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公開番号2025050368
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023159123
出願日2023-09-22
発明の名称騒音低減装置および掃除機
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類G10K 11/178 20060101AFI20250327BHJP(楽器;音響)
要約【課題】小型化を図り、効果的に騒音を低減できる騒音低減装置を実現する。
【解決手段】騒音低減装置(1)は、騒音を第1伝達方向に伝達する第1空気通路(16)、および前記第1伝達方向と異なる第2伝達方向に前記騒音を伝達する第2空気通路(17)を有するパイプ部(2)と、前記第1空気通路内の音が入力されるリファレンスマイク(5)と、前記第2空気通路に音を出力するスピーカ(6)と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
騒音源が発した騒音を第1伝達方向に伝達する第1空気通路、および前記第1空気通路と空間を介して連通し、前記第1伝達方向と異なる第2伝達方向に前記騒音を伝達する第2空気通路を有するパイプ部と、
前記第1空気通路内の音が入力されるリファレンスマイクと、
前記第2空気通路に音を出力するスピーカと、
を備える騒音低減装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記パイプ部は、内パイプおよび外パイプを有し、
前記内パイプは、前記内パイプの第1内周面の内部に前記第1空気通路を形成し、
前記外パイプは、前記外パイプの第2内周面と前記内パイプの第1外周面との間に前記第2空気通路を形成する、請求項1に記載の騒音低減装置。
【請求項3】
前記外パイプの前記第1伝達方向の下流側の端部である第2端部は、前記内パイプの前記下流側の端部である第1端部よりも前記下流側に位置し、さらに前記第2端部に前記第1伝達方向の下流側への前記騒音の伝達を防ぐ壁部が設けられることで、前記第1端部と前記第2端部との間に前記空間を形成する、請求項2に記載の騒音低減装置。
【請求項4】
前記壁部の内側に吸音材が設けられている請求項3に記載の騒音低減装置。
【請求項5】
前記スピーカの音が前記第2空気通路内に出力される出力部位において、前記外パイプの径は、5cm以下である請求項2に記載の騒音低減装置。
【請求項6】
前記第1端部と前記第2端部との前記第1伝達方向における距離は、前記内パイプの内径以下である請求項4に記載の騒音低減装置。
【請求項7】
前記外パイプの前記第2伝達方向の下流側の端部である第4端部は、開口面積が徐々に広がる拡径形状である請求項5に記載の騒音低減装置。
【請求項8】
騒音源が発した騒音を第1伝達方向に伝達する第1空気通路、および前記第1空気通路と空間を介して連通し、前記第1伝達方向と異なる第2伝達方向に前記騒音を伝達する第2空気通路を有するパイプ部を備え、
前記パイプ部は、内パイプおよび外パイプを有し、
前記内パイプは、前記内パイプの第1内周面の内部に前記第1空気通路を形成し、
前記外パイプは、前記外パイプの第2内周面と前記内パイプの第1外周面との間に前記第2空気通路を形成する、騒音低減装置。
【請求項9】
流体を吸い込む吸込み部と、前記吸込み部が吸い込んだ流体から塵埃を取り除くフィルタ部と、前記フィルタ部から流出した流体を吹出す吹出し部と、を有する掃除機であって、
前記流体の流れを引き起こすモータを有する騒音源と、
請求項1に記載の騒音低減装置と、を備え、
前記騒音低減装置は、前記騒音源と前記吹出し部との間に位置している掃除機。
【請求項10】
前記騒音低減装置と前記騒音源との間に、前記騒音源が発した騒音に含まれる2KHz以上の音を低減する高音低減部を備える請求項9に記載の掃除機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、騒音低減装置および掃除機に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
騒音に対して当該騒音を打ち消す音を発生させて騒音を低減させるANC(Active Noise Control)を行うことが知られている。例えば、スピーカ、リファレンスマイク、およびエラーマイクを用いてANCを行い、騒音を低減させる。また、ANCにおいては、フィードバックキャンセラーを用いて、音響フィードバックによる影響を抑えるANCフィードフォワード方式も知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-190590号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ANCを行ってパイプ内を伝達する騒音を低減させる場合、小型化するほどリファレンスマイクとスピーカの距離が小さくなる。そのため、スピーカから出力する、騒音を打ち消す音の位相を計算する時間が短くなってしまい小型化に限界がある。また、音響フィードバックの影響が大きくなりハウリングも発生し易くなる。
【0005】
本発明の一態様は、小型化を図り、効果的に騒音を低減できる騒音低減装置を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る騒音低減装置は、騒音源が発した騒音を第1伝達方向に伝達する第1空気通路、および前記第1空気通路と空間を介して連通し、前記第1伝達方向と異なる第2伝達方向に前記騒音を伝達する第2空気通路を有するパイプ部と、前記第1空気通路内の音が入力されるリファレンスマイクと、前記第2空気通路に音を出力するスピーカと、を備える。
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る騒音低減装置は、騒音源が発した騒音を第1伝達方向に伝達する第1空気通路、および前記第1空気通路と空間を介して連通し、前記第1伝達方向と異なる第2伝達方向に前記騒音を伝達する第2空気通路を有するパイプ部を備え、前記パイプ部は、内パイプおよび外パイプを有し、前記内パイプは、前記内パイプの第1内周面の内部に前記第1空気通路を形成し、前記外パイプは、前記外パイプの第2内周面と前記内パイプの第1外周面との間に前記第2空気通路を形成する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、小型化を図り、効果的に騒音を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施の形態に係る騒音低減装置の一例を示す構成図である。
上記騒音低減装置の断面図である。
騒音低減装置の他の例を示す構成図である。
第2の実施の形態に係る騒音低減装置の制御部の詳細および動作を説明する図である。
第3の実施の形態に係る掃除機の一部の構造を示す模式図である。
上記掃除機の全体の構造を示す模式図である。
上記掃除機における騒音低減装置のスピーカおよびリファレンスマイクの位置を示す模式図である。
上記掃除機における騒音低減装置のスピーカおよびリファレンスマイクの位置を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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