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公開番号
2025061612
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2025009452,2023025055
出願日
2025-01-22,2023-02-21
発明の名称
トリエチレンテトラミン四塩酸塩の製造方法
出願人
裕捷股フン有限公司
代理人
弁理士法人白坂
主分類
C07C
209/84 20060101AFI20250403BHJP(有機化学)
要約
【課題】本発明は、トリエチレンテトラミン四塩酸塩結晶の調製方法を提供する。
【解決手段】この方法は、供給温度でトリエチレンテトラミン四塩酸塩の水溶液に貧溶媒を添加し、撹拌して結晶を析出させるステップを含み、供給温度は50℃~75℃であり、貧溶媒はアルコール溶媒である。本発明はまた、新規なトリエチレンテトラミン四塩酸塩を提供し、その結晶は、21.9、24.8、25.2、28.0及び35.6±0.1°の2θのピークを有するXRPDパターンを有し、本発明のトリエチレンテトラミン四塩酸塩を使用して調製された組成物は、貯蔵安定性という利点を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
トリエチレンテトラミン四塩酸塩結晶の製造方法であって、
供給温度でトリエチレンテトラミン四塩酸塩の水溶液に貧溶媒を添加し、撹拌して結晶を析出させるステップ1を含み、
ここで、前記供給温度は50℃~75℃であり、前記貧溶媒はアルコール溶媒であり、
前記撹拌は、時間条件及び撹拌温度で行われ、前記時間条件は少なくとも1時間であり、前記撹拌温度は5℃~25℃である、製造方法。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記貧溶媒がメタノールである、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記ステップ1は、前記結晶の乾燥減量が1%未満であるように、前記結晶を乾燥させることを更に含む、請求項2に記載の製造方法。
【請求項4】
前記ステップ1の前に、
トリエチレンテトラミン二塩酸塩の水溶液と酸性溶液とを混合して反応溶液とし、酸性化反応を行う予備ステップ1と、
アルコール貧溶媒を加え、撹拌してトリエチレンテトラミン四塩酸塩の粗生成物を析出させる予備ステップ2とを更に含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項5】
前記反応溶液のpH値が2.0以下である、請求項4に記載の製造方法。
【請求項6】
前記予備ステップ2のアルコール貧溶媒がメタノールである、請求項4に記載の製造方法。
【請求項7】
前記予備ステップ2における撹拌は、温度条件及び時間条件で行われ、前記温度条件は15℃~35℃であり、前記時間条件は少なくとも2時間である、請求項4に記載の製造方法。
【請求項8】
前記予備ステップ2は、前記トリエチレンテトラミン四塩酸塩の粗生成物の乾燥減量が10%未満であるように、前記トリエチレンテトラミン四塩酸塩の粗生成物を乾燥させることを更に含む、請求項4に記載の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トリエチレンテトラミン四塩酸塩、特にトリエチレンテトラミン四塩酸塩の合成及び応用の分野に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
トリエンチンとしても知られるトリエチレンテトラミン(Trientine、TETA)は式1の構造を有し、これは、その構造内の4つの窒素原子を用いて銅をキレート化し、体内から過剰な銅を排出するのに役立ち、そのため、ウィルソン病の治療によく使用される。現在、トリエチレンテトラミンは主に塩酸塩の形で治療と研究に使用されており、それはまた、トリエチレンテトラミン二塩酸塩(TETA・2HCl)とトリエチレンテトラミン四塩酸塩(TETA・4HCl)に分けられる。
【0003】
JPEG
2025061612000002.jpg
24
118
【0004】
中国特許登録番号CN102924289Bは、TETA・2HClの合成方法を開示しているが、TETA・2HClの安定性がTETA・4HClの安定性よりも悪いことも教示している。台湾特許公開番号202002956Aは、TETA・4HCl形態B結晶形及びその調製方法を開示している。台湾特許公開番号202002956Aは、国際公開第2006/027705号に記載された方法によって調製されたTETA・4HClの結晶形が形態Aであることを教示しており、また、TETA・4HCl形態Aで作られた錠剤は、40℃、湿度75%で6ヶ月間保存した後、断片が色あせし、それに比べて、TETA・4HCl形態Bで作られた錠剤は時間の経過とともに色あせする傾向が少なく、この結果は、TETA・4HCl形態Bの錠剤の方が安定性が高いことを示す。しかしながら、台湾特許公開番号202002956Aに開示された方法は、低温で結晶析出を行うものであり、TETA・4HCl形態Bの形成を促進するために種結晶を添加する必要があり、手順が複雑で不便である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
中国特許第102924289号明細書
台湾特許公開第202002956号明細書
国際公開第2006/027705号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記に基づいて、先行技術におけるTETA・4HClの安定性及び製造方法には依然として欠陥があり、改善する必要があることが分かる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上に鑑みて、本発明の目的は、トリエチレンテトラミン四塩酸塩結晶の製造方法を提供することであり、この方法は、供給温度でトリエチレンテトラミン四塩酸塩の水溶液に貧溶媒を添加し、撹拌して結晶を析出させるステップ1を含み、ここで、供給温度は50℃~75℃であり、貧溶媒はアルコール溶媒である。
【0008】
上記の発明の目的を達成するために、アルコール溶媒はメタノール(Methanol、MeOH)又はエタノール(Ethanol)を含み、好ましくはメタノールである。
【0009】
上記の発明の目的を達成するために、上記撹拌は、時間条件及び撹拌温度で行われ、ここで、時間条件は少なくとも1時間であり、撹拌温度は5℃~25℃、好ましくは15±5℃である。
【0010】
上記の発明の目的を達成するために、ステップ1は、結晶の乾燥減量が1%未満であるように、結晶を乾燥させることを更に含む。
(【0011】以降は省略されています)
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