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公開番号
2025065252
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2025016544,2021562757
出願日
2025-02-04,2020-12-04
発明の名称
水回り設備用ユニットルーム及び水回り設備用ユニットルームの製造方法
出願人
TOTO株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E04H
1/12 20060101AFI20250410BHJP(建築物)
要約
【課題】施工者による特別な技能を必要とせず、確実な水密性を確保することができる水回り設備用ユニットルームを提供する。
【解決手段】本発明は、複数の建材を互いに水密に接合して組み立てられる水回り設備用ユニットルーム(1)であって、他の建材と接合される接合部に、線状の水密粘着層(16)が形成された第1の建材(2)と、この第1の建材と水密、且つ再粘着可能に粘着される接合部を備えた第2の建材(4)と、を有し、水密粘着層は、第1の建材と第2の建材が水密粘着層を介して一旦粘着された後、第1の建材と第2の建材の粘着を剥がしたとき、水密粘着層全体が第1の建材側に残るように構成されていることを特徴としている。
【選択図】図17
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の建材を互いに水密に接合して組み立てられる水回り設備用ユニットルームであって、
他の建材と接合される接合部に、線状の水密粘着層が形成された第1の建材と、
この第1の建材と水密、且つ再粘着可能に粘着される接合部を備えた第2の建材と、を有し、
上記水密粘着層は、上記第1の建材と上記第2の建材が上記水密粘着層を介して一旦粘着された後、上記第1の建材と上記第2の建材の粘着を剥がしたとき、上記水密粘着層全体が上記第1の建材側に残るように構成されていることを特徴とする水回り設備用ユニットルーム。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
上記水密粘着層と上記第1の建材との間の粘着力は、上記水密粘着層と上記第2の建材との間の粘着力よりも強く設定されている請求項1記載の水回り設備用ユニットルーム。
【請求項3】
上記水密粘着層は、上記第1の建材の接合部に粘着される強粘着層と、この強粘着層の上に形成され、上記第2の建材の接合部に粘着されるべき弱粘着層と、を備え、上記強粘着層の粘着力は、上記弱粘着層の粘着力よりも強い請求項1又は2に記載の水回り設備用ユニットルーム。
【請求項4】
上記水密粘着層は、上記第1の建材の接合部に、加熱して液状化された粘着剤を連続した線状に塗布して形成され、且つ、上記第2の建材の接合部に、上記水密粘着層の温度が常温まで低下した後、この水密粘着層と水密、且つ再粘着可能に粘着され、
上記第1の建材と上記水密粘着層との間の接合力は、上記第2の建材と上記水密粘着層との間の粘着力よりも強いことを特徴とする請求項1又は2に記載の水回り設備用ユニットルーム。
【請求項5】
上記水密粘着層は、上記第1の建材の接合部に、加熱して液状化された粘着剤を連続した線状に塗布して形成され、且つ、上記第2の建材の接合部に、上記水密粘着層の温度が常温まで低下した後、この水密粘着層と水密、且つ再粘着可能に粘着され、
上記第1の建材の接合部と上記水密粘着層との第1の接触面積が、上記第2の建材の接合部と上記水密粘着層との第2の接触面積よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の水回り設備用ユニットルーム。
【請求項6】
上記水密粘着層は、上記第1の建材の接合部に、加熱して液状化された粘着剤を連続した線状に塗布して形成され、且つ、上記第2の建材の接合部に、上記水密粘着層の温度が常温まで低下した後、この水密粘着層と水密、且つ再粘着可能に粘着され、
上記第1の建材の接合部には、上記水密粘着層との粘着を維持する強粘着領域が設けられ、上記第2の建材の接合部には、上記水密粘着層から剥離可能にする弱粘着領域が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の水回り設備用ユニットルーム。
【請求項7】
上記水密粘着層は、上記第1の建材の接合部に、加熱して液状化された粘着剤を連続した線状に塗布して形成され、且つ、上記第2の建材の接合部に、上記水密粘着層の温度が常温まで低下した後、この水密粘着層と水密、且つ再粘着可能に粘着され、
上記第1の建材の接合部からの上記水密粘着層の離脱を防止する離脱防止部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の水回り設備用ユニットルーム。
【請求項8】
上記第1の建材及び上記第2の建材のうちの一方は、上記水回り設備用ユニットルームを構成する床材であり、上記第1の建材及び上記第2の建材のうちの他方は、上記床材と粘着される複数の壁材であり、これらの壁材は上記床材に形成された一続きの水密粘着層の上に粘着される請求項1乃至7の何れか1項に記載の水回り設備用ユニットルーム。
【請求項9】
上記第1の建材は、上記水回り設備用ユニットルームの床材から立ち上げられるフレーム材であり、上記第2の建材は複数の壁材であり、これらの壁材同士が、上記フレーム材を介して連結される請求項1乃至7の何れか1項に記載の水回り設備用ユニットルーム。
【請求項10】
複数の建材を互いに水密に接合して組み立てられる水回り設備用ユニットルームの製造方法であって、
他の建材と接合される第1の建材の接合部に、加熱して液状化された粘着剤を連続した線状に塗布して、上記第1の建材の接合部に水密粘着層を形成する水密粘着層形成工程と、
この水密粘着層形成工程において形成された水密粘着層を、常温まで温度低下させることにより、上記水密粘着層が弾性及び形状復元性を呈するように、上記水密粘着層の形態を安定させる硬化工程と、
上記水回り設備用ユニットルームを組み立てる現場において、上記第1の建材の接合部に形成された水密粘着層と、第2の建材の接合部と、を水密、且つ再粘着可能に粘着させることにより、上記第1の建材と上記第2の建材を接合して、上記水回り設備用ユニットルームを組み立てる組み立て工程と、
を有することを特徴とする水回り設備用ユニットルームの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水回り設備用ユニットルームに関し、特に、複数の建材を互いに水密に接合して組み立てられる水回り設備用ユニットルームに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ユニットバスやユニット式のシャワールーム等の水回り設備用ユニットルームは、一般に、工場で予め床材、壁材、天井等の建材を製造しておき、これらの建材を建築現場に運び込み、建築現場で組み立てられるノックダウン方式で製造される。このような水回り設備用ユニットルームは、一般の居室とは異なり、確実な防水性が求められ、床材と壁材等、各建材の接合部には水密性が確保されている必要がある。従来のユニットバス等の水回り設備用ユニットルームにおいては、床材と壁材等の間の接合部の水密性を確保するために、建築現場で建材同士を接合した後、その接合部にシリコーン接着剤を塗布することにより、接合部の水密性を確保することが一般的に行われている。
【0003】
特開平10-317502号公報(特許文献1)には、設備ユニットの取付方法および設備ユニットが取り付けられたユニット建物が記載されている。この設備ユニットの取付方法においては、設備ユニットと周囲の建物の部材の間の隙間に加熱し軟化したホットメルトタイプのシーリング材が塗布され、このシーリング材によって、設備ユニットと周囲の建物の部材の間がシールされている。
【0004】
特開2016-50431号公報(特許文献2)には、浴室洗い場における床部と壁部との間のシール方法が記載されている。このシール方法においては、浴室洗い場の床部に設けられた溝部に、浴室の立壁面を形成する壁部を挿入した状態で、溝部と壁部の隙間に、コーキング材供給ノズルを介してコーキング材が注入される。このコーキング材が固まることにより、床部と壁部の間がシールされ、水密性が確保される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平10-317502号公報
特開2016-50431号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、組み立て現場で塗布されるコーキング材等によるシールでは、完全な品質管理が難しく、確実に水密性が確保できないという問題がある。例えば、組み立て現場におけるコーキング材によるシールでは、コーキング材の塗布忘れや、コーキング材の塗布量の不足、施工者の技能不足により、十分な水密性が確保できない場合がある。また、水回り設備用ユニットルームの組み立てにおいては、確実な水密性を確保するために、コーキング等を施工する施工者に高い技能が要求され、十分な技能を持った施工者が不足しているという問題もある。
【0007】
一方、水回り設備用ユニットルームを構成する建材の接合部の水密性を確保するためにパッキンを使用することが考えられる。パッキンは、予め工場で製造しておくことにより、組み立て現場では、それを建材の隙間に挟むだけで水密性を得ることができ、施工者の技能に依存するところは少ない。
【0008】
しかしながら、パッキンにより水密性を得るには、パッキンを接合すべき建材に十分な力で押しつけるために、パッキンに十分な潰し代を確保しておく必要がある。ところが、水回り設備用ユニットルームを施工すべき建築物には比較的大きな寸法誤差、形状誤差が存在するため、ユニットルームを構成する建材同士の隙間は大きくばらつくことが一般的である。このような大きなばらつきのある隙間を埋めながら、尚且つパッキンに十分な潰し代を確保することは困難である。このため、水回り設備用ユニットルームの高い水密性が要求される部分のシールにパッキンをそのまま採用できないのが現状である。
【0009】
また、水回り設備用ユニットルームを構成する建材の接合部の水密性を確保するために、ブチルゴム等の粘着剤を使用することが考えられる。ブチルゴム等の粘着性のある材料でシールを行う場合には、水密性を確保するためにパッキンのような大きな潰し代を確保する必要はなく、容易に隙間を埋めて水密性を確保することができる。例えば、ブチルゴム製のテープを建材の接合部に貼り付けておき、水回り設備用ユニットルームの組み立て現場にて、ブチルゴムテープの剥離紙を剥がし、建材同士をブチルゴムによって粘着させることが考えられる。
【0010】
しかしながら、組み立て現場における建材の組み立ては、1回で位置決めが完了することは少なく、建材同士を仮組みしながら位置を調整した上で、最終的に建材同士を接合させることが一般的である。ところが、ブチルゴムを使用して建材同士を粘着させた場合、一旦粘着させた部材同士を剥がすことが困難であり、仮組み後の位置調整をすることができない。また、一旦粘着させた部材を無理に剥がすと、ブチルゴムの粘着層が破壊されてしまい、再粘着させた際に十分な水密性が確保できなくなる虞がある。このため、ブチルゴムのような粘着剤は、水回り設備用ユニットルームを構成する建材同士のシールには殆ど採用されていない。
(【0011】以降は省略されています)
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