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公開番号2025061687
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-11
出願番号2025001886,2021525836
出願日2025-01-06,2019-11-13
発明の名称トランスジェニックベタ
出願人グローフィッシュ,リミティド ライアビリティ カンパニー
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A01K 67/0275 20240101AFI20250404BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】 本発明は、トランスジェニック観賞魚、ならびに生殖細胞移植技術によって斯かる魚を作製する方法に関する。
【解決手段】また、斯かるトランスジェニック魚の個体群を確立する方法、およびそれらを市場取引目的で観賞魚産業に供給する方法も開示される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
蛍光タンパク質をコードする染色体組込み型発現カセットを含むトランスジェニックベタであって、ここで、当該ベタは、ECACCに寄託された緑色ベタ1形質転換事象を含む「緑色ベタ1形質転換事象」凍結保存精巣を含む、トランスジェニックベタ。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
繁殖力のあるトランスジェニックベタとしてさらに定義される、請求項1に記載のトランスジェニックベタ。
【請求項3】
前記魚が、前記組込み型発現カセットに対してホモ接合性である、請求項1に記載のトランスジェニックベタ。
【請求項4】
前記魚が、前記組込み型発現カセットに対してヘテロ接合性である、請求項1に記載のトランスジェニックベタ。
【請求項5】
トランスジェニックベタを観賞魚市場に供給する方法であって、請求項1に記載のトランスジェニックベタを得ること、および前記魚を観賞魚市場に流通させることを含む、方法。
【請求項6】
前記魚が、飼育者によって卸業者に流通される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記魚が、飼育者または卸業者によって小売業者に流通される、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記小売業者が、観賞魚部門を有する多製品小売業者である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
トランスジェニックベタを作製する方法であって、以下の:
(a)蛍光タンパク質をコードする染色体組込み型発現カセットを含むベタを得る工程、ここで、当該ベタは、ECACCに寄託された緑色ベタ1形質転換事象を含む「緑色ベタ1形質転換事象」凍結保存精巣を含む;および
(b)得られたベタと第二のベタを交配し、前記緑色ベタ1形質転換事象を含むトランスジェニックベタを提供する工程、を含む方法。
【請求項10】
前記第二のベタが、非トランスジェニックベタである、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年11月13日にPCT国際特許出願として出願されており、そして、2018年11月13日に出願され、Transgenic Green Bettaと題された米国特許出願第62/760,445号、2018年11月13日に出願され、Transgenic Orange Bettaと題された米国特許出願第62/760,464号、2018年11月13日に出願され、Transgenic Red Bettaと題された米国特許出願第62/760,480号、2018年11月13日に出願され、Transgenic Purple Bettaと題された米国特許出願第No.62/760,489号、および2018年11月13日に出願され、Transgenic Blue Bettaと題された、米国特許出願第62/760,498号の優先権を主張するものであり、そしてそれらの開示を、その全体として参照により本明細書に援用する。
続きを表示(約 2,600 文字)【0002】
本発明の分野
本発明は、トランスジェニック魚に関する。具体的には、本発明は、オレンジ色のトランスジェニックベタに関する。具体的には、本発明は、紫色のトランスジェニックベタに関する。具体的には、本発明は、青色のトランスジェニックベタに関する。具体的には、本発明は、緑色のトランスジェニックベタに関する。具体的には、本発明は、赤色のトランスジェニックベタに関する。具体的には、本発明は、ピンク色のトランスジェニックベタに関する。
【背景技術】
【0003】
序論
トランスジェニック技術は、宿主が新しい遺伝形質を獲得することを可能にする宿主生物への外来遺伝子の導入を伴う。トランスジェニック技術は、多くの潜在的な用途を有する。例えば、新しい種類の魚を作成するために、導入遺伝子を魚に導入することに用いられ得る。魚に外来遺伝子を導入する方法には、次のような多くの方法を含む: マイクロインジェクション(例えば、Zhu et al., 1985; Du et al., 1992)、エレクトロポレーション(Powers et al., 1992)、精子媒介遺伝子導入(Khoo et al., 1992; Sin et al., 1993)、遺伝子ボンバードメントまたは遺伝子ガン(Zelenin et al., 1991)、リポソーム媒介遺伝子移入(Szelei et al., 1994)、および筋肉組織へのDNAの直接注射(Xu et al., 1999)。最初のトランスジェニック魚の報告は、マウスメタロチオネイン遺伝子プロモーターおよびヒト成長ホルモン遺伝子からなるキメラ遺伝子構成物を使用してZhu et al.,(1985)によって公開された。初期のトランスジェニック魚の研究のほとんどは、急速に成長する魚を生成することを目的とした成長ホルモン遺伝子導入に集中している。初期の試みの大部分は、異種成長ホルモン遺伝子とプロモーターを使用し、これらの魚の生産に失敗したが(例えば、Chourrout et al., 1986; Penman et al., 1990; Brem et al., 1988; Gross et al., 1992)、アトランティックサーモン、いくつかの種のパシフィックサーモン、およびドジョウを含むいくつかの魚種でトランスジェニック魚の成長の強化が実証されている(例えば、Du et al., 1992; Delvin et al., 1994, 1995; Tsai et al., 1995)。
【0004】
時々口語的にベタとしても知られている、シャム闘魚(ベタ・スプレンデス(Betta splendens))は、グラミーファミリーの一種であり、そしてそれは、観賞魚として人気がある。ベタ・スプレンデスに割り当てられる種は、体形と色彩に関して幅広い多様性を見せる。その属は水生生物愛好家の間では周知である。ベタは、縄張り意識が強い魚であり、互いに対して高度に攻撃性を示す傾向がある。接近した2匹の雄は、ほとんどの場合、互いを攻撃し合い、彼らが逃げることができなかった場合、通常、これは一方または両方の魚の死をもたらす。雌のベタもまた、それらを小さ過ぎる水槽で飼った場合、互いに向かって縄張り争いするようになる可能性がある。
【0005】
野生の魚は、興奮したときにだけ、強い発色を示す。ブリーダ達は、この色彩を恒久的なものにすることができ、そして、さまざまな色相を純種に育てる。水生生物愛好家にとって入手可能な色としては、赤色、オレンジ色、黄色、青色、暗青灰色、ターコイズ色/緑色、黒色、パステル色、白色(アルビノと混同されないように「不透明な」白色)および多色の魚が挙げられる。
【0006】
ベタでは、その表皮内の異なった色素層に起因する多くの異なった色が見られる。(最も内部から外層までの)層は、赤色、黄色、黒色、虹色(青色と緑色)、およびメタリック(それ自体の色ではないが、それらがどのように見られるかを変化させるように他の色と反応する)から成る。これらの層のあらゆる組み合わせが存在し得るので、さまざまな色につながる。
【0007】
しかしながら、観賞魚業界では、派手な色が増強されても、または様々な色をより効率的に提供するために、新しい色が導入されてもよい。蛍光タンパク質を用いた遺伝子組み換えによって色素形成が改変されたそのようなベタの利用可能性は、様々な色をより良く見せることにより、観賞魚業界により良い製品をもたらすだろう。
【0008】
多くの蛍光タンパク質が、当該技術分野で知られており、種々の緑色、赤色、ピンク色、黄色、オレンジ色、青、または紫色を示す蛍光タンパク質を含む、種々の細胞プロセス調査に使用されている。蛍光タンパク質を含むトランスジェニック実験は、遺伝子組換えの新しいマーカーおよびレポーターを提供するが、斯かるタンパク質を発現するベタの開発および産生の分野での進歩は限られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
トランスジェニックベタ
特定の実施形態において、本開示は、トランスジェニック蛍光を発する魚を作製すること、斯かる魚を観賞魚産業に供給することに関する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
いくつかの実施形態において、トランスジェニック魚またはトランスジェニック魚の作製方法が提供される。特定の実施形態において、当該トランスジェニック魚は、繁殖力のある、トランスジェニックの、蛍光を発する魚である。特定の実施形態において、開示された構成物および方法で使用する魚は、ベタである。ベタの皮膚の色は、皮膚の色素細胞によって決定され、色素細胞は、メラノソーム(黒色または茶色)、キサントソーム(黄色)、エリトロソーム(オレンジ色または赤色)、またはイリドソーム(白色を含む虹色)と称される色素顆粒を含む。色素細胞当たりの色素顆粒の数、サイズ、および密度は、魚の皮膚の色に影響する。
(【0011】以降は省略されています)

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