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公開番号
2025062104
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-11
出願番号
2025017733,2023206936
出願日
2025-02-05,2018-08-10
発明の名称
SiC半導体装置
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人あい特許事務所
主分類
H10D
8/60 20250101AFI20250404BHJP()
要約
【課題】改質層に起因するSiC半導体チップへの影響を低減できるSiC半導体装置を提供する。
【解決手段】SiC半導体装置1は、SiC半導体基板6およびSiCエピタキシャル層7を含む積層構造を有し、SiCエピタキシャル層7によって形成された第1主面3、ならびに、SiC半導体基板6およびSiCエピタキシャル層7によって形成された側面5A~5Dを有するSiC半導体層2と、側面5A~5DにおいてSiCエピタキシャル層7から間隔を空けてSiC半導体基板6からなる部分に形成され、SiC半導体基板6とは異なる性質に改質された複数の改質ライン22A~22Dと、を含む。複数の改質ライン22A~22Dが、第1主面3の法線方向Zに関して互いに異なる厚さを有している。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
一方側の第1主面、他方側の第2主面および側面を有するSiCチップと、
前記第1主面および前記側面から露出するように前記第1主面の表層部に形成された第1導電型の半導体領域と、
前記第1主面の周縁部において前記第1主面の表層部に形成されたpn接続領域と、
前記第1主面の周縁部において前記半導体領域の表層部に形成され、前記半導体領域と前記pn接続領域を形成する第2導電型の不純物領域と、
前記pn接続領域の深さ位置から前記第2主面側に間隔を空けて前記側面に形成され、SiCとは異なる性質に改質された改質ラインと、を含み、
前記改質ラインは、前記半導体領域の底部の深さ位置から前記第2主面側に間隔を空けて前記側面に形成されている、SiC半導体装置。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記pn接続領域は、前記側面から前記第1主面の内方に間隔を空けて形成されている、請求項1に記載のSiC半導体装置。
【請求項3】
前記第1主面の内方部に設けられたアクティブ領域と、
前記第1主面の周縁部に設けられた外側領域と、をさらに含み、
前記pn接続領域は、前記外側領域に形成されている、請求項1または2に記載のSiC半導体装置。
【請求項4】
前記アクティブ領域の前記第1主面に形成されたダイオード構造をさらに含む、請求項3に記載のSiC半導体装置。
【請求項5】
前記ダイオード構造は、
前記アクティブ領域の前記第1主面の表層部に形成されたダイオード領域と、
前記第1主面の上で前記ダイオード領域に電気的に接続された電極と、を含む、請求項4に記載のSiC半導体装置。
【請求項6】
前記アクティブ領域の前記第1主面に形成された電界効果型のトランジスタ構造をさらに含む、請求項3に記載のSiC半導体装置。
【請求項7】
前記トランジスタ構造は、
前記アクティブ領域の前記第1主面の表層部に形成されたボディ領域と、
前記ボディ領域を貫通するように前記第1主面に形成されたトレンチゲート構造と、
前記ボディ領域の表層部において前記トレンチゲート構造に沿う領域に形成されたソース領域と、を含む、請求項6に記載のSiC半導体装置。
【請求項8】
前記改質ラインは、前記トレンチゲート構造の底壁の深さ位置から前記第2主面側に間隔を空けて前記側面に形成されている、請求項7に記載のSiC半導体装置。
【請求項9】
前記アクティブ領域は、前記第1主面の一部からなるアクティブ主面を有し、
前記外側領域は、前記アクティブ領域を台地状に区画するように前記アクティブ主面に対して前記第2主面側に向けて窪んだ外側主面を有し、
前記pn接続領域は、前記外側主面の表層部に形成されている、請求項7または8に記載のSiC半導体装置。
【請求項10】
前記外側主面は、前記側面に連なっている、請求項9に記載のSiC半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、SiC半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、ステルスダイシング法と称されるSiC半導体ウエハの加工方法が注目されている。ステルスダイシング法では、SiC半導体ウエハにレーザ光が選択的に照射された後、レーザ光が照射された部分に沿ってSiC半導体ウエハが切断される。この方法によれば、ダイシングブレード等の切断部材を用いずに、比較的高い硬度を有するSiC半導体ウエハを切断できるので、製造時間を短縮できる。
【0003】
特許文献1は、ステルスダイシング法を利用したSiC半導体装置の製造方法を開示している。特許文献1の製造方法では、所定のオフ角を有するSiC半導体ウエハから複数のSiC半導体層が切り出される。SiC半導体層においてSiC単結晶のa面に面する2つ側面は、SiC単結晶のc軸に沿う傾斜面となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-207908号公報
【0005】
[概要]
SiC半導体装置は、半導体組立装置を用いてリードフレームや実装基板などの接続対象物に実装される。半導体組立装置におけるSiC半導体装置の搬送工程は、たとえば、SiC半導体層の主面を吸着して保持するピックアップノズルによって行われる。
【0006】
特許文献1に係るSiC半導体装置が半導体組立装置に搬入された場合、ピックアップノズルによる吸着がSiC半導体層の傾斜面によって妨げられる虞がある。この場合、ピックアップノズルはSiC半導体装置を適切に保持できないため、ピックアップエラーが発生する。
【0007】
また、改質層は、SiC単結晶を他の性質に改質させることによって形成される。そのため、改質層に起因するSiC半導体チップ(SiC半導体層)への影響を考慮すると、SiC半導体チップの側面の全域に複数の改質層が形成されることは望ましいとはいえない。改質層に起因するSiC半導体チップへの影響としては、改質層に起因するSiC半導体チップの電気的特性の変動や、改質層を起点とするSiC半導体チップのクラックの発生等が例示される。
【0008】
一実施形態は、半導体組立装置におけるピックアップエラーを抑制できるSiC半導体装置を提供する。一実施形態は、改質層に起因するSiC半導体チップへの影響を低減できるSiC半導体装置を提供する。
【0009】
一実施形態は、六方晶からなるSiC単結晶を含み、前記SiC単結晶のc面に面し、前記c面に対して傾斜したオフ角を有する素子形成面としての第1主面、前記第1主面の反対側の第2主面、および、前記SiC単結晶のa面に面し、前記第1主面の法線を0°とした時、前記法線に対して前記オフ角未満の角度を有する側面を有するSiC半導体層を含む、SiC半導体装置を提供する。
【0010】
このSiC半導体装置によれば、半導体組立装置におけるピックアップエラーを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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