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公開番号2025062115
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-11
出願番号2025018040,2022516870
出願日2025-02-06,2021-02-24
発明の名称通信装置及び通信方法
出願人ソニーグループ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,弁理士法人大同特許事務所
主分類H04W 72/1263 20230101AFI20250404BHJP(電気通信技術)
要約【課題】同期伝送によるマルチリンクオペレーションを行う通信装置を提供する。
【解決手段】通信装置は、第1のリンク及び第2のリンクで通信を行う通信部と、前記通信部による通信動作を制御する制御部を具備し、前記制御部は、前記第1のリンクの送信抑制情報に基づいて前記第2のリンクの占有期間を設定する。前記制御部は、前記第1のリンクの送信抑制期間の残り時間が第1の閾値よりも長いときには、前記第1のリンクの送信抑制期間が終了するまで前記第2のリンクの占有期間を設定して、前記第2のリンクでデータフレームを送信するように制御する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1のリンク及び第2のリンクで通信を行う通信部と、
前記通信部による通信動作を制御する制御部と、
を具備し、
前記制御部は、前記第1のリンクの送信抑制期間と第1の閾値に基づいて、前記第2のリンクの占有期間を設定する、
通信装置。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記第1のリンクの送信抑制期間の残り時間に基づいて、第2のリンクにおける送信動作を制御する、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記第1のリンクの送信抑制期間の残り時間が前記第1の閾値よりも長いときには、前記第1のリンクの送信抑制期間が終了するまで前記第2のリンクの占有期間を設定して、前記第2のリンクでデータフレームを送信するように制御する、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項4】
前記第1の閾値は、前記第2のリンクで送信すべきデータ量に基づいて決まる値である、
請求項3に記載の通信装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記第1のリンクの送信抑制期間の残り時間が前記第1の閾値以下で第2の閾値よりも長いときには、前記第1のリンクの送信抑制期間が終了するまで前記第2のリンクの占有期間を設定して、前記第2のリンクで第1の信号を送信するように制御する、
請求項3に記載の通信装置。
【請求項6】
前記第2の閾値は、前記第1の信号の信号長に基づいて決まる値である、
請求項5に記載の通信装置。
【請求項7】
前記第1の信号はRTSフレーム又はCTS-to-selfフレームである、
請求項5に記載の通信装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記第1のリンクの送信抑制期間の残り時間が前記第2の閾値以下のときには、前記第1のリンクの送信抑制期間が終了するまで前記第2のリンクの占有期間を設定して、前記第2のリンクで第2の信号を送信するように制御する、
請求項5に記載の通信装置。
【請求項9】
前記第2の信号はヌルパケットである、
請求項8に記載の通信装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記第1のリンクに送信抑制期間を設定する信号の送信元又は送信先のリンク間の同時送受信の可否に基づいて、前記第2のリンクでのフレームの送信先を決定する、
請求項1に記載の通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術(以下、「本開示」とする)は、複数のリンクを束ねて無線通信を行う通信装置及び通信方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、VR(Virtual Reality)や8Kのビデオ伝送など、無線通信におけるデータトラフィックが増加している。このようなトラフィックを収容するため、無線LAN(Local Area Network)ではスループットの向上が求められている。現在、スループットを向上させるために有用な技術として、複数のリンクを束ねて通信するマルチリンクオペレーション(Multi-link operation)の規格化が進められている。マルチリンクオペレーションは、各リンクが独立して通信動作する非同期伝送方式と、リンク間で完全に送信タイミングを揃える同期伝送(Synchronous transmission)方式の2つに大別することができる。マルチリンクオペレーションにおいてリンク間のチャネルが近くて漏洩が生じるために、一方のリンクで送信をしながら他のリンクで受信することが難しくなることがある。この場合、複数のリンクで送信タイミングを揃える同期伝送方式によれば、リンク間での同時送受信が発生せず、マルチリンクオペレーションによる効果が得られるようになる。
【0003】
同期伝送によるマルチリンクオペレーションを実施する際、使用するすべてのリンクが同時に送信可能であること、言い換えれば、各リンクが同時にアイドル(idle)状態になることが求められる。ところが、レガシー端末などのマルチリンクオペレーションに対応していない端末は、1つのリンクのみを使って、他のリンクとは独立して送信動作を行う。このため、複数のリンクがすべてアイドル状態で同期伝送が実施可能となる時間は限られ、マルチリンクオペレーションによるスループット向上の効果を期待できなくなる。
【0004】
例えば、マルチリンクオペレーションに使用する1つのリンクで第1の通信システム(legacy AP)の通信終了時刻を検出すると、そのリンクにおいてその通信終了時刻まで送信を抑制するとともに、マルチリンクオペレーションに使用する他のリンクにおいてその通信終了時刻に終了するメディア占有期間を記載した占有信号を送信して他の通信システムの送信を抑制して、マルチリンクオペレーションに使用するすべてのリンクがアイドルとなる時間を確保する通信機について提案がなされている(特許文献1を参照のこと)。
【0005】
しかしながら、この提案に係る通信機は、一方のリンクで第1の通信システムの通信終了まで送信を抑制した後に、同期伝送によってデータフレームを送信することが想定される。このため、通信機は、第1の通信システムの通信終了までに、送信したいデータが存在していても、送信を待機してしまう。また、メディア占有期間を示す信号を送信して他の通信システムの送信を抑制する場合、占有信号の受信に失敗した通信システムは送信を抑制する送信抑制期間(NAV:Network Allocation Vector:NAV)を設定できず送信を開始してしまうため、通信機は、マルチリンクオペレーションに使用するすべてのリンクがアイドルになる時間を確保することが難しい。また、この提案に係る通信機は、他の端末と衝突することなくデータフレームを送信するために、占有信号を送信したことによる他の通信システムのNAVが満了したときに直ちに占有信号を送信するが、NAVの満了時に同様に占有信号を送信する他の通信機が存在する場合には、占有信号同士の衝突が発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2006-303590号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本開示の目的は、同期伝送によるマルチリンクオペレーションを行う通信装置及び通信方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、上記課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面は、
第1のリンク及び第2のリンクで通信を行う通信部と、
前記通信部による通信動作を制御する制御部と、
を具備し、
前記制御部は、前記第1のリンクの送信抑制情報に基づいて前記第2のリンクの占有期間を設定する、
通信装置である。
【0009】
前記制御部は、前記第1のリンクの送信抑制期間が終了するまで前記第2のリンクの占有期間を設定して、前記第1のリンクの送信抑制期間の残り時間が第1の閾値よりも長いときには前記第2のリンクでデータフレームを送信し、前記第1のリンクの送信抑制期間の残り時間が前記第1の閾値以下で第2の閾値よりも長いときには前記第2のリンクで第1の信号を送信し、前記第1のリンクの送信抑制期間の残り時間が前記第2の閾値以下のときには前記第2のリンクで第2の信号を送信するように制御する。
【0010】
また、前記制御部は、前記第1のリンクに送信抑制期間を設定する信号の送信元又は送信先のリンク間の同時送受信の可否に基づいて、前記第2のリンクでのフレームの送信先を決定する。
(【0011】以降は省略されています)

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