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公開番号
2025064892
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2024083288
出願日
2024-05-22
発明の名称
遠心乾燥方法および遠心乾燥機
出願人
株式会社スギノマシン
代理人
弁理士法人グローバル・アイピー東京
主分類
F26B
5/08 20060101AFI20250410BHJP(乾燥)
要約
【課題】遠心乾燥によってワークの止まり穴の内部を脱水する。
【解決手段】複数の止まり穴5b、5dを有する乾燥対象物5の遠心乾燥方法であって、複数の止まり穴5b、5dのうちの第1の止まり穴5bの開口が下方を向く第1姿勢6で、乾燥対象物5を回転台15に設置し、上下方向に延びる回転軸1を中心に、第1姿勢6の乾燥対象物5を回転台15と共に回転させる、遠心乾燥方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の止まり穴を有する乾燥対象物の遠心乾燥方法であって、
前記複数の止まり穴のうちの第1の止まり穴の開口が下方を向く第1姿勢で、前記乾燥対象物を回転台に設置し、
上下方向に延びる回転軸を中心に、前記第1姿勢の前記乾燥対象物を前記回転台と共に回転させる、
遠心乾燥方法。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記複数の止まり穴のうち前記第1の止まり穴とは開口が異なる方向を向く第2の止まり穴が下方を向く第2姿勢となるように、水平方向に延びる傾動軸を中心に前記乾燥対象物を傾動し、
前記回転軸を中心に、前記第2姿勢の前記乾燥対象物を前記回転台と共に回転させる、
請求項1に記載の遠心乾燥方法。
【請求項3】
傾動装置を接続位置に移動して、傾動テーブルの第1のカップリングに前記傾動装置の第2のカップリングを接続するとともに、前記傾動テーブルの姿勢を回転自在とし、
前記傾動装置を退避位置に移動して、前記第1のカップリングから前記第2のカップリングを離間するとともに、前記傾動テーブルのピン穴にプランジャを挿入して、前記傾動テーブルの姿勢を支持する、
請求項1又は2に記載の遠心乾燥方法。
【請求項4】
前記第2の止まり穴が側方かつ径方向外側を向く第3姿勢となるように、前記傾動軸を中心に前記乾燥対象物を傾動し、
前記回転軸を中心に、前記第3姿勢の前記乾燥対象物を前記回転台と共に回転させる、
請求項2又は3に記載の遠心乾燥方法。
【請求項5】
前記複数の止まり穴は、谷径が6mm以上、10mm以下の雌ねじである、
請求項1~4のいずれかに記載の遠心乾燥方法。
【請求項6】
前記回転軸を中心とする前記乾燥対象物の回転半径よりも外側に配置されるノズルから、前記乾燥対象物に向けて乾燥空気を吹き付ける、
請求項1~5のいずれかに記載の遠心乾燥方法。
【請求項7】
複数の止まり穴を有する乾燥対象物を遠心乾燥する遠心乾燥機であって、
上下方向に延びる回転軸を中心に回転する回転台と、
前記回転台に設置され、水平方向に延びる傾動軸を中心に傾動する傾動テーブルと、
前記複数の止まり穴のうちの第1の止まり穴の開口が下方を向く第1姿勢と、前記第1の止まり穴とは開口が異なる方向を向く第2の止まり穴が下方を向く第2姿勢とで前記傾動軸を中心に前記乾燥対象物を傾動可能な傾動装置と、
を有する、遠心乾燥機。
【請求項8】
前記傾動装置は、
前記傾動軸に配置される第1のカップリングと、
前記傾動装置に配置される第2のカップリングであって、前記回転台が原位置にあるときに、前記第1のカップリングに接続する接続位置と、前記第1のカップリングと離間して前記回転台が回転可能になる退避位置とを往復可能な第2のカップリングと、
前記第2のカップリングと接続され、前記第2のカップリングを回転する傾動駆動機と、
前記傾動装置に配置され、前記傾動テーブルを前記第1姿勢又は前記第2姿勢のいずれかに保持する姿勢保持部と、
を有する、請求項7に記載の遠心乾燥機。
【請求項9】
前記姿勢保持部は、前記第2のカップリングが前記接続位置にあるときに、前記傾動テーブルの回転を許容し、前記第2のカップリングが前記退避位置にあるときに、前記傾動テーブルの回転を規制する、
請求項8に記載の遠心乾燥機。
【請求項10】
前記姿勢保持部は、
前記第1カップリングの軸方向に延びる進退ガイドと、
前記進退ガイドに配置され、前記第2のカップリングを支持し、前記第2のカップリングと一体に前記接続位置と前記退避位置との間を移動する支持ブラケットと、
前記傾動テーブルに配置されたピン穴と、
前記回転台に配置されるプランジャであって、前記ピン穴に挿入される挿入位置と、前記ピン穴から離脱する抜出位置とを往復可能なプランジャと、
前記プランジャを、前記挿入位置から前記抜出位置に向かって付勢する弾性体と、
前記支持ブラケットに配置されるプッシャと、
前記支持ブラケットが前記接続位置に移動するときに、前記プランジャを前記ピン穴から引き抜く解放レバーであって、
前記回転台に揺動可能に支持される支点と、
前記プッシャによって押し込まれる作用点と、
前記プランジャを引き抜く力点と、
を有する解放レバーと、
を有する、請求項8又は9に記載の遠心乾燥機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、止まり穴を有する乾燥対象物の遠心乾燥方法および遠心乾燥機に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
洗浄室に設けた回転テーブルに治具で固定したワークを、ブローノズルと噴水ノズルから発するエアと水で洗浄し、回転テーブルの遠心力でワークを脱水する洗浄・脱水装置が提案されている(特願平8-304083。以下、特許文献1)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1の洗浄・脱水装置によれば、洗浄後に、ワークのタップ穴のエアブローを行い、回転テーブルを高速回転して脱水する。エアブローを行うためには、空気を圧縮する必要があり、大きな動力を必要とする。圧縮空気を工場から供給する場合、圧力損失により電力量が増加する。
本発明は、遠心乾燥によってワークの止まり穴の内部を脱水することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の第1の観点は、
複数の止まり穴を有する乾燥対象物の遠心乾燥方法であって、
前記複数の止まり穴のうちの第1の止まり穴の開口が下方を向く第1姿勢で、前記乾燥対象物を回転台に設置し、
上下方向に延びる回転軸を中心に、前記第1姿勢の前記乾燥対象物を前記回転台と共に回転させる、
遠心乾燥方法である。
【0005】
本発明の第2の観点は、
複数の止まり穴を有する乾燥対象物を遠心乾燥する遠心乾燥機であって、
上下方向に延びる回転軸を中心に回転する回転台と、
前記回転台に設置され、水平方向に延びる傾動軸を中心に傾動する傾動テーブルと、
前記複数の止まり穴のうちの第1の止まり穴の開口が下方を向く第1姿勢と、前記第1の止まり穴とは開口が異なる方向を向く第2の止まり穴が下方を向く第2姿勢とで前記傾動軸を中心に前記乾燥対象物を傾動可能な傾動装置と、
を有する、遠心乾燥機である。
【0006】
本発明の第3の観点は、
複数の止まり穴を有する乾燥対象物の遠心乾燥方法であって、
前記複数の止まり穴のうちの第1の止まり穴の開口が下方を向く第1姿勢で、前記乾燥対象物を回転台に設置し、
上下方向に延びる回転軸を中心に、前記第1姿勢の前記乾燥対象物を前記回転台と共に回転させ、
傾動装置が接続位置に移動して、傾動テーブルの第3のカップリングに前記傾動装置の第4のカップリングを接続するとともに、第2のプッシャが移動して、中空傾動軸の内部でクランプ軸を解放位置に押し込み、係止体が前記回転台の受容体から引き抜かれ、前記傾動テーブルの姿勢を回転自在とし、
前記傾動装置が退避位置に移動して、前記第3のカップリングから前記第4のカップリングが離間するとともに、弾性体の弾性力によって、前記クランプ軸が保持位置に移動し、前記受容体に前記係止体が挿入され、前記傾動テーブルの姿勢を支持する、
遠心乾燥方法である。
【0007】
下方は、鉛直下向きを含む。
回転台は、傾動テーブルを第1姿勢や第2姿勢で保持して、回転できる。
傾動角度は、例えば、180度、90度である。例えば、第2の止まり穴が第1姿勢で傾斜する方向に開口するときは、第2姿勢は、第2の止まり穴が鉛直下向きになるように傾動して第2姿勢としても良い。
傾動装置は、進退装置を有しても良い。進退装置は、支持ブラケットを退避位置と接続位置との間で進退させる。
傾動駆動機は、支持ブラケットに支持されて良い。
傾動装置は、傾動テーブルを、第1姿勢や第2姿勢や第3姿勢に傾動させる。姿勢保持部は、傾動テーブルを、第1姿勢や第2姿勢や第3姿勢に保持する。
【0008】
係止体は、多数の突起を有しても良い。突起は、例えば、傾動軸に対して径方向に延びて良い。受容体は、多数の凹部を有しても良い。受容体は、係止体と嵌合する。凹部は、例えば、傾動軸に対して径方向に延びて良い。係止体と受容体は、円筒状の端面で結合するカップリングであっても良い。係止体と受容体は、傾動軸を中心とする円筒の一部の端面で有って良い。係止体は、凸歯を有して良い。受容体は、凹歯を有して良い。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、遠心乾燥によってワークの止まり穴の内部を脱水できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態1の乾燥機の断面図
実施形態1の乾燥機の平面図
実施形態1のカップリングの斜視図
図1のIV部拡大図
実施形態1の傾動テーブル傾動の状況を示す断面図
図1のVI-VI線断面図
実施例1の遠心乾燥テスト方法
実施例2の遠心乾燥テスト方法
実施形態2の乾燥機の断面図
図9のX部拡大図
実施形態2の傾動テーブル傾動の状況を示す断面図
図11のXII部拡大図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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