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公開番号
2025061608
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2025009370,2021001499
出願日
2025-01-22,2021-01-07
発明の名称
電子写真画像形成システム
出願人
コニカミノルタ株式会社
代理人
弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類
G03G
5/147 20060101AFI20250403BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】感光体表面へのトナーフィルミングを生じることなく、長期にわたって良好な画像を得ることができる画像形成システムを提供すること。
【解決手段】少なくとも感光体上に静電潜像を形成する工程と、静電荷像現像用トナーを用いて現像する工程と、前記感光体の表面にクリーニングブレードの先端稜線部を圧接させて静電荷像現像用トナーを除去する工程と、を有する電子写真画像形成システムであって、前記感光体の表面層には、少なくとも電子受容性を有する熱可塑性樹脂が含有され、前記静電荷像現像用トナーを構成するトナー粒子には、外添剤として表面に少なくとも脂肪酸金属塩が含有され、前記感光体の表面に、エッジ角度が90~130°の範囲内であるクリーニングブレードの先端稜線部を圧接させ、前記クリーニングブレードの実効当接角が、7~20°の範囲内であることを特徴とする電子写真画像形成システム。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも感光体上に静電潜像を形成する工程と、
静電荷像現像用トナーを用いて現像する工程と、
前記感光体の表面にクリーニングブレードの先端稜線部を圧接させて静電荷像現像用トナーを除去する工程と、を有する電子写真画像形成システムであって、
前記感光体は、導電性支持体の上に感光層と表面層とを有し、前記表面層には、少なくともLUMO準位が1.4eVより低い熱可塑性樹脂が含有され、
前記静電荷像現像用トナーを構成するトナー粒子には、外添剤として表面に少なくとも脂肪酸金属塩が含有され、
前記感光体の表面に、エッジ角度が90~130°の範囲内であるクリーニングブレードの先端稜線部を圧接させ、前記クリーニングブレードの実効当接角が、7~20°の範囲内であることを特徴とする電子写真画像形成システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真画像形成システムに関する。
より詳しくは、感光体表面へのトナーフィルミングを生じることなく、長期にわたって良好な画像を得ることができる画像形成システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
今日、静電荷像現像用トナー(以下、単に「トナー」ともいう。)を用いた電子写真方式の画像形成装置において、感光体表面の潤滑性の不足によるトナーフィルミングの発生が問題となっている。
トナーフィルミングは、外添剤やトナー成分が感光体表面に核として固着し、当該核を起点に外添剤やトナー粒子そのものがさらに付着していくことで、大きな雨粒状の塊に成長する現象である。
トナーフィルミングが発生すると、当該部分では潜像を形成する露光が遮断されるため、当該部分が画像中で白く抜けた部分として現れるなどの画像不良の原因となる。
従来、トナーフィルミングを防止する方法としては、感光体表面を潤滑化し、クリーニング性能を向上するため、トナー母体粒子に滑剤(脂肪酸金属塩)を外添し、感光体表面に供給する方法が知られている。
しかし、上記方法においては、現像剤としての諸機能や、定着性能などの観点から、滑剤の量(被覆率)を十分に確保することが難しく、トナーフィルミングの改善効果が不十分であった。
【0003】
特許文献1では、クリーニングブレードのエッジ部を鈍角形状にする方法が提案されている。
ここで、図1は、クリーニングブレードC
L
のエッジ部Eが鈍角形状でない場合に、トナー粒子TがクリーニングブレードC
L
から受ける力の方向と脂肪酸金属塩Mの状態を示す概念図である。
図2は、クリーニングブレードC
L
のエッジ部Eが鈍角形状である場合に、トナー粒子TがクリーニングブレードC
L
から受ける力の方向と脂肪酸金属塩Mの状態を示す概念図である。
図1と図2を比較すると、図2は、クリーニングブレードC
L
のエッジ部Eが鈍角形状であることにより、クリーニングブレードニップ部上流の楔形状部分において楔角θ
3
が小さくなり、トナー粒子や硬質粒子を感光体表面に対して鉛直方向に押圧する力F
N
が増大するため、研磨力が向上する。
しかしながら、上記の効果により、感光体表面の脂肪酸金属塩も除去されやすくなるため、潤滑性と研磨力の両立の観点で、トナーフィルミング改善の効果が不十分であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平5-19671号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記問題・状況に鑑みてなされたものであり、その解決課題は、感光体表面へのトナーフィルミングを生じることなく、長期にわたって良好な画像を得ることができる画像形成システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記課題を解決すべく、上記問題の原因等について検討する過程において、感光体の表面層には、電子受容性を有する熱可塑性樹脂が含有され、トナー粒子には、脂肪酸金属塩が含有され、エッジ角度が90~130°の範囲内であり実効当接角が7~20°の範囲内であるクリーニングブレードを用いることを特徴とする電子写真画像形成システムによって上記課題を解決できることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明に係る上記課題は、以下の手段により解決される。
【0007】
1.少なくとも感光体上に静電潜像を形成する工程と、
静電荷像現像用トナーを用いて現像する工程と、
前記感光体の表面にクリーニングブレードの先端稜線部を圧接させて静電荷像現像用トナーを除去する工程と、を有する電子写真画像形成システムであって、
前記感光体は、導電性支持体の上に感光層と表面層とを有し、前記表面層には、少なくともLUMO準位が1.4eVより低い熱可塑性樹脂が含有され、
前記静電荷像現像用トナーを構成するトナー粒子には、外添剤として表面に少なくとも脂肪酸金属塩が含有され、
前記感光体の表面に、エッジ角度が90~130°の範囲内であるクリーニングブレードの先端稜線部を圧接させ、前記クリーニングブレードの実効当接角が、7~20°の範囲内であることを特徴とする電子写真画像形成システム。
【0008】
2.前記エッジ角度が、95°以上の鈍角形状であることを特徴とする第1項に記載の電子写真画像形成システム。
【0009】
3.前記LUMO準位が1.4eVより低い熱可塑性樹脂が、電子吸引性基を含有するポリイミド樹脂であることを特徴とする第1項又は第2項に記載の電子写真画像形成システム。
【0010】
4.前記エッジ角度が、110°以下であることを特徴とする第1項から第3項までのいずれか一項に記載の電子写真画像形成システム。
(【0011】以降は省略されています)
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