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公開番号
2025056899
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023166421
出願日
2023-09-27
発明の名称
異常状態検知システム、異常状態検知方法、及び異常状態検知プログラム
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
G10L
15/10 20060101AFI20250401BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】事前に悲鳴のデータを準備しなくとも、車両の異常状態を検知することができる異常状態検知システム、異常状態検知方法、及び異常状態検知プログラムを提供する。
【解決手段】異常状態検知システムは、車両に乗車している人物の音声を含む音声データから前記人物の平常時の音声データのモデルを平常時モデルとして生成するモデル生成部を含み、前記人物の現在の音声データと前記平常時モデルとに基づいて音声の異常を検知する音声異常検知部と前記車両の加速度データに基づいて前記車両の車体の異常を検知する車体異常検知部と、前記音声異常検知部の検知結果と、前記車体異常検知部の検知結果とに基づいて、前記車両が異常状態であるか否かを判定する異常状態判定部とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に乗車している人物の音声を含む音声データから前記人物の平常時の音声データのモデルを平常時モデルとして生成するモデル生成部を含み、前記人物の現在の音声データと前記平常時モデルとに基づいて音声の異常を検知する音声異常検知部と
前記車両の加速度データに基づいて前記車両の車体の異常を検知する車体異常検知部と、
前記音声異常検知部の検知結果と、前記車体異常検知部の検知結果とに基づいて、前記車両が異常状態であるか否かを判定する異常状態判定部と
を備えた異常状態検知システム。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記音声異常検知部は、前記人物の現在の音声データから前記人物の現在の音声データのモデルを現在モデルとして生成する現在モデル生成部をさらに含み、前記現在モデルと、前記平常時モデルとの比較結果に基づいて、前記人物の現在の音声データに悲鳴が含まれていると判定した場合、音声が異常であるとする
請求項1に記載の異常状態検知システム。
【請求項3】
前記音声異常検知部は、平常時の音声データにより得られた波形ヒストグラムと、
現在の音声データにより得られた波形ヒストグラムと、の比較結果に基づいて、前記人物の現在の音声データに悲鳴が含まれていると判定した場合、音声が異常であるとする
請求項1に記載の異常状態検知システム。
【請求項4】
前記異常状態判定部は、前記音声異常検知部の検知結果が、音声が異常であるとの検知結果の場合、及び前記車体異常検知部の検知結果が、車体が異常であるとの検知結果の場合の少なくとも一方の場合、前記車両が異常状態であると判定する
請求項1に記載の異常状態検知システム。
【請求項5】
異常状態検知システムが備えるプロセッサによって、
車両に乗車している人物の音声を含む音声データから前記人物の平常時の音声データのモデルを平常時モデルとして生成するモデル生成処理を含み、前記人物の現在の音声データと前記平常時モデルとに基づいて音声の異常を検知し、
前記車両の加速度データに基づいて前記車両の車体の異常を検知し、
前記音声の異常の検知結果と、前記車体の異常の検知結果とに基づいて、前記車両が異常状態であるか否かの判定結果を出力させる
異常状態検知方法。
【請求項6】
異常状態検知システムが備えるプロセッサに、
車両に乗車している人物の音声を含む音声データから前記人物の平常時の音声データのモデルを平常時モデルとして生成するモデル生成処理を含み、前記人物の現在の音声データと前記平常時モデルとに基づいて音声の異常を検知し、
前記車両の加速度データに基づいて前記車両の車体の異常を検知し、
前記音声の異常の検知結果と、前記車体の異常の検知結果とに基づいて、前記車両が異常状態であるか否かの判定結果を出力させる
処理を実行させるための異常状態検知プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、異常状態検知システム、異常状態検知方法、及び異常状態検知プログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、事故等の車両の異常状態を検知する技術が知られている。また、このような技術として、車両に乗車する人物の悲鳴を検知することで、事故の発生を検知する技術が知られている。例えば、特許文献1には、複数種類の叫び声の特徴量から学習したモデルである叫び声のモデルを事前に用意しておき、入力された音声から抽出した特徴量と、音響モデルセットと尤度に基づき、入力された音声が叫び声であるか否かを判別する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-187676号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術のように、事前に悲鳴のデータを準備する場合、様々な悲鳴のデータを準備しなくてはならず、データ量が多くなるという問題があった。また、事前に準備されていないパターンの悲鳴については、悲鳴として認識することができなかった。そのため、従来の技術では、車両の異常状態を検知するには十分ではなかった。
【0005】
本開示は、事前に悲鳴のデータを準備しなくとも、車両の異常状態を検知することができる異常状態検知システム、異常状態検知方法、及び異常状態検知プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本開示の異常状態検知システムは、車両に乗車している人物の音声を含む音声データから前記人物の平常時の音声データのモデルを平常時モデルとして生成するモデル生成部を含み、前記人物の現在の音声データと前記平常時モデルとに基づいて音声の異常を検知する音声異常検知部と前記車両の加速度データに基づいて前記車両の車体の異常を検知する車体異常検知部と、前記音声異常検知部の検知結果と、前記車体異常検知部の検知結果とに基づいて、前記車両が異常状態であるか否かを判定する異常状態判定部とを備える。
【0007】
また、上記目的を達成するために、本開示の異常状態検知方法は、異常状態検知システムが備えるプロセッサによって、車両に乗車している人物の音声を含む音声データから前記人物の平常時の音声データのモデルを平常時モデルとして生成するモデル生成処理を含み、前記人物の現在の音声データと前記平常時モデルとに基づいて音声の異常を検知し、前記車両の加速度データに基づいて前記車両の車体の異常を検知し、前記音声の異常の検知結果と、前記車体の異常の検知結果とに基づいて、前記車両が異常状態であるか否かの判定結果を出力させる。
【0008】
また、上記目的を達成するために、本開示の異常状態検知プログラムは、異常状態検知システムが備えるプロセッサに、車両に乗車している人物の音声を含む音声データから前記人物の平常時の音声データのモデルを平常時モデルとして生成するモデル生成処理を含み、前記人物の現在の音声データと前記平常時モデルとに基づいて音声の異常を検知し、前記車両の加速度データに基づいて前記車両の車体の異常を検知し、前記音声の異常の検知結果と、前記車体の異常の検知結果とに基づいて、前記車両が異常状態であるか否かの判定結果を出力させる処理を実行させるためのものである。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、事前に悲鳴のデータを準備しなくとも、車両の異常状態を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
異常状態検知システムの概略を説明するための図である。
異常状態検知システムのハードウエア構成の一例を表す回路図である。
異常状態検知システムの構成の一例を表す構成図である。
異常状態検知システムの機能を説明するための図である。
データ頻度・データ蓄積度測定部について説明するための図である。
異常状態検出処理の流れの一例を示すフローチャートである。
音声異常検知処理の流れの一例を示すフローチャートである。
車体異常検知処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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