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公開番号
2025063412
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-16
出願番号
2023172571
出願日
2023-10-04
発明の名称
通信方法、端末及び通信プログラム
出願人
国立大学法人電気通信大学
代理人
個人
,
個人
主分類
H04W
4/46 20180101AFI20250409BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】車車間通信の信頼性を向上する。
【解決手段】通信方法は、第1端末(20A)が、複数の通信リソースの中から送信用リソース及び中継用リソース群を予約し(S11)、第1端末との直接通信が可能な端末(20)の中から、第2端末(20B)を中継端末(20B)として選定し(S12)、第1端末の識別番号および位置を表す送信端末情報と、中継端末の識別番号を表す中継端末情報と、中継用リソース群に含まれる中継用リソースを表す中継用リソース情報とを含む送信信号を、送信用リソースを用いてサイドリンク通信で送信すること(S13)と、送信信号を受信した第2端末が、送信端末情報を含む中継信号を、中継用リソースを用いてサイドリンク通信で送信すること(S23)と、第3端末(20C)が、送信信号及び中継信号のうちの少なくとも1つを含む受信信号に基づいて、送信端末情報の復号処理を行うこと(S31)とを含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
第1端末が、複数の時間サブフレーム及び複数の周波数サブチャネルを組み合わせた複数の通信リソースの中から、送信用リソース及び中継用リソース群を予約することと、
前記第1端末が、前記第1端末との直接通信が可能な端末の集合である候補端末群の中から、第2端末を中継端末として選定することと、
前記第1端末が、前記第1端末の識別番号および位置を表す送信端末情報と、前記中継端末の識別番号を表す中継端末情報と、前記中継用リソース群に含まれる中継用リソースを表す中継用リソース情報とを含む送信信号を、前記送信用リソースを用いてサイドリンク通信で送信することと、
前記送信信号を受信した前記第2端末が、前記送信端末情報を含む中継信号を、前記中継用リソースを用いてサイドリンク通信で送信することと、
第3端末が、前記送信信号及び前記中継信号のうちの少なくとも1つを含む受信信号に基づいて、前記送信端末情報の復号処理を行うことと、
を含む
通信方法。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の通信方法において、
前記第2端末を選定することは、
前記第1端末と、前記候補端末群に含まれる候補端末との組み合わせごとに、過去に前記第1端末から前記候補端末への信号の直接送信が成功した確率を、前記組み合わせごとの直接送信成功率として算出することと、
前記第1端末から、前記候補端末群に含まれる前記候補端末と、対象端末群に含まれる対象端末との組み合わせごとに、過去に前記第1端末から前記対象端末への前記候補端末を経由した信号の間接送信に成功した確率を間接送信成功率として算出することと、
前記直接送信成功率と、前記間接送信成功率と、前記中継用リソース群に含まれる前記中継用リソースの総数とに基づいて、前記中継端末としての前記第2端末を、前記候補端末群の中から選定することと、
を含む
通信方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の通信方法において、
前記中継用リソース群は、少なくとも1つの、時間サブフレームが互いに異なる中継用リソースを含み、
前記中継信号を送信することは、
前記中継信号を、前記中継用リソース群に含まれる中継用リソースの総数に等しい回数にわたって、それぞれの前記中継用リソースを用いるサイドリンク通信で送信すること
を含み、
前記復号処理を行うことは、
前記送信信号及びそれぞれの前記中継信号のうちの少なくとも1つを含む受信信号に基づいて、前記送信端末情報の前記復号処理を行うこと
を含む
通信方法。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の通信方法において、
前記送信信号は、前記第3端末の識別番号を表す受信端末情報をさらに含み、
前記第3端末が、前記復号処理に失敗したとき、前記復号処理の失敗を表す受信失敗信号を送信することと、
前記第2端末が、前記受信失敗信号を受信したとき、前記中継用リソース群のうち、未使用の中継用リソースを用いたサイドリンク通信で前記中継信号を改めて送信することと、
をさらに含む
通信方法。
【請求項5】
請求項4に記載の通信方法において、
前記第3端末が、前記復号処理に成功したとき、前記復号処理の成功を表す受信成功信号を送信することと、
前記第2端末が、前記受信成功信号を受信したとき、前記中継用リソース群のうち、未使用の中継用リソースを解放することと、
をさらに含む
通信方法。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の通信方法において、
前記第1端末及び前記第3端末は、移動体に搭載されており、
前記候補端末群は、移動体に搭載された移動端末又は所定の場所に固定された固定端末のうちの少なくとも1つを含む
通信方法。
【請求項7】
無線通信を行う端末であって、
前記端末が送信端末として動作するとき、複数の時間サブフレーム及び複数の周波数サブチャネルを組み合わせた複数の通信リソースの中から、送信用リソース及び中継用リソース群を予約するリソース予約部と、
前記端末が前記送信端末として動作するとき、前記送信端末との直接通信が可能な別の端末の集合である候補端末群の中から、所定の端末を中継端末として選定する中継端末選定部と、
前記端末が前記送信端末として動作するとき、前記送信端末の識別番号および位置を表す送信端末情報と、前記中継端末の識別番号を表す中継端末情報と、前記中継用リソース群に含まれる中継用リソースを表す中継用リソース情報とを含む送信信号を、前記送信用リソースを用いるサイドリンク通信で送信する送信部と、
前記端末が前記中継端末として動作するとき、前記送信端末情報を含む中継信号を、前記中継用リソースを用いるサイドリンク通信で送信する中継部と、
前記端末が受信端末として動作するとき、前記送信信号及び前記中継信号のうちの少なくとも1つを含む受信信号に基づいて、前記送信端末情報の復号処理を行う受信部と、
を備える
端末。
【請求項8】
端末の演算装置に実行させることによって所定の処理を実現するための通信プログラムであって、
前記処理は、
前記端末が送信端末として動作するとき、複数の時間サブフレーム及び複数の周波数サブチャネルを組み合わせた複数の通信リソースの中から、送信用リソース及び中継用リソース群を予約することと、
前記端末が前記送信端末として動作するとき、前記送信端末との直接通信が可能な別の端末の集合である候補端末群の中から、所定の端末を中継端末として選定することと、
前記端末が前記送信端末として動作するとき、前記送信端末の識別番号および位置を表す送信端末情報と、前記中継端末の識別番号を表す中継端末情報と、前記中継用リソース群に含まれる中継用リソースを表す中継用リソース情報とを含む送信信号を、前記送信用リソースを用いるサイドリンク通信で送信することと、
前記端末が前記中継端末として動作するとき、前記送信端末情報を含む中継信号を、前記中継用リソースを用いるサイドリンク通信で送信することと、
前記端末が受信端末として動作するとき、前記送信信号及び前記中継信号のうちの少なくとも1つを含む受信信号に基づいて、前記送信端末情報の復号処理を行うことと、
を含む
通信プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は通信方法、端末及び通信プログラムに関し、例えば、車両に搭載された端末の間のサイドリンク通信に好適に利用できるものである。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
見通しの悪い交差点などにおいて発生した事故の中には、交差点に進入する車両や、交差点の周辺を走行する車両などが互いの存在を検知していれば防げたと考えられる事故がある。しかし、他の車両を検知する手段として、レーダやカメラなどのように、電磁波や光などによって検知するセンサ装置を用いても、センサ装置を搭載した車両から見通せる範囲の外に位置する別の車両は検知できない。また、車両同士で無線通信を行うV2V(Vehicle-to-Vehicle:車車間)通信を用いることで、ある車両が自身の位置を、該車両から見通せる範囲の外に位置する別の車両に通知することは可能であるが、見通しを制限する建築物などの障害物によって無線信号が遮蔽されてパケットロスが発生し、結果的に無線通信の信頼性が低下する場合がある。
【0003】
上記に関連して、非特許文献1(G. Ghatak、“Cooperative Relaying for URLLC in V2X Networks”、IEEE Wireless Communications Letters、vol. 10、no. 1、pp.97-101、2021年1月)には、URLLC(Ultra-Reliable Low Latency Communications:超高信頼低遅延)メッセージの配信において、配信時間帯を二つの部分に分け、配信車はブロードキャスト通信による送信を行い、その受信に失敗した端末は隣接端末に対してメッセージの再送を要求する、という技術が開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
G. Ghatak、“Cooperative Relaying for URLLC in V2X Networks”、IEEE Wireless Communications Letters、vol. 10、no. 1、pp.97-101、2021年1月
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、非特許文献1では、受信に失敗した端末がどの隣接端末に要求すればよいかが不明である。また、受信に失敗した複数の端末がどのように協調してメッセージの再送を要求すればよいかが不明である。
【0006】
上記状況に鑑み、本開示は、信頼性を向上した車車間の通信方法と、該通信方法を用いる端末と、該端末が該通信方法を実現するための通信プログラムとを提供することを目的の1つとする。その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下に、発明を実施するための形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態との対応関係の一例を示すために、参考として、括弧付きで付加されたものである。よって、括弧付きの記載により、特許請求の範囲は、限定的に解釈されるべきではない。
【0008】
一実施の形態によれば、通信方法は、第1端末(20A)が、複数の時間サブフレーム及び複数の周波数サブチャネルを組み合わせた複数の通信リソースの中から、送信用リソース及び中継用リソース群を予約すること(S11)を含む。通信方法は、さらに、第1端末(20A)が、第1端末(20A)との直接通信が可能な端末(20)の集合である候補端末群の中から、第2端末(20B)を中継端末(20B)として選定すること(S12)を含む。通信方法は、さらに、第1端末(20A)が、第1端末(20A)の識別番号および位置を表す送信端末情報と、中継端末(20B)の識別番号を表す中継端末情報と、中継用リソース群に含まれる中継用リソースを表す中継用リソース情報とを含む送信信号を、送信用リソースを用いてサイドリンク通信で送信すること(S13)を含む。通信方法は、さらに、送信信号を受信した第2端末(20B)が、送信端末情報を含む中継信号を、中継用リソースを用いてサイドリンク通信で送信すること(S23)を含む。通信方法は、さらに、第3端末(20C)が、送信信号及び中継信号のうちの少なくとも1つを含む受信信号に基づいて、送信端末情報の復号処理を行うこと(S31)を含む。
【0009】
一実施の形態によれば、端末(20)は、無線通信を行う端末(20)であって、リソース予約部(221)と、中継端末選定部(222)と、送信部(223)と、中継部(225)と、受信部(224)とを備える。リソース予約部(221)は、端末(20)が送信端末(20A)として動作するとき、複数の時間サブフレーム及び複数の周波数サブチャネルを組み合わせた複数の通信リソースの中から、送信用リソース及び中継用リソース群を予約する。中継端末選定部(222)は、端末(20)が送信端末(20A)として動作するとき、送信端末(20A)との直接通信が可能な別の端末(20)の集合である候補端末群の中から、所定の端末(20)を中継端末(20B)として選定する。送信部(223)は、端末(20)が送信端末(20A)として動作するとき、送信端末(20A)の識別番号および位置を表す送信端末情報と、中継端末(20B)の識別番号を表す中継端末情報と、中継用リソース群に含まれる中継用リソースを表す中継用リソース情報とを含む送信信号を、送信用リソースを用いるサイドリンク通信で送信する。中継部(225)は、端末(20)が中継端末(20B)として動作するとき、送信端末情報を含む中継信号を、中継用リソースを用いるサイドリンク通信で送信する。受信部(224)は、端末(20)が受信端末(20C)として動作するとき、送信信号及び中継信号のうちの少なくとも1つを含む受信信号に基づいて、送信端末情報の復号処理を行う(S31)。
【0010】
一実施の形態によれば、通信プログラムは、端末(20)の演算装置(22)に実行させることによって所定の処理を実現するための通信プログラムであって、この処理は、第1端末(20A)が、複数の時間サブフレーム及び複数の周波数サブチャネルを組み合わせた複数の通信リソースの中から、送信用リソース及び中継用リソース群を予約すること(S11)を含む。この処理は、さらに、第1端末(20A)が、第1端末(20A)との直接通信が可能な端末(20)の集合である候補端末群の中から、第2端末(20B)を中継端末(20B)として選定すること(S12)を含む。この処理は、さらに、第1端末(20A)が、第1端末(20A)の識別番号および位置を表す送信端末情報と、中継端末(20B)の識別番号を表す中継端末情報と、中継用リソース群に含まれる中継用リソースを表す中継用リソース情報とを含む送信信号を、送信用リソースを用いてサイドリンク通信で送信すること(S13)を含む。この処理は、さらに、送信信号を受信した第2端末(20B)が、送信端末情報を含む中継信号を、中継用リソースを用いてサイドリンク通信で送信すること(S23)を含む。この処理は、さらに、第3端末(20C)が、送信信号及び中継信号のうちの少なくとも1つを含む受信信号に基づいて、送信端末情報の復号処理を行うこと(S31)を含む。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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