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公開番号2025065331
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2025018060,2024502789
出願日2025-02-06,2022-03-24
発明の名称排泄物判定システム、排泄物判定方法及び排泄物判定装置
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G01N 21/17 20060101AFI20250410BHJP(測定;試験)
要約【課題】大便について適切な情報出力を行うこと。
【解決手段】実施形態に係る排泄物判定システムは、1回当たりの排便行為により排泄された排泄物が撮像された画像の画像情報を取得する取得部と、前記画像情報に含まれる複数の大便の性状及び前記複数の大便の性状に対応する便量を判定する判定部と、前記判定部により判定された前記複数の大便の性状及び前記複数の大便の性状に対応する便量を関連付けてデバイスに表示可能に出力する出力部と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
1回当たりの排便行為により排泄された排泄物が撮像された画像の画像情報を取得する取得部と、
前記画像情報に含まれる複数の大便の性状及び前記複数の大便の性状に対応する便量を判定する判定部と、
前記判定部により判定された前記複数の大便の性状及び前記複数の大便の性状に対応する便量を関連付けてデバイスに表示可能に出力する出力部と、
を有することを特徴とする排泄物判定システム。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記出力部は、
性状の判定対象となった大便のうち、同じ性状の大便が複数存在する場合は、前記同じ性状の大便の便量の合計値を出力する
ことを特徴とする請求項1に記載の排泄物判定システム。
【請求項3】
前記出力部は、
前記1回当たりの排便行為における前記複数の大便の性状に基づいて、大便の性状の代表値を出力する
ことを特徴とする請求項1に記載の排泄物判定システム。
【請求項4】
前記出力部は、
前記1回当たりの排便行為における便量の総量に対する各大便の性状に対応する便量の比率に基づいて、大便の性状の代表値を出力する
ことを特徴とする請求項3に記載の排泄物判定システム。
【請求項5】
1回当たりの排便行為により排泄された排泄物が撮像された画像の画像情報を取得する取得工程と、
前記画像情報に含まれる複数の大便の性状及び前記複数の大便の性状に対応する便量を判定する判定工程と、
前記判定工程により判定された前記複数の大便の性状及び前記複数の大便の性状に対応する便量を関連付けてデバイスに表示可能に出力する出力工程と、
を含むことを特徴とする排泄物判定方法。
【請求項6】
1回当たりの排便行為により排泄された排泄物が撮像された画像の画像情報を取得する取得部と、
前記画像情報に含まれる複数の大便の性状及び前記複数の大便の性状に対応する便量を判定する判定部と、
前記判定部により判定された前記複数の大便の性状及び前記複数の大便の性状に対応する便量を関連付けてデバイスに表示可能に出力する出力部と、
を有することを特徴とする排泄物判定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、排泄物判定システム、排泄物判定方法及び排泄物判定装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、排泄物の画像から大便(「排泄物」ともいう)の性状を判定した排便記録に基づく健康管理システムが知られている。健康管理システムとしては、例えば、様々な性状が混在している排泄物について、複数の性状を有する便の中から代表となる便を特定することができる判定システムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、例えば、落下中の排泄物を撮影した複数の静止画像から排泄物の性状を推定する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-50983号公報
特許第6742663号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような従来の便判定システムでは、例えば、高齢者施設等における健康管理の対象となる利用者等の対象者に対して慢性便秘のケアが遅れ重篤化する前に便秘の兆候の早期発見、及び、対象者の便秘状態を正確に判断するためには情報が不十分であった。具体的には、例えば、従来の便判定システムでは、代表便の情報から対象者の便秘状態を判断する場合は、代表便以外に便秘便が含まれる場合に便秘の徴候やその他症状の徴候を見逃すことが生じ得る。また、例えば、便秘便が含まれていても、代表便としては通常便が表示され続けると、高齢者の健康状態を管理する管理者が高齢者の便秘状態を誤認識することが生じ得る。
【0005】
また、従来の便判定システムでは、便の性状の変化を推定する場合は、軟便から硬便に性状が変化した際に便秘になる可能性があるといった排便傾向は把握できる。しかしながら、従来の便判定システムでは、例えば、日々の排便記録の中で性状の変化は変わらないが便量が少なく変化している場合や、全便の中から硬便の割合が増加しているといった情報が不十分であることが生じ得る。そのため、従来の便判定システムでは、投薬を行った際に投薬後に慢性便秘状態が回復傾向にあるのか、悪化傾向にあるのか、投薬量が適切かといった機微な変化がわからず対象者に対して誤ったケアをしてしまうおそれがある。そこで、適切な慢性便秘状態のケア等、対象者の健康管理が可能になるように、大便について適切な情報出力を行うことが望まれている。
【0006】
上記のような点を鑑みて、大便について適切な情報出力を行うことが課題となる。
【0007】
開示の実施形態は、大便について適切な情報出力を行うことができる排泄物判定システム、排泄物判定方法及び排泄物判定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態の一態様に係る排泄物判定システムは、1回当たりの排便行為により排泄された排泄物が撮像された画像の画像情報を取得する取得部と、前記画像情報に含まれる複数の大便の性状及び前記複数の大便の性状に対応する便量を判定する判定部と、前記判定部により判定された前記複数の大便の性状及び前記複数の大便の性状に対応する便量を関連付けてデバイスに表示可能に出力する出力部と、を有することを特徴とする。
【0009】
実施形態の一態様に係る排泄物判定システムによれば、1回当たりの排便行為において、例えば、硬便や軟便といった複数の異なる大便(以下単に「便」ともいう)の性状が含まれたとしても、大便の性状と対応した便量を判定することによって、対象者の排便状態の変化を精緻に知ることができ、代表となる便のみだけでなく、複数の異なる大便の性状を日々の健康状態の把握に利用することができる。そのため、排泄物判定システムによれば、例えば、便秘便が含まれるのに代表便としては通常便が表示され続ける状態や、日々の排便記録の中で性状の変化は変わらないが便量が少なく変化している場合や、全便の中から硬便の割合が増加しているといった情報が取得できる。これにより、排泄物判定システムによれば、例えば、医師が投薬を行った際に投薬後に慢性便秘状態が回復傾向にあるのか、悪化傾向にあるのか、投薬量は適切か、といった機微な変化を正確に知ることができる。したがって、排泄物判定システムは、大便について適切な情報出力を行うことができる。そのため、排泄物判定システムによれば、便秘傾向の早期発見、及び、より適切な慢性便秘状態のケアを行うことができる。なお、1回当たりの排便行為とは、トイレの利用者(対象者)が着座してから離座するまでの間の排便行為に対応する。すなわち、ここでいう1回当たりの排便行為は、時間を開けて複数回の排便があった場合も含む概念である。
【0010】
実施形態の一態様に係る排泄物判定システムにおいて、前記出力部は、性状の判定対象となった大便のうち、同じ性状の大便が複数存在する場合は、前記同じ性状の大便の便量の合計値を出力する。
(【0011】以降は省略されています)

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