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公開番号
2025063787
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-16
出願番号
2023173273
出願日
2023-10-04
発明の名称
鉄塔構造物の補強制振構造
出願人
株式会社安藤・間
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E04H
12/10 20060101AFI20250409BHJP(建築物)
要約
【課題】 補強制振構造を既設の鉄塔構造物に簡易な構造に容易な施工によって取り付けることで、鉄塔構造物の耐震性、耐風性を向上させる。
【解決手段】 一方の支持端が鉄塔構造物1の主柱材2に摩擦接合された柱材固定部20で支持され、他方の支持端が主柱材2の外周面に対して摺動可能な摩擦ダンパー30で支持された上部斜材12,下部斜材13とこれらを連結する張り出しアーム11とで構成された鉄骨ブレースが補強制振構造として、主柱材2の軸方向に沿って構築された。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一方の支持端が鉄塔構造物の主柱材に摩擦接合された柱材固定部で支持され、他方の支持端が前記主柱材の外周面に対して摺動可能な摩擦ダンパーで支持された鉄骨ブレースが、前記主柱材の軸方向に沿って構築されたことを特徴とする鉄塔構造物の補強制振構造。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記柱材固定部は、前記主柱材の外周面に密着されて組み立られた円筒部材からなる請求項1に記載の鉄塔構造物の補強制振構造。
【請求項3】
前記摩擦ダンパーは、前記主柱材の外周面に対して摺動可能に組み立られた円筒部材からなり、前記摩擦ダンパーが入力地震動に応じて前記主柱材に対して摺動して前記鉄塔構造物の振動を制御する請求項1に記載の鉄塔構造物の補強制振構造。
【請求項4】
前記円筒部材は、内周面に前記円筒部材の長さ方向に複数個に分割された摩擦材が取り付けられた請求項2または請求項3に記載の鉄塔構造物の補強制振構造。
【請求項5】
前記円筒部材は、高力ボルト接合手段を用いて半割円筒部材が接合されて組み立てられた請求項4に記載の鉄塔構造物の補強制振構造。
【請求項6】
前記主柱材は、前記柱材固定部が密着する範囲の外周面が目粗しされた請求項1または請求項2に記載の鉄塔構造物の補強制振構造。
【請求項7】
前記主柱材は、前記摩擦ダンパーが摺動する範囲を含む外周面が滑り面板で覆われた請求項1または請求項3に記載の鉄塔構造物の補強制振構造。
【請求項8】
前記高力ボルト接合手段は、ボルト軸力調整部材を有する請求項5に記載の鉄塔構造物の補強制振構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は鉄塔構造物の補強制振構造に係り、既設の鉄塔構造物の耐震性、耐風性を向上させるために、鉄塔構造物の一部に取り付けられる鉄塔構造物の補強制振構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、通信鉄塔や送電鉄塔のうち高層の鉄塔構造物には、従来の耐風性に加えて耐震性が求められてきている。既設の鉄塔構造物に対しての耐震性、耐風性を向上させるために、既設の鉄塔構造物を制震改修し、あるいは補強制振構造を付加する研究、提案がなされている(非特許文献1,特許文献1)。なお、本明細書では、構造物の耐震性能の観点から制振、制震をほぼ同義の用語として取り扱うこととする。
【0003】
非特許文献1に開示された制震改修の研究の試験体と、特許文献1に開示された制振構造に係る発明はともに、鉄塔構造物の主柱材の下層部分に外付けされた鉄骨ブレース構造の一部に粘性ダンパー(C型ダンパー)、あるいはC型ダンパーとダイナミック・マスとが並列配置されたMC型ダンパーが組み込まれた鉛直シアリンク型の制振構造(制震機構)を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-157495号公報
【非特許文献】
【0005】
河内佑介、他5名、“鉛直シアリンクシステムを用いた制震改修に関する研究”、[online]、令和2年12月2日、令和2年度第64回日本大学理工学部学術講演会、[令和5年8月22日検索]、インターネット:トップページ<https://www.cst.nihon-u.ac.jp/research/gakujutu/64/index.html>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
非特許文献1、特許文献1の制振構造(制震機構)では、いずれも外付けされる鉄骨ブレース構造の斜材に代えてその軸線方向に沿って高機能を有するダンパーを組み込む必要がある。また、非特許文献1に開示された制震改修の鉄塔構造は、実構造物を縮小して実験が可能なサイズの試験体としているため、軸方向の剛性を実構造物と一致させるために主材の一部をコイルバネに置き換えており、既設の構造物とは異なった構造になっている。このように既設の構造物に適用できる構造になっていない。
【0007】
加えて、特許文献1に開示された制振構造は実構造物に適用することを想定している。その場合、既設の鉄塔構造物の主柱材に鉄骨ブレースやオイルダンパーを取り付けるために既設の主柱材の一部にガセットプレート等の接合継手を取り付ける高所での溶接作業が必要となる。溶接作業では溶接品質の確保が必要となる上、仮設足場において、火気使用によるトラブル防止のために仮設足場の養生等を通常の足場工事以上の仕様で行う必要がある。
【0008】
そこで、本発明の目的は上述した従来の技術が有する問題点を解消し、制振構造として既設構造の部材の一部を利用するとともに、制振構造の部材を既設構造に簡易に取り付け施工できる鉄塔構造物の補強制振構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の鉄塔構造物の補強制振構造は、一方の支持端が鉄塔構造物の主柱材に摩擦接合された柱材固定部で支持され、他方の支持端が前記主柱材の外周面に対して摺動可能な摩擦ダンパーで支持された鉄骨ブレースが、前記主柱材の軸方向に沿って構築されたことを特徴とする。
【0010】
前記柱材固定部は、前記主柱材の外周面に密着されて組み立られた円筒部材からなることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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