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公開番号2025065741
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-22
出願番号2023175152
出願日2023-10-10
発明の名称印刷システム、情報処理装置、及び情報処理装置の制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類B41J 29/38 20060101AFI20250415BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】印刷に使用されるメディアの種別が未確定の状況下においても、印刷完了までの予測時間をより好適な態様で提示可能とする。
【解決手段】ジョブ管理プログラム504は、印刷に使用されるメディアの種別を指定可能な印刷ジョブを受け付ける。スケジューラプログラム507は、対象となる印刷ジョブに指定されたメディアの種別に基づき、当該印刷ジョブについて印刷完了までの時間を算出し、当該時間を所定の出力先に出力する。スケジューラプログラム507は、対象となる印刷ジョブにメディアの種別が指定されていない場合には、あらかじめ設定された基準メディア種別を基に、当該印刷ジョブについて印刷完了までの時間を算出して前記出力先に出力し、当該印刷ジョブについて給紙されたメディアの検知結果に基づき当該メディアの種別が特定された場合に、当該メディアの種別に基づき前記出力先に出力された前記印刷完了までの時間を更新する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
印刷に使用されるメディアの種別を指定可能な印刷ジョブを受け付ける受付手段と、
対象となる印刷ジョブに指定されたメディアの種別に基づき、当該印刷ジョブについて印刷完了までの時間を算出し、当該時間を所定の出力先に出力するスケジュール管理手段と、
給紙されたメディアの種別を検知する検知手段と、
を有し、
前記スケジュール管理手段は、対象となる印刷ジョブにメディアの種別が指定されていない場合には、あらかじめ設定された基準メディア種別を基に、当該印刷ジョブについて印刷完了までの時間を算出して前記出力先に出力し、前記検知手段による当該印刷ジョブについて給紙されたメディアの検知結果に基づき当該メディアの種別が特定された場合に、当該メディアの種別に基づき前記出力先に出力された前記印刷完了までの時間を更新する
ことを特徴とする、印刷システム。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記スケジュール管理手段は、対象となる印刷ジョブにメディアの種別が指定されていない場合には、設定可能な一連のメディアの種別それぞれを前記基準メディア種別として印刷完了までの時間を算出し、当該一連のメディアの種別それぞれについて算出された当該時間の平均を、印刷完了までの時間として前記出力先に出力することを特徴とする、請求項1に記載の印刷システム。
【請求項3】
前記スケジュール管理手段は、対象となる印刷ジョブにメディアの種別が指定されていない場合には、設定可能な一連のメディアの種別それぞれを前記基準メディア種別とした場合に最短となる印刷完了までの時間を前記出力先に出力することを特徴とする、請求項1に記載の印刷システム。
【請求項4】
前記スケジュール管理手段は、対象となる印刷ジョブにメディアの種別が指定されていない場合には、設定可能な一連のメディアの種別それぞれを前記基準メディア種別とした場合に最長となる印刷完了までの時間を前記出力先に出力することを特徴とする、請求項1に記載の印刷システム。
【請求項5】
前記スケジュール管理手段は、
連続して実行される複数の印刷ジョブそれぞれにメディアの種別が指定されていない場合には、当該複数の印刷ジョブそれぞれに設定可能な一連のメディアの種別それぞれを前記基準メディア種別として設定した場合における、メディアの種類の組み合わせごとに当該複数の印刷ジョブについて印刷完了までの時間を算出し、
当該メディアの種類の組み合わせごとに算出された当該時間に基づき、前記出力先に出力する印刷完了までの時間を決定する
ことを特徴とする、請求項1に記載の印刷システム。
【請求項6】
前記スケジュール管理手段は、前記複数の印刷ジョブそれぞれに対して異なる種別のメディアが適用される組み合わせについては、メディアの種別の切り替えに係る時間を含めて、前記複数の印刷ジョブについて印刷完了までの時間を算出することを特徴とする、請求項5に記載の印刷システム。
【請求項7】
前記スケジュール管理手段は、メディアの種別が特定される前に前記出力先に出力される印刷完了までの時間が、メディアの種別が特定された後に前記出力先に出力される印刷完了までの時間と異なる態様で提示されるように制御することを特徴とする、請求項1に記載の印刷システム。
【請求項8】
前記スケジュール管理手段は、対象となる1以上の印刷ジョブにメディアの種別が指定されていない場合に、当該1以上の印刷ジョブについて印刷完了までの時間の候補を互いに異なる複数の条件それぞれについて算出し、当該複数の条件それぞれについて算出された当該印刷完了までの時間の候補を関連付けて前記出力先に出力することを特徴とする、請求項1に記載の印刷システム。
【請求項9】
印刷に使用されるメディアの種別を指定可能な印刷ジョブを受け付ける受付手段と、
対象となる印刷ジョブに指定されたメディアの種別に基づき、当該印刷ジョブについて印刷完了までの時間を算出し、当該時間を所定の出力先に出力するスケジュール管理手段と
を有し、
前記スケジュール管理手段は、対象となる印刷ジョブにメディアの種別が指定されていない場合には、あらかじめ設定された基準メディア種別を基に、当該印刷ジョブについて印刷完了までの時間を算出して前記出力先に出力し、当該印刷ジョブについて給紙されたメディアの検知結果に基づき当該メディアの種別が特定された場合に、当該メディアの種別に基づき前記出力先に出力された前記印刷完了までの時間を更新する
ことを特徴とする、情報処理装置。
【請求項10】
情報処理装置の制御方法であって、
印刷に使用されるメディアの種別を指定可能な印刷ジョブを受け付ける受付ステップと、
対象となる印刷ジョブに指定されたメディアの種別に基づき、当該印刷ジョブについて印刷完了までの時間を算出し、当該時間を所定の出力先に出力するスケジュール管理ステップと
を有し、
前記スケジュール管理ステップは、対象となる印刷ジョブにメディアの種別が指定されていない場合には、あらかじめ設定された基準メディア種別を基に、当該印刷ジョブについて印刷完了までの時間を算出して前記出力先に出力し、当該印刷ジョブについて給紙されたメディアの検知結果に基づき当該メディアの種別が特定された場合に、当該メディアの種別に基づき前記出力先に出力された前記印刷完了までの時間を更新する
ことを特徴とする、情報処理装置の制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、印刷システム、情報処理装置、及び情報処理装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
商業印刷分野においては、高品位の印刷出力結果、及び成果物の出力を減らさないために可能な限り印刷を止めない、つまりダウンタイムを発生させないことが重要である。ダウンタイムを防ぐためには、オペレータが印刷の状況を把握し、メディアやトナー等の消耗剤の補給及び交換、印刷ジョブの管理、ジョブチケットの編集、出力物の運搬、裁断や製本等の後工程フィニッシング等の操作を適切なタイミングで行うことが望ましい。このような背景から、ダウンタイムが発生する前にオペレータが必要な処置を施すことを可能とするための方法が各種提案されている。特許文献1には、印刷に使用されるメディア種別や現在の定着ユニットの温度等の情報から、印刷にかかる時間を精度良く予測して、オペレータに対して印刷完了予測時間及び消耗品の補給、交換作業が必要となるタイミングを表示する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-000557号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方で、給紙後に通過するセンサ等を利用してメディア種別を確定させるようなジョブが実行対象となる場合のように、事前に使用されるメディア(例えば、用紙)の種別が確定されていないような状況も想定され得る。このような状況下では、例えば、ジョブが開始されてからメディアが給紙されるまでの期間においては、メディア種別を確定することが困難である。すなわち、このような状況下では、ジョブが受け付けられたとしても、ジョブが開始されてメディアが給紙されるまでは、印刷時間を計算することが困難であり、ひいては、事前に印刷完了時間をユーザ(例えば、オペレータ)に提示することが困難となる。
【0005】
本発明は上記の問題を鑑み、印刷に使用されるメディアの種別が未確定の状況下においても、印刷完了までの予測時間をより好適な態様で提示可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る印刷システムは、印刷に使用されるメディアの種別を指定可能な印刷ジョブを受け付ける受付手段と、対象となる印刷ジョブに指定されたメディアの種別に基づき、当該印刷ジョブについて印刷完了までの時間を算出し、当該時間を所定の出力先に出力するスケジュール管理手段と、給紙されたメディアの種別を検知する検知手段と、を有し、前記スケジュール管理手段は、対象となる印刷ジョブにメディアの種別が指定されていない場合には、あらかじめ設定された基準メディア種別を基に、当該印刷ジョブについて印刷完了までの時間を算出して前記出力先に出力し、前記検知手段による当該印刷ジョブについて給紙されたメディアの検知結果に基づき当該メディアの種別が特定された場合に、当該メディアの種別に基づき前記出力先に出力された前記印刷完了までの時間を更新することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、印刷に使用されるメディアの種別が未確定の状況下においても、印刷完了までの予測時間をより好適な態様で提示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
印刷システムのシステム構成の一例を示した図である。
MFPの機能構成の一例を示した機能ブロック図である。
DFEのハードウェア構成の一例を示した図である。
MFPのソフトウェア構成の一例を示した図である。
DFEのソフトウェア構成の一例を示した図である。
DEFの処理の一例を示したフローチャートである。
DEFの処理の一例を示したフローチャートである。
DEFの設定画面の一例を示した図である。
定着ユニットの温度調整に係る時間の管理テーブルの一例を示した図である。
DEFの設定画面の一例を示した図である。
DEFの設定画面の一例を示した図である。
DEFの設定画面の一例を示した図である。
DEFの管理画面の一例を示した図である。
DEFの管理画面の一例を示した図である。
DEFの管理画面の一例を示した図である。
DEFの管理画面の一例を示した図である。
DEFの設定画面の一例を示した図である。
DEFの設定画面の一例を示した図である。
DEFの処理の一例を示したフローチャートである。
DEFの設定画面の一例を示した図である。
DEFの設定画面の一例を示した図である。
DEFの設定画面の一例を示した図である。
DEFの設定画面の一例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0010】
<第1の実施形態>
本開示の第1の実施形態について以下に説明する。
まず、図1を参照して本実施形態に係る印刷システムのシステム構成の一例について説明する。本実施形態では、画像形成装置の一例としてMFP(Multifunction Peripheral)101が適用され、情報処理装置の一例としてPC102が適用されているものとする。MFP101とPC102はネットワーク100を介して通信可能に接続されている。
なお、図1に示す例では、印刷システム内に1つの情報処理装置が設けられている場合の一例について示しているが、必ずしも本実施形態に係る印刷システムの構成を限定するものではない。例えば、MFP101に対して複数の情報処理装置がネットワーク100を介して通信可能に接続されていてもよい。また、他の一例として、画像形成装置が情報処理装置の役割をも担ってもよい。また、MFP101単独で実行可能な画像形成処理、例えば、コピージョブや保存ジョブによる印刷等の実行については、ネットワーク100を介して接続される情報処理装置が介在しない構成であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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