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公開番号
2025065638
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-22
出願番号
2023174977
出願日
2023-10-10
発明の名称
米飯の製造方法及び製造装置
出願人
エースシステム株式会社
代理人
個人
主分類
A23L
7/10 20160101AFI20250415BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】1段式のチャンバを有する場合でも美味しいご飯が炊ける米飯の製造方法及び製造装置を提供する。
【解決手段】ホッパの内部に米を投入する米投入ステップと、チャンバ内に配置される搬送コンベア手段の搬送面上に前記ホッパから米を供給する米供給ステップと、前記搬送面上の米に散水する散水ステップと、チャンバ内に蒸気を注入して前記搬送面上の米を蒸す蒸しステップと、前記搬送面の上方に配置される撹拌機によって、前記搬送面上の米塊を攪拌する攪拌ステップとを備え、前記撹拌機は、搬送コンベア手段の搬送方向と直行する搬送面の幅方向に沿う方向を長手方向とするプレート状の攪拌羽根を備え、該攪拌羽根は、その長手方向の一の側縁部を前記搬送面上の米塊の上方側から進入させて、米塊の一部を掬い上げ可能に構成されており、前記搬送コンベア手段の搬送面に近接する際の前記攪拌羽根の前記一の側縁部の回転方向は、前記搬送面の移動方向と同じ方向であることを特徴とする米飯の製造方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ホッパの内部に米を投入する米投入ステップと、
チャンバ内に配置される搬送コンベア手段の搬送面上に前記ホッパから米を供給する米供給ステップと、
前記搬送面上の米に散水する散水ステップと、
チャンバ内に蒸気を注入して前記搬送面上の米を蒸す蒸しステップと、
前記搬送面の上方に配置される撹拌機によって、前記搬送面上の米塊を攪拌する攪拌ステップとを備え、
前記撹拌機は、搬送コンベア手段の搬送方向と直行する搬送面の幅方向に沿う方向を長手方向とするプレート状の攪拌羽根を備え、該攪拌羽根は、その長手方向の一の側縁部を前記搬送面上の米塊の上方側から進入させて、米塊の一部を掬い上げ可能に構成されており、
前記搬送コンベア手段の搬送面に近接する際の前記攪拌羽根の前記一の側縁部の回転方向は、前記搬送面の移動方向と同じ方向であることを特徴とする米飯の製造方法。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
前記搬送面の移動速度(m/s)と前記攪拌羽根の前記一の側縁部の周速度(m/s)との速度比(前記搬送面の移動速度/前記攪拌羽根の前記一の側縁部の周速度)は、2以上10以下の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の米飯の製造方法。
【請求項3】
前記攪拌ステップは、前記搬送面が所定量移動するごとに、前記攪拌羽根が、前記搬送面上の米塊の一部を掬い上げて攪拌するように構成され、
前記所定量は、2mm以上10mm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の米飯の製造方法。
【請求項4】
前記攪拌機は、前記搬送面の幅方向に沿う方向を軸方向とする回転軸と、前記回転軸に接続する前記攪拌羽根とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の米飯の製造方法。
【請求項5】
プレート状の前記攪拌羽根の前記一の側縁部における回転方向接線に対し、前記攪拌羽根は、15°以上90°以下の範囲で傾斜して配置されていることを特徴とする請求項4に記載の米飯の製造方法。
【請求項6】
前記回転軸に接続する前記攪拌羽根を複数備えており、前記各攪拌羽根は、前記回転軸を挟んだ対向位置に配置されないように構成されることを特徴とする請求項3に記載の米飯の製造方法。
【請求項7】
前記搬送面の搬送方向に沿って所定間隔をあけて前記撹拌機が複数配置される請求項1又は2に記載の米飯の製造方法。
【請求項8】
プレート状の前記攪拌羽根の前記一の側縁部に直行する方向の幅寸法は、10mm以上50mm以下の範囲であることを特徴とする請求項1又は2に記載の米飯の製造方法。
【請求項9】
前記攪拌ステップは、前記搬送面の幅方向に沿う方向を軸方向とする回転軸と、前記回転軸に所定間隔をあけて接続し、前記回転軸の径方向外側に向けて伸びる複数の棒状体を備える第2の撹拌機により、前記搬送面上の米塊を攪拌する工程を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の米飯の製造方法。
【請求項10】
前記ホッパの内部に水を供給し、前記ホッパ内部の米に吸水させる吸水ステップを更に備える請求項1又は2に記載の米飯の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、米飯の製造方法及び製造装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
連続的に米飯を製造する装置や方法が例えば特許文献1に開示されている。この装置は、図8に示すように、過熱又は飽和水蒸気が供給されるチャンバ101と、米を搬送するコンベア102と、チャンバ101内において搬送される米に散水する散水装置103とを備えている。チャンバ101は上下方向に第1チャンバ室101a、第2チャンバ室101b及び第3チャンバ室101cに区画されて形成されている。第1チャンバ室101aと第2チャンバ室101bとは、互いに平行に設けられており、連通孔104が穿設された仕切り壁105を介して連通して構成されている。同様に、第2チャンバ室101bと第3チャンバ室101cとは、互いに平行に設けられており、連通孔106が穿設された仕切り壁107を介して連通して構成されている。チャンバ101内に配置されるコンベア102は、第1チャンバ室101aに配置される第1コンベア102a、第2チャンバ室101bに配置される第2コンベア102b、及び、第3チャンバ室101cに配置される第3コンベア102cにより構成されている。
【0003】
このような装置を用いて米飯を蒸煮炊飯するには、ホッパ108を介して第1チャンバ室101aの第1コンベア102a上に米を投入する。第1コンベア102aの搬送面上に供給された米は、チャンバ101に供給された過熱又は飽和水蒸気と散水装置103から供給された水とで炊飯されながら、図8の右側に向かって搬送される。第1コンベア101aの右端にまで到達した米塊は、連通孔104を介して第2チャンバ室101bに設けられる第2コンベア102b上に反転されて落下し、図*の左側に向かって搬送され、第2コンベア102bの左端に達した米塊は、連通孔106を介して第3コンベア102c上に反転されて落下して図8の右端に向かって搬送され、チャンバ101から米飯として搬出される。
【0004】
このように従来の米飯を製造する装置は、多段式のチャンバ101を用い、上方のチャンバ室から下方のチャンバ室に米塊が落下する際に該米塊を反転させることを利用してムラなく均一に炊き上げて米飯を製造するというものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-169915号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述のように、従来の米飯の製造方法の場合、チャンバ室が多段に積み上げられた装置を用いて実施されていたが、多段に積み上げずに1段式のチャンバ室を有する装置の場合、米塊を反転させることができず、上方からの給水や下方からの蒸気による加熱にムラが発生し、美味しい米飯を炊飯することが難しいという問題があった。
【0007】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、1段式のチャンバを有する場合でも美味しいご飯が炊ける米飯の製造方法及び製造装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の前記目的は、ホッパの内部に米を投入する米投入ステップと、チャンバ内に配置される搬送コンベア手段の搬送面上に前記ホッパから米を供給する米供給ステップと、前記搬送面上の米に散水する散水ステップと、チャンバ内に蒸気を注入して前記搬送面上の米を蒸す蒸しステップと、前記搬送面の上方に配置される撹拌機によって、前記搬送面上の米塊を攪拌する攪拌ステップとを備え、前記撹拌機は、搬送コンベア手段の搬送方向と直行する搬送面の幅方向に沿う方向を長手方向とするプレート状の攪拌羽根を備え、該攪拌羽根は、その長手方向の一の側縁部を前記搬送面上の米塊の上方側から進入させて、米塊の一部を掬い上げ可能に構成されており、前記搬送コンベア手段の搬送面に近接する際の前記攪拌羽根の前記一の側縁部の回転方向は、前記搬送面の移動方向と同じ方向であることを特徴とする米飯の製造方法により達成される。
【0009】
また、上記米飯の製造方法に関し、前記搬送面の移動速度(m/s)と前記攪拌羽根の前記一の側縁部の周速度(m/s)との速度比(前記搬送面の移動速度/前記攪拌羽根の前記一の側縁部の周速度)は、2以上10以下の範囲であることが好ましい。また、当該速度比が、3以上6以下の範囲となるように設定することがより好ましい。
【0010】
また、上記米飯の製造方法に関し、前記攪拌ステップは、前記搬送面が所定量移動するごとに、前記攪拌羽根が、前記搬送面上の米塊の一部を掬い上げて攪拌するように構成され、前記所定量は、2mm以上10mm以下であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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