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公開番号2025057080
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023166728
出願日2023-09-28
発明の名称吐水制御システム及び吐水制御方法
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E03C 1/05 20060101AFI20250402BHJP(上水;下水)
要約【課題】吐止水に関する制御を適切に実行すること。
【解決手段】実施形態に係る吐水制御システムは、吐水部と、前記吐水部の吐止水を切替える吐止水切替部と、水回り空間を撮像する撮像部と、前記撮像部により撮像された画像から検知された認識対象物の動きを判定する判定部と、前記吐止水切替部を制御する制御部と、を備え、前記判定部は、吐水領域内に検知された前記認識対象物が用品の場合、前記用品の移動速度を判定し、前記制御部は、前記判定部の判定結果に基づいて前記吐止水切替部を制御することにより、前記吐水部の吐止水を制御する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
吐水部と、
前記吐水部の吐止水を切替える吐止水切替部と、
水回り空間を撮像する撮像部と、
前記撮像部により撮像された画像から検知された認識対象物の動きを判定する判定部と、
前記吐止水切替部を制御する制御部と、
を備え、
前記判定部は、
吐水領域内に検知された前記認識対象物が用品の場合、前記用品の移動速度を判定し、
前記制御部は、
前記判定部の判定結果に基づいて前記吐止水切替部を制御することにより、前記吐水部の吐止水を制御する
ことを特徴とする吐水制御システム。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記判定部は、
前記用品の移動速度に基づいて、前記用品が静止中に対応する第一状態、及び、前記第一状態よりも前記用品の移動速度が大きく、前記用品を用いた作業中に対応する第二状態を含む複数の状態のうち、いずれであるかを判定し、
前記制御部は、
前記判定部により前記第一状態であると判定された場合、前記吐水部が止水するように制御し、前記判定部により前記第二状態であると判定された場合、前記吐水部が吐水するように制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の吐水制御システム。
【請求項3】
前記判定部は、
前記用品の移動速度が前記第二状態に対応する速度よりも大きい場合、前記用品が通過中に対応する第三状態であると判定し、
前記制御部は、
前記判定部により前記第三状態であると判定された場合、前記吐水部が止水するように制御する
ことを特徴とする請求項2に記載の吐水制御システム。
【請求項4】
前記制御部は、
前記吐水領域内に検知された前記認識対象物が人の手の場合、前記吐水部が吐水するように制御する
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の吐水制御システム。
【請求項5】
水回り空間を撮像する撮像工程と、
前記撮像工程により撮像された画像から検知された認識対象物の動きを判定する判定工程と、
吐水部の吐止水を切替える吐止水切替部を制御する制御工程と、
を含み、
前記判定工程は、
吐水領域内に検知された前記認識対象物が用品の場合、前記認識対象物の移動速度を判定し、
前記制御工程は、
前記判定工程の判定結果に基づいて前記吐止水切替部を制御することにより、前記吐水部の吐止水を制御する
ことを特徴とする吐水制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、吐水制御システム及び吐水制御方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、センシングに応じてキッチン等の水回りにおける吐水部での吐止水を制御する技術が提供されている(例えば、特許文献1~3参照)。例えば、撮像画像から、対象物体については第1領域に存在、保持物体については第2領域に存在することを検知し、検知結果に基づいて吐水を制御するシステムが開示されている。また、保持物体の移動速度が所定閾値未満の場合は吐水し、所定閾値以上の場合は止水するといった制御も開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7263128号公報
特許第7145635号公報
特開2012-002033号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の従来技術は、改善の余地がある。例えば、上述の従来技術では、保持物体は使用者の身体そばに位置するため、使用者の身体によって保持物体が遮蔽される可能性が高く、吐止水に関する制御を適切に実行することが難しい場合がある。このように、上述の従来技術には、吐止水に関する適切な制御の観点において改善の余地がある。そのため、吐止水に関する制御を適切に実行することが望まれている。
【0005】
開示の実施形態は、吐止水に関する制御を適切に実行する吐水制御システム及び吐水制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の一態様に係る吐水制御システムは、吐水部と、前記吐水部の吐止水を切替える吐止水切替部と、水回り空間を撮像する撮像部と、前記撮像部により撮像された画像から検知された認識対象物の動きを判定する判定部と、前記吐止水切替部を制御する制御部と、を備え、前記判定部は、吐水領域内に検知された前記認識対象物が用品の場合、前記用品の移動速度を判定し、前記制御部は、前記判定部の判定結果に基づいて前記吐止水切替部を制御することにより、前記吐水部の吐止水を制御することを特徴とする。
【0007】
実施形態の一態様に係る吐水制御システムによれば、用品の移動速度に基づいて吐止水の判定を行うことで、使用者の頭部、遮蔽物によって判定が阻害されることを抑制することができる。また、例えば、吐水制御システムによれば、用品にのみ着目するため、保持物体の検出等の複雑な画像認識や複雑な吐水制御条件が不要となり、制御部への負担を軽減することができる。これにより、吐水制御システムは、使用者の吐止水の意図を容易かつ正確に汲み取ることが可能となる。例えば、用品の移動には必ず使用者の行動が起因することから、吐水制御システムは、使用者の吐止水の意図を正確に読み取ることが可能となる。したがって、吐水制御システムは、吐止水に関する制御を適切に実行することができる。
【0008】
実施形態の一態様に係る吐水制御システムにおいて、前記判定部は、前記用品の移動速度に基づいて、前記用品が静止中に対応する第一状態、及び、前記第一状態よりも前記用品の移動速度が大きく、前記用品を用いた作業中に対応する第二状態を含む複数の状態のうち、いずれであるかを判定し、前記制御部は、前記判定部により前記第一状態であると判定された場合、前記吐水部が止水するように制御し、前記判定部により前記第二状態であると判定された場合、前記吐水部が吐水するように制御する。
【0009】
実施形態の一態様に係る吐水制御システムによれば、用品が静止しているときは、用品がシンク内にただ置かれている状態と判断して吐水せず、使用者が用品を動かしているとき(作業中)は、吐水の意図があるものと判断して吐水する。これにより、吐水制御システムは、ただ用品をシンク内に置いてあるだけの状態で吐水されることを防ぎ、使用者の吐水意図を汲み取った吐水制御が可能となる。したがって、吐水制御システムは、吐止水に関する制御を適切に実行することができる。
【0010】
実施形態の一態様に係る吐水制御システムにおいて、前記判定部は、前記用品の移動速度が前記第二状態に対応する速度よりも大きい場合、前記用品が通過中に対応する第三状態であると判定し、前記制御部は、前記判定部により前記第三状態であると判定された場合、前記吐水部が止水するように制御する。
(【0011】以降は省略されています)

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