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公開番号2025063214
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-15
出願番号2025006871,2022576299
出願日2025-01-17,2021-01-21
発明の名称端末及び無線基地局
出願人株式会社NTTドコモ
代理人個人,個人
主分類H04W 56/00 20090101AFI20250408BHJP(電気通信技術)
要約【課題】RoundーTrip Time(RTT)をベースとした伝搬遅延補償を適切に実行する装置、方法及びシステムを提供する。
【解決手段】無線通信システムにおいて、基地局gNBは、端末UEにおける第1信号の送信タイミングと第2信号の受信タイミングとの第1時間差を測定することを指示する測定要求を、端末へ送信し、測定要求の受信に基づいて、第1時間差を示す時間差情報を含む測定結果を、端末から受信し、基地局における第1信号の受信タイミングと第2信号と送信タイミングとの第2時間差を取得し、第1時間差と第2時間差とに基づいて、端末との伝搬遅延を算出して、伝搬遅延補償を実行する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
端末における第1信号の送信タイミングと第2信号の受信タイミングとの第1時間差を測定することを指示する測定要求を、前記端末へ送信する送信部と、
前記測定要求の受信に基づいて、前記第1時間差を示す時間差情報を含む測定結果を、前記端末から受信する受信部と、
基地局における前記第1信号の受信タイミングと前記第2信号と送信タイミングとの第2時間差を取得する制御部とを備え、
前記制御部は、前記第1時間差と前記第2時間差とに基づいて、前記端末との伝搬遅延を算出して、伝搬遅延補償を実行する基地局。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
端末における第1信号の送信タイミングと第2信号の受信タイミングとの第1時間差を示す時間差情報を測定することを指示する測定要求を、前記端末へ送信するステップと、
前記測定要求の受信に基づいて、前記第1時間差を示す時間差情報を含む測定結果を、前記端末から受信するステップと、
基地局における前記第1信号の受信タイミングと前記第2信号と送信タイミングとの第2時間差を取得するステップと、
前記第1時間差と前記第2時間差とに基づいて、前記端末との伝搬遅延を算出して、伝搬遅延補償を実行するステップを含む基地局の通信方法。
【請求項3】
端末における第1信号の送信タイミングと第2信号の受信タイミングとの第1時間差を示す時間差情報を測定することを指示する測定要求を、基地局から受信する受信部と、
前記測定要求の受信に基づいて、前記第1時間差を示す時間差情報を含む測定結果を、前記基地局へ送信する送信部を備え、
前記第1時間差と、前記基地局における前記第1信号の受信タイミングと前記第2信号と送信タイミングとの第2時間差とに基づいて、前記基地局により前記端末との伝搬遅延が算出され、伝搬遅延補償が実行される端末。
【請求項4】
基地局は、
端末における第1信号の送信タイミングと第2信号の受信タイミングとの第1時間差を測定することを指示する測定要求を、前記端末へ送信する送信部と、
前記第1時間差を示す時間差情報を含む測定結果を、前記端末から受信する受信部と、
前記基地局における前記第1信号の受信タイミングと前記第2信号と送信タイミングとの第2時間差を取得する制御部を備え、
前記端末は、
前記測定要求の受信に基づいて、前記第1時間差を示す時間差情報を含む前記測定結果を、前記基地局へ送信する送信部を備え、
前記基地局の前記制御部は、前記第1時間差と前記第2時間差とに基づいて、前記端末との伝搬遅延を算出して、伝搬遅延補償を実行する
システム。
【請求項5】
基地局における第1信号の受信タイミングと第2信号の送信タイミングとの第1時間差を示す時間差情報を含む報告メッセージを、前記基地局から受信する受信部と、
端末における前記第1信号の送信タイミングと前記第2信号と受信タイミングとの第2時間差を取得する制御部を備え、
前記制御部は、前記第1時間差を受信する場合には、前記第1時間差と前記第2時間差とに基づいて、前記基地局との伝搬遅延を算出して、伝搬遅延補償を実行する
端末。
【請求項6】
基地局における第1信号の受信タイミングと第2信号の送信タイミングとの第1時間差を示す時間差情報を含む報告メッセージを、前記基地局から受信するステップと、
端末における前記第1信号の送信タイミングと前記第2信号と受信タイミングとの第2時間差を取得するステップと、
前記第1時間差を受信する場合には、前記第1時間差と前記第2時間差とに基づいて、前記基地局との伝搬遅延を算出して、伝搬遅延補償を実行するステップを含む
端末の通信方法。
【請求項7】
基地局は、
前記基地局における第1信号の受信タイミングと第2信号の送信タイミングとの第1時間差を示す時間差情報を含む報告メッセージを、端末へ送信する送信部を備え、
前記端末は、
前記報告メッセージを、前記基地局から受信する受信部と、
前記端末における前記第1信号の送信タイミングと前記第2信号と受信タイミングとの第2時間差を取得する制御部を備え、
前記制御部は、前記第1時間差を受信する場合には、前記第1時間差と前記第2時間差とに基づいて、前記基地局との伝搬遅延を算出して、伝搬遅延補償を実行する
システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、伝搬遅延補償に対応した端末及び無線基地局に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
3rd Generation Partnership Project(3GPP)は、5th generation mobile communication system(5G、New Radio(NR)またはNext Generation(NG)とも呼ばれる)を仕様化し、さらに、Beyond 5G、5G Evolution或いは6Gと呼ばれる次世代の仕様化も進めている。
【0003】
3GPP Release-17では、Industrial Internet of Things(IIoT)及びURLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communications)のサポートに関して、無線基地局(gNB)と端末(User Equipment, UE)とのさらに高精度な同期を実現することが目標とされている(非特許文献1)。
【0004】
このような場合、UEとgNBとの無線区間における伝搬遅延の補償が不可欠となる。3GPPは、Timing Advance(TA)を利用した伝搬遅延補償だけでなく、UEとgNBとの間において、Round-Trip Time(RTT)を利用した伝搬遅延補償(RTT based delay compensation)についても検討することが合意されている(非特許文献2)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
"Enhanced Industrial Internet of Things (IoT) and ultra-reliable and low latency communication (URLLC) support for NR", RP-201310, 3GPP TSG RAN Meeting #88e, 3GPP, 2020年7月
"Summary#1 of email discussion [102-e-NR-IIOT_URLLC_enh-05]", R1-2007068, 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #102-e, 3GPP, 2020年8月
【発明の概要】
【0006】
RTTをベースとした伝搬遅延補償の場合、UEが測定した送信信号と受信信号との時間差をgNBに通知するタイミングが問題となる。また、RTTをベースとした伝搬遅延補償の場合、RTTを利用した伝搬遅延補償を実行するタイミングが問題となる。
【0007】
つまり、UEとgNBとが連携したRTT関連情報の交換が必要であり、このような連携ができないとRTTをベースとした伝搬遅延補償が難しい問題がある。
【0008】
そこで、以下の開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、RTTをベースとした伝搬遅延補償を適切に実行し得る端末及び無線基地局の提供を目的とする。
【0009】
本開示の一態様は、第1信号の送信タイミングと第2信号の受信タイミングとの時間差を取得する制御部(制御部240)と、前記時間差が規定された閾値を超える場合、前記時間差を示す時間差情報を無線基地局に送信する送信部(時刻情報処理部230)とを備える端末(UE200)である。
【0010】
本開示の一態様は、端末における第1信号の送信タイミングと第2信号の受信タイミングとの第1時間差を示す時間差情報を受信する受信部(時刻管理部130)と、前記時間差情報を受信した場合、前記第1時間差と、前記第1信号の受信タイミングと前記第2信号と送信タイミングとの第2時間差とに基づいて、前記端末との伝搬遅延を取得する制御部(制御部140)とを備える無線基地局(gNB100)である。
(【0011】以降は省略されています)

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