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公開番号
2025065584
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-21
出願番号
2024176732
出願日
2024-10-08
発明の名称
極低温流体用ローディングおよび/またはアンローディングタワーのためのガイド装置
出願人
ギャズトランスポルト エ テクニギャズ
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F17C
13/00 20060101AFI20250414BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約
【課題】ローディングおよび/またはアンローディングタワーへの設置を容易にする構成を有する緩衝器支持体の提供。
【解決手段】極低温流体用ローディングおよび/またはアンローディングタワーを極低温流体用貯蔵タンクの底壁に取り付けられたベースに相対的に位置決めすることを可能にするためのガイド装置(16)であって、ガイド装置(16)が、緩衝器(26)の収容ゾーン(54)を少なくとも部分的に画定するリム(46)を有する支持体(24)を備えており、リム(46)が、収容ゾーン(54)内に緩衝器(26)を挿入するために構成された開口(56)を有しており、緩衝器用担持装置(16)が、収容ゾーン(54)を確定する、緩衝器(26)のための保持部材(58)を備えており、保持部材(58)が、少なくとも部分的に開口(56)内に延びるように設計されている、ガイド装置(16)に関する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
貯蔵タンク(1)に対する極低温流体のローディングおよび/またはアンローディングのために構成されたローディングおよび/またはアンローディングタワー(6)であって、極低温流体用ローディングおよび/またはアンローディングタワー(6)を極低温流体用貯蔵タンク(1)の底壁(2)に取り付けられたベース(4)に相対的に位置決めすることを可能にするように設計された少なくとも1つのガイド装置(16)を備えており、該ガイド装置(16)が、支持体(24)を備えており、該支持体(24)が、前記ローディングおよび/またはアンローディングタワー(6)に取り付けられるように構成されていて、リム(46)と、緩衝器(26)を収容するための収容ゾーン(54)とを備えており、前記リム(46)が、前記収容ゾーン(54)内に前記緩衝器(26)を挿入するために構成された開口(56)を提供しており、前記ガイド装置(16)が、前記リム(46)と一緒に前記収容ゾーン(54)を画定する、前記緩衝器(26)のための保持部材(58)を備えており、該保持部材(58)が、少なくとも部分的に前記開口(56)内に延びるように設計されており、前記ローディングおよび/またはアンローディングタワー(6)が、複数のマスト(12)と、該マスト(12)を互いに接続するベースプレート(14)とを備えており、前記ガイド装置(16)が、前記ベースプレート(14)に取り付けられていて、前記貯蔵タンク(1)の前記底壁(2)に取り付けられた前記ベース(4)に接触するように構成されている、ローディングおよび/またはアンローディングタワー(6)。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記支持体(24)が、ベース(44)を備えており、前記リム(46)が、前記収容ゾーン(54)を画定する第1の縁部(48)、第2の縁部(50)および第3の縁部(52)を備えており、前記第2の縁部(50)が、「U」字形を形成するように、前記第1の縁部(48)と前記第3の縁部(52)との間に配置されており、前記保持部材(58)が、前記第2の縁部(50)に対向して、前記支持体(24)の前記ベース(44)に固定されるように設計されている、請求項1記載のローディングおよび/またはアンローディングタワー(6)。
【請求項3】
前記支持体(24)の前記縁部(48,50,52)のうちの1つの縁部が、面取り部(53)を有しており、該面取り部(53)を有する前記縁部(48,50,52)が、タンクの前記底壁(2)に対して最も近く、かつ前記底壁(2)に対して平行に延びている縁部(48,50,52)であるように意図されている、請求項2記載のローディングおよび/またはアンローディングタワー(6)。
【請求項4】
前記第1の縁部(48)が、前記支持体(24)の長手方向の端部(28)に配置されており、かつ前記第3の縁部(52)が、前記支持体(24)の長手方向の端部(30)に配置されており、前記第2の縁部(50)が、前記支持体(24)の鉛直方向の端部(32)に配置されており、かつ前記保持部材(58)が、前記支持体(24)の鉛直方向の端部(34)に配置されている、請求項2または3記載のローディングおよび/またはアンローディングタワー(6)。
【請求項5】
前記ガイド装置が、前記保持部材(58)を前記支持体(24)に固定する、好適には取外し可能な取付けシステム(60)を備えている、請求項1から4までのいずれか1項記載のローディングおよび/またはアンローディングタワー(6)。
【請求項6】
前記支持体(24)が、前記収容ゾーン(54)を備えた第1の面と、該第1の面とは反対側の第2の面とを備えており、前記ガイド装置(16)が、前記第2の面から延びる第1のプレートおよび第2のプレートを備えており、前記第1のプレートおよび前記第2のプレートが、前記ローディングおよび/またはアンローディングタワー(6)の所定の部分の両側に固定されるように構成されている、請求項1から5までのいずれか1項記載のローディングおよび/またはアンローディングタワー(6)。
【請求項7】
前記ガイド装置が、緩衝器(26)を備えており、該緩衝器(26)が、前記ベース(4)に接触するように構成されていて、前記ローディングおよび/またはアンローディングタワー(6)の延在軸線に沿った前記ローディングおよび/またはアンローディングタワー(6)の運動を可能にし、前記ガイド装置(16)が、前記底壁(2)に対して実質的に平行な平面において、前記ローディングおよび/またはアンローディングタワー(6)を少なくとも部分的にブロックする、請求項1から6までのいずれか1項記載のローディングおよび/またはアンローディングタワー(6)。
【請求項8】
極低温流体用貯蔵タンク(1)であって、請求項1から7までのいずれか1項記載のローディングおよび/またはアンローディングタワー(6)と、前記ベース(4)と、該ベース(4)が取り付けられている前記底壁(2)とを備えており、前記ガイド装置(16)が、前記ベース(4)への前記ローディングおよび/またはアンローディングタワー(6)の位置決めをガイドするように構成されている、極低温流体用貯蔵タンク(1)。
【請求項9】
請求項7記載のローディングおよび/またはアンローディングタワー(6)を設置する方法であって、前記支持体(24)の前記収容ゾーン(54)内に前記緩衝器(26)を挿入するステップと、次いで、前記開口(56)内に前記保持部材(58)を位置決めするステップと、前記保持部材(58)を前記支持体(24)に固定する少なくとも1つのステップとを有している、ローディングおよび/またはアンローディングタワー(6)を設置する方法。
【請求項10】
前記挿入するステップの前に、較正ステップであって、該較正ステップ中に、較正された部材を、前記支持体(24)と前記ベース(4)との間の間隔を測定するために前記支持体(24)の前記収容ゾーン(54)内に挿入し、次いで、前記較正された部材を前記収容ゾーン(54)から除去する、較正ステップと、前記較正ステップ中に収集された間隔測定値に基づいて前記緩衝器(26)を機械加工するステップとを有している、請求項9記載の、ローディングおよび/またはアンローディングタワー(6)を設置する方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液化天然ガス、液化石油ガス、エタン、アンモニアまたはさらに水素のような極低温流体の分野に関し、より具体的には、極低温流体の輸送に起因する、極低温流体のローディングおよび/またはアンローディングに関連する問題に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、液化天然ガス(LNG)は、主にメタンから成る主要なエネルギー源である。液化天然ガスは一般的に、-160℃に近い温度で液体の状態で貯蔵されており、液化天然ガスは、この天然ガスが気体の状態において占める体積の1/600の体積を占める。液体の状態で貯蔵することは、液化天然ガスを採取現場と目的地との間で輸送することを容易にする。液化天然ガスは、輸送のために、かつ輸送中に、水密かつ断熱されたタンク内に貯蔵されている。このようなタンクは、陸上または浮体構造物上に設置されていてよい。
【0003】
液化天然ガスが貯蔵されるタンクに対する液化天然ガスのローディングおよび/またはアンローディングのために、ローディングおよび/またはアンローディングタワーがタンク内に設置されている。ローディングおよび/またはアンローディングタワーは、移動式の装置であってよいが、LNGタンカーの場合には、ローディングおよび/またはアンローディングタワーは一般的にタンクに直接に取り付けられている。さらに、タンクは、ローディングおよび/またはアンローディングタワーを収容するように構成された上側開口を備えており、ローディングおよび/またはアンローディングタワーは、タンクの全高にわたって延びる幾つかのマストを有している。タンクの底部にベースが取り付けられており、このベース上に液化天然ガスのローディングおよび/またはアンローディングのためのローディングおよび/またはアンローディングタワーが位置決めされている。
【0004】
タンクに対するローディングおよびアンローディング中に、ローディングおよび/またはアンローディングタワーに使用された材料には、液体メタンの貯蔵温度から周囲温度への移行による著しい温度変化によって影響が与えられることがある。材料の変化とは、これらの材料が温度変化に応じて膨張または収縮し得ることを意味すると理解される。したがって、材料の変化に適応するために、ローディングおよび/またはアンローディングタワーは、ベース上で鉛直方向に可動であることが必要であり、このような鉛直方向の移動は、タンクの底部に対して実質的に垂直方向であると理解される。
【0005】
ローディングおよび/またはアンローディングタワーの、タンクの底部に対して平行な平面における運動を制限しつつ、鉛直方向に並進運動することを可能にする緩衝器またはパッドを使用することが知られている。このような緩衝器は、タワーの下面に取り付けられ、ベースに沿ってスライドすることができるようにベースに対向して位置決めされた緩衝器支持体によって支持されている。しかし、特に貯蔵タンク内の作業空間は制限されており、緩衝器支持体が重くて嵩張る部材であるので、一方ではローディングおよび/またはアンローディングタワーへの緩衝器支持体の設置および他方では緩衝器支持体への緩衝器の組付けは、貯蔵タンク内で実施することが困難である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、この欠点を、ローディングおよび/またはアンローディングタワーへの設置を容易にする構成を有する緩衝器支持体であって、このような設置を、ローディングおよび/またはアンローディングタワーの、液化天然ガス貯蔵タンク内への降下前に実行することができ、これにより貯蔵タンク内では緩衝器支持体上への緩衝器の組付けのステップのみが実行される、緩衝器支持体を提案することにより解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
したがって、本発明の主な目的は、極低温流体用ローディングおよび/またはアンローディングタワーを極低温流体用貯蔵タンクの底壁に取り付けられたベースに相対的に位置決めするためのガイド装置であって、ガイド装置が、ローディングおよび/またはアンローディングタワーに取り付けられるように構成された、リムおよび緩衝器用収容ゾーンを備えた支持体を備えており、リムが、収容ゾーン内に緩衝器を挿入するために構成された開口を有しており、ガイド装置が、リムと一緒に収容ゾーンを画定する緩衝器用保持部材を備えており、保持部材が、少なくとも部分的に開口内に延びるように設計されている、ガイド装置である。
【0008】
本発明によるガイド装置は、緩衝器用担持装置である。この緩衝器用担持装置は、一方では液化天然ガスまたはLNGのような極低温流体をローディングおよび/またはアンローディングするためのタワーと、他方では貯蔵タンクのベースとの間の境界面を形成し、ベースは、より具体的には、ローディングおよび/またはアンローディングタワーのベースに対向して位置決めされるように設計されている。ガイド装置は、ベースに対して相対的にローディングおよび/またはアンローディングタワーを設置するために役立つ。
【0009】
ガイド装置は、緩衝器用収容ゾーンを備えた支持体を備えており、この緩衝器用収容ゾーン内に、緩衝器が収容されることが意図されている。緩衝器用収容ゾーンは、この収容ゾーンのためのフレームを形成するリムによって少なくとも部分的に取り囲まれている。リムは、連続的に支持体の全周を取り囲んでいるのではなく、開口を有しており、この開口を通じて緩衝器が収容ゾーンにまで挿入される。一旦緩衝器が位置決めされると、支持体の全周を取り囲む収容ゾーンを持続的に画定するために、ガイド装置が、リムの開口内に位置決めされるように設計された保持部材を有している。
【0010】
保持部材は、一旦緩衝器が収容ゾーンに配置されると、開口内に位置決めされる。したがって、ローディングおよび/またはアンローディングタワーと緩衝器用支持装置とを組み立てる作業と、緩衝器用支持装置内に緩衝器を組み付ける作業とを分離することが可能であり、換言すると、ローディングおよび/またはアンローディングタワーと緩衝器用支持装置とを組み立てる作業と、緩衝器用支持装置内に緩衝器を組み込む作業とを、互いに異なる箇所において2段階で実行することができる。結果として、特にローディングおよび/またはアンローディングタワーを貯蔵タンク内に設置する前に、ローディングおよび/またはアンローディングタワーにガイド装置を固定することによって、貯蔵タンク内での組付け作業を制限することが可能であり、貯蔵タンク内での組付け作業に起因するスペース上の問題を解決することができる。貯蔵タンク内で実行される作業数を制限することにより、材料の取扱い時にこの貯蔵タンクが損傷するリスクはさらに低減される。
(【0011】以降は省略されています)
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