特許ウォッチ

公開番号2025061570
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2025008814,2020191695
出願日2025-01-22,2020-11-18
発明の名称洗濯機
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類D06F 39/02 20060101AFI20250403BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】液剤タンクの配置スペースや容量が確保でき、かつ、液剤タンクの着脱がしやすい洗濯機を提供する。
【解決手段】洗濯機1は、洗濯槽への液剤(液体洗剤や柔軟剤)の自動投入機能を有し、自動投入される液剤を収容する洗剤タンク20および柔軟剤タンク21を備えている。洗剤タンク20および柔軟剤タンク21は、洗濯機1の幅方向を長手方向とする横長の形状を有しており、洗濯機1の幅方向の全幅に亘って形成されたタンク収納領域Rtにおいて配置される。また、タンク収納領域Rtの後方には、給水ホース接続口13を有する給水ホース領域Rhが設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
洗濯槽への液剤の自動投入機能を有し、自動投入される液剤を収容する液剤タンクを備えた洗濯機であって、
前記液剤タンクは、当該洗濯機の幅方向を長手方向とする横長の形状を有しており、当該洗濯機の幅方向の全幅に亘って形成されたタンク収納領域に配置され、
前記タンク収納領域の後方に、給水ホース接続部が設けられていることを特徴とする洗濯機。
続きを表示（約 290 文字）【請求項２】
請求項１に記載の洗濯機であって、
前記タンク収納領域は、当該洗濯機の洗濯物投入口を覆う上蓋の後方に設けられていることを特徴とする洗濯機。
【請求項３】
請求項１または２に記載の洗濯機であって、
前記液剤タンクを複数備えており、
前記複数の液剤タンクが、前記タンク収納領域において横並びに配置されることを特徴とする洗濯機。
【請求項４】
請求項２に記載の洗濯機であって、
前記タンク収納領域の前方に板金部材を有しており、前記板金部材に対して前記上蓋のヒンジ軸が取り付けられていることを特徴とする洗濯機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、洗濯槽への液剤（液体洗剤や柔軟剤など）の自動投入機能を有し、自動投入される液剤を収容する液剤タンクを備えた洗濯機に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
液体洗剤や柔軟剤などの液剤を洗濯槽へ自動投入する機能を備えた洗濯機が知られている。このような洗濯機は、液剤タンク（洗剤タンクや柔軟剤タンク）を着脱可能に備えており、洗濯槽へ自動投入される液剤は液剤タンクに収容されている。
【０００３】
特許文献１には、液剤タンクを洗濯槽の後方側（背面側）に配置した洗濯機が開示されている。縦型洗濯機の場合、洗濯槽を洗濯機の前方寄りに配置するには、液剤タンクの配置箇所は洗濯機の後方側とすることが好ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特許第３５４４８７５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、液剤タンクを洗濯槽の後方側に配置する場合、洗濯機の後方には、給水ホースや風呂水ホースなどを接続するための接続部もあり、液剤タンクの配置スペースや容量の確保が難しいといった問題がある。また、洗濯槽の後方側に配置される液剤タンクに対しては、洗濯機に対する液剤タンクの着脱操作性に関しても改善の余地がある。
【０００６】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、液剤タンクの配置スペースや容量が確保でき、かつ、液剤タンクの着脱がしやすい洗濯機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、洗濯槽への液剤の自動投入機能を有し、自動投入される液剤を収容する液剤タンクを備えた洗濯機であって、前記液剤タンクは、当該洗濯機の幅方向を長手方向とする横長の形状を有しており、当該洗濯機の幅方向の全幅に亘って形成されたタンク収納領域に配置され、前記タンク収納領域の後方に、給水ホース接続部が設けられていることを特徴としている。
【０００８】
上記の構成によれば、液剤タンクは幅方向を長手方向とする横長の形状であり、タンク収納領域は洗濯機の幅方向の全幅に亘っており形成されているため、タンク収納領域も洗濯機の前後方向における寸法を小さくすることができる。このため、タンク収納領域の後方にさらに給水ホース接続部を設けても、洗濯機全体としての前後方向の寸法増大を抑制しながら液剤タンクの配置スペースを確保できる。また、液剤タンクは、幅方向の寸法を大きくすることで十分な液剤容量が確保されており、奥行き寸法だけでなく、高さ方向の寸法が大きくなることも抑制できる。これにより、液剤タンクを洗濯機から着脱する際に、ユーザによる抜き差しが行いやすくなる。
【０００９】
また、上記洗濯機では、前記タンク収納領域は、当該洗濯機の洗濯物投入口を覆う上蓋の後方に設けられている構成とすることができる。
【００１０】
上記の構成によれば、タンク収納領域の寸法分、上蓋のサイズおよび重量を削減でき、ユーザによる上蓋の開閉が行いやすくなる。
（【００１１】以降は省略されています）

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