不足する懸念がある。これは、溶融したトナーがシートの紙繊維を覆うことで、トナーの上に塗布された粉末接着剤が紙繊維の隙間に入り込めず、十分なアンカー効果を発揮できなくなるためである。これにより接着力が不足してしまい、シートの接着不良が生じる懸念がある。本発明では、プレプリント紙の印字率に左右されずに安定した接着力を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、接着剤をシートに塗布する塗布ユニットと、接着剤が塗布されたシートを、接着剤が塗布された面を内側にして折り畳む折り手段と、前記折り手段により折り畳まれたシートを加熱及び/又は加圧して、接着剤によりシートを接着する接着手段と、接着剤を塗布する前のシートに印刷された画像の印刷情報に基づいて前記塗布ユニットで塗布される接着剤の塗布量を制御する制御手段と、を備えたシート接着装置であって、前記制御手段は、シートに印刷された画像の印字率が高いほど接着剤の塗布量が多くなるように前記塗布ユニットを制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、プレプリント紙の印字率に左右されずに安定した接着力を実現することができるシート接着装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施例1に係るシート接着装置の概略図。
実施例1に係るプロセスカートリッジの概略図。
実施例1に係る折り工程の内容を説明するための図。
実施例1に係るプレプリント紙の印字率と粉末接着剤の塗布量の関係を説明するための図。
実施例1の変形例に係るプレプリント紙の印字率と粉末接着剤の塗布量の関係を説明するための図。
実施例1に係る粉末接着剤の塗布量と接着力の関係を説明するための図。
実施例2に係るプレプリント紙の読み取り手段が他装置である場合を説明するための図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【実施例】
【0009】
(全体の装置構成)
最初に、シート接着装置1aの全体構成について、図1を用いて説明する。図1は、実施例1に係るシート接着装置本体(以下、装置本体10と記載する)と、装置本体10と接続された後処理ユニット30と、を備えたシート接着装置1aの断面構成を表す概略図である。シート接着装置1aは、電子写真方式による粉末接着剤の塗布機構を備えた装置本体10と、シート処理装置としての後処理ユニット30とによって構成される。以下で説明するように、装置本体10は、現像剤として粉末接着剤を使用する点を除いて、電子写真方式の画像形成装置と同様の構成を備えている。
【0010】
まず、装置本体10の内部構成を説明する。図1に示すように装置本体10は、接着を行うシートPを収納するシート収納部としてのシートカセット8と、シートPに粉末接着剤を塗布する電子写真ユニットG1と、定着手段(第1の加熱装置)としての定着装置6と、これらを収容する筐体19とを備える。装置本体10は、シートカセット8から給送されるシートPに電子写真ユニットG1によって粉末接着剤Tnを塗布し、定着装置6によって粉末接着剤TnをシートPに定着させる定着処理を施す機能を有する。ここで、シートPとしては、電子写真方式、インクジェット方式、及びオフセット印刷等、各種の印刷方式で予め情報が印刷されたプレプリント紙をセットする。本実施例のシート接着装置1aは、プレプリント紙に対して、粉末接着剤Tnのみを塗布して、接着された成果物を作製する装置であり、圧着装置と呼ぶこともできる。
(【0011】以降は省略されています)

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