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公開番号2025059819
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170140
出願日2023-09-29
発明の名称液体排出装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 2/165 20060101AFI20250403BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ノズル面に対するワイパの押付力を適切に調整できる液体排出装置を提供する。
【解決手段】画像記録装置100は、ノズル面50に開口するノズル39からインクを排出するヘッド38と、ノズル面50に当接して、ヘッド38に対して前方へ移動可能なワイパーブレード64と、ワイパーブレード64における少なくとも後面65を支持しており、上下方向7へワイパーブレード64に対し相対移動可能な支持部75と、コントローラ130とを備える。コントローラ130は、ノズル39からインクを排出してからの経過時間を取得し、経過時間に基づいて、支持部75の位置である第1支持位置P1を決定し、支持部75の位置を第1支持位置P1に位置させて、ワイパーブレード64をヘッド38に対して前方へ移動する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
ノズル面に開口するノズルから液体を排出するヘッドと、
上記ノズル面に当接して、上記ヘッドに対して相対的に第1方向に移動可能なワイパと、
上記ワイパにおける少なくとも上記第1方向の後面を支持しており、上記ノズル面と交差する第2方向へ上記ワイパに対し相対移動可能な支持部と、
コントローラと、を備える液体排出装置であって、
上記コントローラは、
上記ノズルから液体を排出してからの経過時間を取得し、
上記経過時間に基づいて、上記第2方向における上記支持部の位置である第1支持位置を決定し、
上記支持部の位置を、決定した上記第1支持位置に位置させて、上記ワイパを上記ヘッドに対して相対的に上記第1方向へ移動する液体排出装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
上記コントローラは、
上記経過時間が閾値以上であることに基づいて、上記第1支持位置を決定し、
上記経過時間が閾値未満であることに基づいて、上記第2方向における上記支持部の位置が、上記第1支持位置よりも上記ノズル面から離れた第2支持位置に決定し、
上記支持部の位置を、決定した上記第1支持位置または上記第2支持位置に位置させて、上記ワイパを上記ヘッドに対して相対的に上記第1方向へ移動する請求項1に記載の液体排出装置。
【請求項3】
上記ヘッドに対向可能なプラテンを更に備えており、
上記ヘッドと上記プラテンとの間の上記第2方向の距離を変えることなく、上記支持部を上記第2方向へ移動させる請求項1または2に記載の液体排出装置。
【請求項4】
上記コントローラは、
上記ノズルから液体を排出するパージを実行し、
上記パージが終了した後、上記支持部の位置を上記第2支持位置に位置させて、上記ワイパを上記ヘッドに対して相対的に上記第1方向へ移動する請求項2に記載の液体排出装置。
【請求項5】
ノズル面に開口するノズルから液体を排出するヘッドと、
上記ノズル面に当接して、上記ヘッドに対して相対的に第1方向に移動可能なワイパと、
上記ワイパにおける少なくとも上記第1方向の後面を支持しており、上記ノズル面と交差する第2方向へ上記ワイパに対し相対移動可能な支持部と、
上記ヘッドが排出する液体に関する液体種類情報を記憶する記憶媒体と、
コントローラと、を備える液体排出装置であって、
上記コントローラは、
上記記憶媒体から上記液体種類情報を取得し、
上記液体種類情報に基づいて、上記第2方向における上記支持部の位置である第3支持位置を決定し、
上記支持部の位置を、決定した上記第3支持位置に位置させて、上記ワイパを上記ヘッドに対して相対的に上記第1方向へ移動する液体排出装置。
【請求項6】
上記コントローラは、
上記液体種類情報が第1情報であることに基づいて、上記第3支持位置を決定し、
上記液体種類情報が上記第1情報と異なる第2情報であることに基づいて、上記第2方向における上記支持部の位置が、上記第3支持位置よりも上記ノズル面から離れた第4支持位置に決定し、
上記支持部の位置を、決定した上記第3支持位置または上記第4支持位置に位置させて、上記ワイパを上記ヘッドに対して相対的に上記第1方向へ移動する請求項5に記載の液体排出装置。
【請求項7】
上記ヘッドに対向可能なプラテンを更に備えており、
上記ヘッドと上記プラテンとの間の上記第2方向の距離を変えることなく、上記支持部を上記第2方向へ移動させる請求項5または6に記載の液体排出装置。
【請求項8】
上記第1情報は、液体がポリマー含有液体であることを示す情報であり、
上記第2情報は、液体がポリマー非含有液体であることを示す情報である請求項6に記載の液体排出装置。
【請求項9】
上記支持部を収容可能なケースを更に備えており、
上記第4支持位置において、上記支持部が上記ケースに収容される請求項8に記載の液体排出装置。
【請求項10】
上記ヘッドは、第1ヘッドおよび第2ヘッドを有しており、
上記ワイパは、上記第1ヘッドおよび上記第2ヘッドに対して相対的に上記第1方向に移動可能であり、
上記第1ヘッドは、上記ポリマー含有液体を排出し、
上記第2ヘッドは、上記ポリマー非含有液体を排出し、
上記第1ヘッドに対して、上記支持部の位置を、上記第3支持位置に位置させて、上記ワイパを上記第1ヘッドに対して相対的に上記第1方向へ移動し、
上記第2ヘッドに対して、上記支持部の位置を、上記第4支持位置に位置させて、上記ワイパを上記第2ヘッドに対して相対的に上記第1方向へ移動する請求項8に記載の液体排出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ノズル面を払拭可能な液体排出装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、インクを吐出するノズルと、複数のノズルを形成したノズルプレートと、ノズルプレートの表面を払拭するワイパーブレードと、ワイパーブレードの背面にて昇降されることによりワイパーブレードの変形度合いを調整する支持部と、支持部をホルダーからどの程度露出させるかを内容とする支持部の高さ情報を格納した支持部高さ情報格納部とを有するインクジェット記録装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-196504号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に係るインクジェット式記録装置は、利用者クリーニング動作の回数が3回に到達すると、支持部の高さが高くなる。これにより、ノズルプレートに対するワイパーブレードの押付力が強くなる。しかしながら、利用者クリーニング動作が繰り返し実行されることにより時間や記録媒体、インクが消費されるという問題がある。
【0005】
また、インクジェット式記録装置において、ノズルプレートとフレームとの間に段差があると、段差にワイパーブレードが衝突することにより、ワイパーブレードが劣化したり、ワイパーブレードからインクが飛び散ったりするおそれがある。
【0006】
本発明の目的は、ノズル面に対するワイパの押付力を適切に調整できる液体排出装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1) 本発明に係る液体排出装置は、ノズル面に開口するノズルから液体を排出するヘッドと、上記ノズル面に当接して、上記ヘッドに対して相対的に第1方向に移動可能なワイパと、上記ワイパにおける少なくとも上記第1方向の後面を支持しており、上記ノズル面と交差する第2方向へ上記ワイパに対し相対移動可能な支持部と、コントローラと、を備える。上記コントローラは、上記ノズルから液体を排出してからの経過時間を取得し、上記経過時間に基づいて、上記第2方向における上記支持部の位置である第1支持位置を決定し、上記支持部の位置を、決定した上記第1支持位置に位置させて、上記ワイパを上記ヘッドに対して相対的に上記第1方向へ移動する。
【0008】
コントローラは、インクを排出してからの経過時間によって支持部の第1支持位置を決定する。支持部の第1支持位置によって、ノズル面の払拭時におけるワイパの変形量が変化する。ワイパの変形量によって、ワイパのノズル面に対する押付力が変化する。
【0009】
(2) 上記コントローラは、上記経過時間が閾値以上であることに基づいて、上記第1支持位置を決定し、上記経過時間が閾値未満であることに基づいて、上記第2方向における上記支持部の位置が、上記第1支持位置よりも上記ノズル面から離れた第2支持位置に決定し、上記支持部の位置を、決定した上記第1支持位置または上記第2支持位置に位置させて、上記ワイパを上記ヘッドに対して相対的に上記第1方向へ移動するものであってもよい。
【0010】
(3) 液体排出装置は、上記ヘッドに対向可能なプラテンを更に備えていてもよい。上記ヘッドと上記プラテンとの間の上記第2方向の距離を変えることなく、上記支持部を上記第2方向へ移動させてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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