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公開番号2025059634
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169850
出願日2023-09-29
発明の名称ラベルの分別方法
出願人株式会社フジシール
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G09F 3/02 20060101AFI20250403BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】分別対象となるラベルの特定を容易にして、ラベルの分別効率を向上させる。
【解決手段】本開示において、印刷層除去可能なラベル1は、基材11と、印刷層13とを備え、アルカリ性の水溶液に浸漬したときに印刷層13が基材11から脱離可能に構成され、かつ、エネルギー線が照射されることにより発光する発光材料をさらに含んでいる。当該ラベルの分別方法は、印刷層除去可能ラベル1を含むラベル群に、暗所内部100にてエネルギー線を照射する工程S1と、暗所内部100において、上記エネルギー線が照射されることで発光材料が発した光を、受光部を有するセンサ120で検知することで、印刷層除去可能ラベル1を特定する工程S2と、特定された印刷層除去可能ラベル1をラベル群から選別する工程S3とを含んでいる。受光部には、上記エネルギー線に含まれる波長成分の少なくとも一部を遮断するフィルタ130が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
基材と、印刷層とを備え、アルカリ性の水溶液に浸漬したときに前記印刷層が前記基材から脱離可能に構成され、かつ、エネルギー線が照射されることにより発光する発光材料をさらに含む、印刷層除去可能ラベルの分別方法であって、
前記印刷層除去可能ラベルを含むラベル群に、暗所内部にてエネルギー線を照射する工程と、
前記暗所内部において、前記エネルギー線が照射されることで前記発光材料が発した光を、受光部を有するセンサで検知することで、前記印刷層除去可能ラベルを特定する工程と、
特定された前記印刷層除去可能ラベルを前記ラベル群から選別する工程とを含み、
前記受光部には、前記エネルギー線に含まれる波長成分の少なくとも一部を遮断するフィルタが設けられている、ラベルの分別方法。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記フィルタは、バンドパスフィルタである、請求項1に記載のラベルの分別方法。
【請求項3】
前記印刷層除去可能ラベルは、前記基材と前記印刷層との間に位置し、アルカリ可溶性の樹脂を含むコート層をさらに備え、
前記コート層が前記発光材料を含んでいる、請求項1または請求項2に記載のラベルの分別方法。
【請求項4】
前記印刷層は、互いに積層された複数の層を有しており、
前記複数の層は、その積層方向において前記基材から最も離れて位置する透明な保護印刷層を含み、
前記保護印刷層が、前記発光材料を含んでいる、請求項1または請求項2に記載のラベルの分別方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ラベルの分別方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
国際公開第2021/246230号(特許文献1)には、従来の印刷層除去可能ラベルの分別方法が開示されている。特許文献1には、ラベル群を、第1の暗所の内部に搬入する工程、第1の暗所の内部に配置された光源からラベル群にエネルギー線を照射する工程、第1の暗所の内部から搬出したラベル群を第2の暗所の内部に搬入する工程、第2の暗所の内部において光って見えるラベルを、第2の暗所の内部において光って見えない通常のラベルと分別して回収する工程が開示されている。印刷層除去可能ラベルのコート層またはインキ層(印刷層)は、エネルギー線が照射されることにより発光する材料を含むことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2021/246230号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の分別方法においては、ラベルを分別する場所の省スペース化およびラベル分別速度の向上など、分別効率に改善の余地がある。たとえば、特許文献1に開示される従来の分別方法では、エネルギー線を照射した後、あらためてラベル群を暗所の内部に搬入して、発光するラベルを特定していた。そこで、本開示の発明者らは、ラベルの分別効率改善のため、エネルギー線を照射させると同時に発光したラベルを特定する方法を検討した。
【0005】
しかしながら、本開示の発明者らは、エネルギー線を照射させると同時に発光したラベルを特定しようとしても、ラベルが発光した光とともに照射したエネルギー線がセンサで検知されてしまうため、当該ラベルの特定が困難であるという課題を見出した。
【0006】
本開示は上記の課題に鑑みてなされたものであり、分別対象となるラベルの特定が容易であって、かつ、ラベル分別の分別効率を向上できる、印刷層除去可能ラベルの分別方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に基づくラベルの分別方法は、基材と、印刷層とを備え、アルカリ性の水溶液に浸漬したときに前記印刷層が前記基材から脱離可能に構成され、かつ、エネルギー線が照射されることにより発光する発光材料をさらに含む、印刷層除去可能ラベルの分別方法である。当該ラベルの分別方法は、印刷層除去可能ラベルを含むラベル群に、暗所内部にてエネルギー線を照射する工程と、暗所内部において、エネルギー線を照射されることで発光材料が発した光を、受光部を有するセンサで検知することで、印刷層除去可能ラベルを特定する工程と、特定された印刷層除去可能ラベルをラベル群から選別する工程とを含んでいる。受光部には、エネルギー線に含まれる波長成分の少なくとも一部を遮断するフィルタが設けられている。
【0008】
本開示においては、受光部に上記のフィルタが設けられていることによって、センサが、エネルギー線の波長成分を検知することを抑制できる。したがって、本開示に基づく印刷層除去可能ラベルの分別方法は、分別対象となるラベルの特定が容易であって、かつ、ラベルの分別効率を向上させることができる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、分別対象となるラベルの特定が容易であって、かつ、ラベルの分別効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施形態に係るラベルの分別方法において特定および選別されるラベルの模式的な断面図である。
本開示の実施形態に係るラベル分別方法を示すフロー図である。
本開示の実施形態に係るラベルに対して、所定の暗所内部にてエネルギー線を照射している様子を示す模式的な図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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