TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025053898
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023163005
出願日
2023-09-26
発明の名称
ホワイトバランス補正装置およびホワイトバランス補正方法
出願人
シャープ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H04N
23/88 20230101AFI20250331BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】より自然なホワイトバランス補正を行うホワイトバランス補正装置を提供する。
【解決手段】画像を第1および第2の領域に分割する分割部と、第1および第2の基準点を算出する基準点算出部と、前記第1および第2の基準点に対するホワイトバランスの第1および第2の補正値を算出する補正値算出部と、前記第1の基準点と任意の点との間の第1の平面距離および前記第2の基準点と前記任意の点との間の第2の平面距離を算出する平面距離算出部と、前記第1の基準点と前記任意の点との間の第1の奥行距離および前記第2の基準点と前記任意の点との間の第2の奥行距離を算出する奥行距離算出部と、前記第1および第2の補正値、前記第1および第2の平面距離、前記第1および第2の奥行距離に基づいて、前記任意の点のホワイトバランスの補正値を補間する補間部と、前記任意の点のホワイトバランスを補正する補正部と、を備えるホワイトバランス補正装置。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
画像を少なくとも第1の領域と第2の領域に分割する分割部と、
前記第1の領域内の第1の基準点と、前記第2の領域内の第2の基準点と、を算出する基準点算出部と、
前記第1の基準点に対するホワイトバランスの第1の補正値と、前記第2の基準点に対するホワイトバランスの第2の補正値と、を算出する補正値算出部と、
前記画像の平面方向における前記第1の基準点と前記画像内の任意の点との間の第1の平面距離と、前記画像の平面方向における前記第2の基準点と前記任意の点との間の第2の平面距離と、を算出する平面距離算出部と、
奥行方向における前記第1の基準点と前記任意の点との間の第1の奥行距離と、奥行方向における前記第2の基準点と前記任意の点との間の第2の奥行距離と、を算出する奥行距離算出部と、
前記第1の補正値、前記第2の補正値、前記第1の平面距離、前記第2の平面距離、前記第1の奥行距離、および前記第2の奥行距離に基づいて、前記任意の点のホワイトバランスの補正値を補間する補間部と、
前記任意の点のホワイトバランスの補正値を用いて、前記任意の点のホワイトバランスを補正する補正部と、
を備えるホワイトバランス補正装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記補間部は、
前記第1の平面距離と前記第1の奥行距離から前記第1の基準点と前記任意の点の間の第1のユークリッド距離を求め、
前記第2の平面距離と前記第2の奥行距離から前記第2の基準点と前記任意の点の間の第2のユークリッド距離を求め、
前記第1の補正値、前記第2の補正値、および前記第1のユークリッド距離と前記第2のユークリッド距離の比率に基づいて、前記任意の点のホワイトバランスの補正値を算出する、
請求項1記載のホワイトバランス補正装置。
【請求項3】
前記第1の基準点からの距離および前記第2の基準点からの距離に応じた複数のランクに対応付けられた複数の補正値が記載された補正値テーブルを記憶する記憶部をさらに備え、
前記補間部は、
前記第1の平面距離、前記第2の平面距離、前記第1の奥行距離、および前記第2の奥行距離に基づき、前記複数のランクのうち前記任意の点に対応するランクを選択し、
前記選択したランクに対応する補正値を前記任意の点のホワイトバランスの補正値として前記補正値テーブルから取得する請求項1記載のホワイトバランス補正装置。
【請求項4】
平面方向の距離に応じた複数のランクと奥行方向の距離に応じた複数のランクとの組み合わせに対応付けられた複数の指標値が記載された指標値テーブルを記憶する記憶部をさらに備え、
前記補間部は、
前記第1の平面距離に応じたランクおよび前記第1の奥行距離に応じたランクの組み合わせに対応する第1の指標値を前記指標値テーブルから取得し、
前記第2の平面距離に応じたランクおよび前記第2の奥行距離に応じたランクの組み合わせに対応する第2の指標値を前記指標値テーブルから取得し、
前記第1の補正値、前記第2の補正値、前記第1の指標値、および前記第2の指標値に基づいて、前記任意の点のホワイトバランスの補正値を算出する、請求項1記載のホワイトバランス補正装置。
【請求項5】
画像を少なくとも第1の領域と第2の領域に分割し、
前記第1の領域内の第1の基準点と、前記第2の領域内の第2の基準点と、を算出し、
前記第1の基準点に対するホワイトバランスの第1の補正値と、前記第2の基準点に対するホワイトバランスの第2の補正値と、を算出し、
前記画像の平面方向における前記第1の基準点と前記画像内の任意の点との間の第1の平面距離と、前記画像の平面方向における前記第2の基準点と前記任意の点との間の第2の平面距離と、を算出し、
奥行方向における前記第1の基準点と前記任意の点との間の第1の奥行距離と、奥行方向における前記第2の基準点と前記任意の点との間の第2の奥行距離と、を算出し、
前記第1の補正値、前記第2の補正値、前記第1の平面距離、前記第2の平面距離、前記第1の奥行距離、および前記第2の奥行距離に基づいて、前記任意の点のホワイトバランスの補正値を補間し、
前記任意の点のホワイトバランスの補正値を用いて、前記任意の点のホワイトバランスを補正する、
処理を備えるホワイトバランス補正方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホワイトバランス補正装置およびホワイトバランス補正方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
複数の注目画素を除く非注目画素に対するホワイトバランスの補正係数を、各々の非注目画素の周囲に存在する複数の注目画素のホワイトバランスの補正係数から、各注目画素との距離に基づく線形補間によって個別に算出する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
例えば、従来技術を用いて図1に示す画像10について、画像内の点(画素)pのホワイトバランス補正値を補間により求める場合を説明する。また、画像10を撮影したカメラ11と被写体の位置関係を上方からの平面視で示すと図2に示す平面図となる。画像10には、被写体として人物Aと壁Bが写っている。画像10の撮影時には、光源として、カメラ11のフラッシュ光(第1の光源)と壁Bに近い位置に設置された蛍光灯(第2の光源)があるとする。人物Aにはカメラ11のフラッシュ光が強く照射され、壁Bにはカメラ11のフラッシュ光よりも蛍光灯が強く照射される。
【0004】
従来のホワイトバランス補正方法では、先ず画像10における人物Aの領域内の注目画素P1とP1の色から算出される注目画素P1のホワイトバランス補正値C1、および画像10における壁Bの領域内の注目画素P2とP2の色から算出される注目画素P2のホワイトバランス補正値C2を求める。そして点pの補正値は、ホワイトバランス補正値C1とホワイトバランス補正値C2から、点pと注目画素P1との間の距離L1と点pと注目画素P2との間の距離L2の比に基づく線形補間により算出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-347811号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来のホワイトバランス補正方法では、画像内の2つの画素について、実際の撮影時の状況では奥行方向において大きな距離があるが、撮影した画像の平面方向において距離が近い場合には、適切なホワイトバランス補正が行われず、不自然な色になってしまう場合がある。
【0007】
例えば、図2に示すように、点pは壁B上にあり、点pの色は、第1の光源(カメラ10のフラッシュ光)よりも壁Bに近い位置に設置された第2の光源(蛍光灯)の光の影響が大きくなる。ところが、図1の画像10に示すように、画像平面において点pは注目画素P2より注目画素P1に近いため、従来のホワイトバランス補正方法において、点pのホワイトバランス補正値は、第1の光源の影響が大きい注目画素P1のホワイトバランス補正値の影響をより強く受けてしまう。これにより、適切なホワイトバランス補正が行われず、点pの色は不自然な色になってしまう。
【0008】
本発明の一態様は、より自然なホワイトバランス補正を行うホワイトバランス補正装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様に係るホワイトバランス補正装置は、画像を少なくとも第1の領域と第2の領域に分割する分割部と、前記第1の領域内の第1の基準点と、前記第2の領域内の第2の基準点と、を算出する基準点算出部と、前記第1の基準点に対するホワイトバランスの第1の補正値と、前記第2の基準点に対するホワイトバランスの第2の補正値と、を算出する補正値算出部と、前記画像の平面方向における前記第1の基準点と前記画像内の任意の点との間の第1の平面距離と、前記画像の平面方向における前記第2の基準点と前記任意の点との間の第2の平面距離と、を算出する平面距離算出部と、奥行方向における前記第1の基準点と前記任意の点との間の第1の奥行距離と、奥行方向における前記第2の基準点と前記任意の点との間の第2の奥行距離と、を算出する奥行距離算出部と、前記第1の補正値、前記第2の補正値、前記第1の平面距離、前記第2の平面距離、前記第1の奥行距離、および前記第2の奥行距離に基づいて、前記任意の点のホワイトバランスの補正値を補間する補間部と、前記任意の点のホワイトバランスの補正値を用いて、前記任意の点のホワイトバランスを補正する補正部と、を備える。
【0010】
本発明の一態様に係るホワイトバランス補正方法は、画像を少なくとも第1の領域と第2の領域に分割し、前記第1の領域内の第1の基準点と、前記第2の領域内の第2の基準点と、を算出し、前記第1の基準点に対するホワイトバランスの第1の補正値と、前記第2の基準点に対するホワイトバランスの第2の補正値と、を算出し、前記画像の平面方向における前記第1の基準点と前記画像内の任意の点との間の第1の平面距離と、前記画像の平面方向における前記第2の基準点と前記任意の点との間の第2の平面距離と、を算出し、奥行方向における前記第1の基準点と前記任意の点との間の第1の奥行距離と、奥行方向における前記第2の基準点と前記任意の点との間の第2の奥行距離と、を算出し、前記第1の補正値、前記第2の補正値、前記第1の平面距離、前記第2の平面距離、前記第1の奥行距離、および前記第2の奥行距離に基づいて、前記任意の点のホワイトバランスの補正値を補間し、前記任意の点のホワイトバランスの補正値を用いて、前記任意の点のホワイトバランスを補正する、処理を備える。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
シャープ株式会社
照明装置
1日前
シャープ株式会社
空調制御システム
1日前
シャープ株式会社
騒音低減装置および掃除機
4日前
シャープ株式会社
騒音低減装置および掃除機
4日前
シャープ株式会社
動画像符号化装置、復号装置
今日
シャープ株式会社
画像読取装置及び画像形成装置
今日
シャープ株式会社
空調制御システム及び空気調和機
1日前
シャープ株式会社
回転ブラシ、掃除機及び吸込口体
1日前
シャープ株式会社
端末装置、方法、および、集積回路
1日前
シャープ株式会社
端末装置、および、方法、集積回路
1日前
シャープ株式会社
UE(User Equipment)
1日前
シャープ株式会社
動画像復号装置および動画像符号化装置
今日
シャープ株式会社
受信装置、放送システム、および、受信方法
5日前
シャープ株式会社
検出システム、検出方法、及び検出プログラム
今日
シャープ株式会社
3Dデータ符号化装置および3Dデータ復号装置
4日前
シャープ株式会社
情報処理装置、帳票登録システム、及び帳票登録方法
1日前
シャープ株式会社
掃除機の吸込口体、掃除機及び自走式掃除機の吸込口構造
1日前
シャープ株式会社
ホワイトバランス補正装置およびホワイトバランス補正方法
1日前
シャープ株式会社
画像処理システム、画像処理方法、及び画像処理プログラム
4日前
シャープ株式会社
画像処理システム、画像処理方法、及び画像処理プログラム
4日前
シャープ株式会社
画像処理システム、画像処理方法、及び画像処理プログラム
4日前
シャープ株式会社
文字処理システム、文字処理方法、及び文字処理プログラム
4日前
シャープ株式会社
情報処理装置、テレビジョン受像機、情報処理方法、およびプログラム
5日前
個人
防犯AIプラグイン
4日前
個人
音声による制御装置
25日前
個人
コメント配信システム
18日前
個人
インターホンシステム
1か月前
個人
電気音響変換装置
14日前
株式会社SEtech
撮像装置
18日前
株式会社奥村組
通信設備
1か月前
キヤノン株式会社
電子機器
2か月前
キヤノン株式会社
電子機器
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
25日前
日本放送協会
無線通信装置
4日前
オムロン株式会社
通信装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像処理装置
5日前
続きを見る
他の特許を見る