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公開番号2025059647
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169875
出願日2023-09-29
発明の名称表示装置及びソースドライバ
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人レクスト国際特許事務所
主分類G09G 3/36 20060101AFI20250403BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】表示画面内の部分領域に階調の異なる画像が表示される場合に、階調潰れを起こすことなく画質調整を行うことが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】映像データ信号出力部は、映像データに基づいて、表示パネルの表示画面の少なくとも1つの部分領域について、当該少なくとも1つの部分領域に対応するガンマ補正の設定情報であるガンマ設定データを映像データに基づいて生成するガンマ設定データ生成部を有する。ソースドライバは、ガンマ設定データの供給を受け、ガンマ設定データに基づいて少なくとも1つの部分領域に対応するガンマ補正カーブである局所ガンマ補正カーブを生成するガンマカーブ生成部と、局所ガンマ補正カーブに基づいて、複数の画素データ片に対応する階調電圧のガンマ補正を少なくとも1つの部分領域毎に行うデコーダ部と、ガンマ補正を経た階調電圧に基づいて画素駆動電圧を出力する出力部と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数本のソースライン及び複数本のゲートラインと、前記複数本のソースラインと前記複数本のゲートラインとの交差部の各々にマトリクス状に設けられた複数個の画素部と、を有する表示パネルと、
映像データの入力を受け、前記映像データに基づいて複数の画素データ片の系列を含む映像データ信号を出力する映像データ信号出力部と、
前記映像データ信号出力部から前記映像データ信号の供給を受け、前記映像データ信号に基づいて前記複数個の画素部に印加する画素駆動電圧を出力するソースドライバと、
を有し、
前記映像データ信号出力部は、前記表示パネルの表示画面の少なくとも1つの部分領域について、当該少なくとも1つの部分領域に対応するガンマ補正の設定情報であるガンマ設定データを前記映像データに基づいて生成するガンマ設定データ生成部を有し、
前記ソースドライバは、
前記ガンマ設定データの供給を受け、前記ガンマ設定データに基づいて前記少なくとも1つの部分領域に対応するガンマ補正カーブである局所ガンマ補正カーブを生成するガンマカーブ生成部と、
前記局所ガンマ補正カーブに基づいて、前記複数の画素データ片に対応する階調電圧のガンマ補正を前記少なくとも1つの部分領域毎に行うデコーダ部と、
前記ガンマ補正を経た前記階調電圧に基づいて前記画素駆動電圧を出力する出力部と、
を有することを特徴とする表示装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記映像データ信号出力部は、前記映像データに基づいて前記少なくとも1つの部分領域に表示される画像である局所画像の階調を分析する局所画像分析部を有し、
前記ガンマ設定データ生成部は、前記局所画像分析部による分析結果に基づいて、前記ガンマ設定データを生成することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記ガンマカーブ生成部及び前記デコーダ部は、前記複数本のソースラインから構成されるチャネル毎に複数設けられ、
前記ソースドライバは、複数の前記デコーダ部からチャネル毎に1の前記デコーダ部を選択するデコーダ選択回路を有することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
複数本のソースラインと、前記複数本のソースラインに接続された複数の画素部と、を有する表示パネルに接続され、複数の画素データ片の系列を含む映像データ信号を受け、前記映像データ信号に基づいて前記複数の画素部に印加する画素駆動電圧を出力するソースドライバであって、
前記表示パネルの表示画面の少なくとも1つの部分領域に対応するガンマ補正の設定データであるガンマ設定データの入力を受け、前記ガンマ設定データに基づいて前記少なくとも1つの部分領域に対応するガンマ補正カーブである局所ガンマ補正カーブを生成するガンマカーブ生成部と、
前記局所ガンマ補正カーブに基づいて、前記複数の画素データ片に対応する階調電圧のガンマ補正を前記少なくとも1つの部分領域毎に行うデコーダ部と、
前記ガンマ補正を経た前記階調電圧に基づいて前記画素駆動電圧を出力する出力部と、
を有することを特徴とするソースドライバ。
【請求項5】
前記ガンマカーブ生成部及び前記デコーダ部は、前記複数本のソースラインから構成されるチャネル毎に複数設けられ、
複数の前記デコーダ部からチャネル毎に1の前記デコーダ部を選択するデコーダ選択回路を有することを特徴とする請求項4に記載のソースドライバ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置及びソースドライバに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
液晶や有機EL(OLED)等の表示デバイスからなる表示装置において、ガンマカーブを用いた輝度の補正(ガンマ補正)が行われている。このようなガンマ補正を行う回路として、階調電圧生成器によって特定のシナリオに対応した階調電圧を選択し、選択した階調電圧の微調整を設定レジスタに設定する第1および第2の参照基準電圧を変化させることにより行うことで、所望のガンマ補正カーブに合致したガンマ補正を行うガンマ補正回路が提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-25665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、TV会議システムの表示等において、ディスプレイ内にソースの異なる複数の画像を表示することが行われている。このような複数の画像の中に、画像内の平均輝度の異なる画像が存在している場合、それぞれの平均輝度付近に階調を多めに割り当てるように画質調整が行われる。例えば、複数の画像の中に、黒潰れした画像及び白飛びした画像の両方が存在している場合、黒領域及び白領域にそれぞれ階調が多めに割り当てられることになる。
【0005】
しかしながら、このような階調の割り当てを行うと、黒領域及び白領域の中間階調付近の階調数が縮退してグラデーションが粗くなり、所謂階調潰れが生じてしまうという問題があった。
【0006】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、表示画面内の部分領域に階調の異なる画像が表示される場合に、階調潰れを起こすことなく画質調整を行うことが可能な表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る表示装置は、複数本のソースライン及び複数本のゲートラインと、前記複数本のソースラインと前記複数本のゲートラインとの交差部の各々にマトリクス状に設けられた複数個の画素部と、を有する表示パネルと、映像データの入力を受け、前記映像データに基づいて複数の画素データ片の系列を含む前記映像データ信号を出力する映像データ信号出力部と、前記映像データ信号出力部から前記映像データ信号の供給を受け、前記映像データ信号に基づいて前記複数個の画素部に印加する画素駆動電圧を出力するソースドライバと、を有し、前記映像データ信号出力部は、前記表示パネルの表示画面の少なくとも1つの部分領域について、当該少なくとも1つの部分領域に対応するガンマ補正の設定情報であるガンマ設定データを前記映像データに基づいて生成するガンマ設定データ生成部を有し、前記ソースドライバは、前記ガンマ設定データの供給を受け、前記ガンマ設定データに基づいて前記少なくとも1つの部分領域に対応するガンマ補正カーブである局所ガンマ補正カーブを生成するガンマカーブ生成部と、前記局所ガンマ補正カーブに基づいて、前記複数の画素データ片に対応する階調電圧のガンマ補正を前記少なくとも1つの部分領域毎に行うデコーダ部と、前記ガンマ補正を経た前記階調電圧に基づいて前記画素駆動電圧を出力する出力部と、を有することを特徴とする。
【0008】
本発明に係るソースドライバは、複数本のソースラインと、前記複数本のソースラインに接続された複数の画素部と、を有する表示パネルに接続され、複数の画素データ片の系列を含む映像データ信号を受け、前記映像データ信号に基づいて前記複数の画素部に印加する画素駆動電圧を出力するソースドライバであって、前記表示パネルの表示画面の少なくとも1つの部分領域に対応するガンマ補正の設定データであるガンマ設定データの入力を受け、前記ガンマ設定データに基づいて前記少なくとも1つの部分領域に対応するガンマ補正カーブである局所ガンマ補正カーブを生成するガンマカーブ生成部と、前記局所ガンマ補正カーブに基づいて、前記複数の画素データ片に対応する階調電圧のガンマ補正を前記少なくとも1つの部分領域毎に行うデコーダ部と、前記ガンマ補正を経た前記階調電圧に基づいて前記画素駆動電圧を出力する出力部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る表示装置によれば、表示画面内の部分領域に階調の異なる画像が表示される場合に、階調潰れを起こすことなく画質調整を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施例に係る表示装置の構成を示すブロック図である。
複数のウィンドウに異なる画像が表示された表示画面の例を示す図である。
タイミングコントローラ及びソースドライバの構成を示すブロック図である。
画像データラッチ回路、デコーダ回路及びデコーダ選択回路の構成を示すブロック図である。
図2の第1のウィンドウに対応するガンマ補正カーブの例を示す図である。
図2の第2のウィンドウに対応するガンマ補正カーブの例を示す図である。
図2の表示画像全体のガンマカーブの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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