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公開番号2025057808
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023167562
出願日2023-09-28
発明の名称現像装置及び当該現像装置を備える画像形成装置
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/08 20060101AFI20250402BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】滞留した現像剤の固着を抑制した現像装置及び当該現像装置を備える画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像装置は、第1収容室と第2収容室とそれらをそれぞれ異なる位置で連通する第1連通部及び第2連通部とに区分され、現像剤を収容する現像槽と、第1収容室、第1連通部及び第2連通部の内部に設けられた第1回転軸と、その周面に設けられた第1螺旋羽根と、を有する第1搬送スクリューと、第1回転軸と平行に第2収容室、第1連通部及び第2連通部の内部に設けられた第2回転軸と、その周面に設けられた第2螺旋羽根と、を有する第2搬送スクリューと、を備え、第1連通部の内部において、第1搬送スクリューは、第1回転軸の周面から突出し第1回転軸の軸方向に沿って延びた第1パドルを有し、第1連通部の内部において、第2搬送スクリューは、第2回転軸の周面から突出し第2回転軸の軸方向に沿って延びた第2パドルを有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
第1収容室と第2収容室と前記第1収容室及び前記第2収容室をそれぞれ異なる位置で連通する第1連通部及び第2連通部とに区分され、現像剤を収容する現像槽と、
前記第1収容室、前記第1連通部及び前記第2連通部の内部に設けられた第1回転軸と、前記第1回転軸の周面に設けられた螺旋状の第1螺旋羽根と、を有し、回転することで前記現像剤を前記第2連通部から前記第1連通部に向かって搬送する第1搬送スクリューと、
前記第1回転軸と平行になるように前記第2収容室、前記第1連通部及び前記第2連通部の内部に設けられた第2回転軸と、前記第2回転軸の周面に設けられた螺旋状の第2螺旋羽根と、を有し、回転することで前記現像剤を前記第1連通部から前記第2連通部に向かって搬送する第2搬送スクリューと、
前記第2搬送スクリューの上方に設けられた現像剤担持体と、を備え、
前記第1連通部の内部において、前記第1搬送スクリューは、前記第1回転軸の周面から突出し前記第1回転軸の軸方向に沿って延びた突出部材である第1パドルを有し、
前記第1連通部の内部において、前記第2搬送スクリューは、前記第2回転軸の周面から突出し前記第2回転軸の軸方向に沿って延びた突出部材である第2パドルを有し、
前記現像剤は、前記第1収容室から前記第1連通部を通じて前記第2収容室に送られ、前記第2収容室から前記第2連通部を通じて前記第1収容室に送られることで、前記現像槽内を循環する、現像装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記第1搬送スクリュー及び前記第2搬送スクリューは、同じ回転速度で回転する、請求項1に記載の現像装置。
【請求項3】
前記第1搬送スクリューは、前記第1パドルが前記第1連通部の底面の側から前記第2パドルに向かって移動する方向に回転し、
前記第2搬送スクリューは、前記第1搬送スクリューと反対の方向に回転する、請求項1に記載の現像装置。
【請求項4】
前記第2回転軸は、前記第1回転軸よりも高い位置に設置されており、
前記第1連通部の底面は、前記第1パドルがある位置から前記第2パドルがある位置に向かう上り傾斜面である、請求項1に記載の現像装置。
【請求項5】
前記第1搬送スクリューは、第1方向に前記現像剤を搬送し、
前記第1パドルは、前記第1方向に進むにつれて前記第1回転軸の回転方向と反対の方向にねじれている、請求項1に記載の現像装置。
【請求項6】
前記第2搬送スクリューは、第2方向に前記現像剤を搬送し、
前記第2パドルは、前記第2方向に進むにつれて前記第2回転軸の回転方向と反対の方向にねじれている、請求項1に記載の現像装置。
【請求項7】
前記第1螺旋羽根及び前記第2螺旋羽根のそれぞれは、二条羽根である、請求項1に記載の現像装置。
【請求項8】
前記第1連通部の内部において、前記第2螺旋羽根の一部が設けられている、請求項1に記載の現像装置。
【請求項9】
前記第1パドルは、前記第1回転軸の周面から突出した先端側に第1端辺を有し、
前記第2パドルは、前記第2回転軸の周面から突出した先端側に第2端辺を有し、
前記第1搬送スクリュー及び前記第2搬送スクリューは、前記第1端辺と前記第2端辺とが対向しないように回転する、請求項1に記載の現像装置。
【請求項10】
前記第1パドル及び前記第2パドルのそれぞれは2つの前記突出部材を含み、
前記2つの突出部材は、前記第1回転軸の円周及び前記第2回転軸の円周のそれぞれに沿って、180度間隔で設けられている、請求項1に記載の現像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、現像装置及び当該現像装置を備える画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、電子写真方式の画像形成装置では、トナーと磁性を持った担体物質であるキャリアとを含む二成分の現像剤が用いられている。現像装置の中でトナーとキャリアとが共に撹拌されて互いに摩擦されることでトナーが帯電する。帯電したトナーはキャリアによって現像ローラーに運ばれ、現像ローラーから感光体ドラムの表面に供給され、感光体ドラムの表面に形成された静電潜像が現像される。感光体ドラムに現像されたトナー像が用紙に転写され、定着装置によって用紙にトナー像が定着する。
【0003】
上述した画像形成装置には、高速化及び小型化のため、現像剤によるトナーの帯電を迅速かつ充分に行うことができるように現像剤を撹拌しつつ循環させる現像装置を備えるものがある。例えば、特許文献1には、現像剤をスクリューによって撹拌しつつ搬送する、第1現像剤撹拌搬送部材及び第2現像剤撹拌搬送部材を有し、それら2つの撹拌搬送部材の間で現像剤を循環させる現像装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-263012号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1によれば、第2現像剤撹拌搬送部材から第1現像剤撹拌搬送部材へ現像剤を送り込むための羽根車が、開示されている。しかしながら、第1現像剤撹拌搬送部材及び第2現像剤撹拌搬送部材の位置関係によっては、全ての現像剤が羽根車によって送り込まれることは困難であり、現像剤の一部が第2現像剤撹拌搬送部材側に戻ったり、第1現像剤撹拌搬送部材と第2現像剤撹拌搬送部材との間に滞留したりする。特に、第1現像剤撹拌搬送部材が第2現像剤撹拌搬送部材よりも高い位置に配される場合には、上述の傾向が大きくなる。
【0006】
また、トナーには、流動性を高めるためにシリカ等の外添剤が添加されているが、現像剤が現像装置内で長時間撹拌及び循環されると、外添剤がトナーから離脱したり外添剤がトナー中へ埋め込まれたりすることでトナーの流動性が低下する。流動性の低下したトナーを含む現像剤が搬送経路の途中で滞留すると、滞留した現像剤を種としてトナー及びキャリアが搬送経路の底面等に固着する。その結果、固着物によって現像剤の搬送が妨げられたり、固着物の一部が物理的な負荷によって剥がれ塊となって現像ローラーに供給され画像不良が発生したりするという問題が生じる。
【0007】
本開示は上記問題に鑑み、滞留した現像剤の固着を抑制した現像装置及び当該現像装置を備える画像形成装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様に係る現像装置は、第1収容室と第2収容室と第1収容室及び第2収容室をそれぞれ異なる位置で連通する第1連通部及び第2連通部とに区分され、現像剤を収容する現像槽と、第1収容室、第1連通部及び第2連通部の内部に設けられた第1回転軸と、第1回転軸の周面に設けられた螺旋状の第1螺旋羽根と、を有し、回転することで現像剤を第2連通部から第1連通部に向かって搬送する第1搬送スクリューと、第1回転軸と平行になるように第2収容室、第1連通部及び第2連通部の内部に設けられた第2回転軸と、第2回転軸の周面に設けられた螺旋状の第2螺旋羽根と、を有し、回転することで現像剤を第1連通部から第2連通部に向かって搬送する第2搬送スクリューと、第2搬送スクリューの上方に設けられた現像剤担持体と、を備え、第1連通部の内部において、第1搬送スクリューは、第1回転軸の周面から突出し第1回転軸の軸方向に沿って延びた突出部材である第1パドルを有し、第1連通部の内部において、第2搬送スクリューは、第2回転軸の周面から突出し第2回転軸の軸方向に沿って延びた突出部材である第2パドルを有し、現像剤は、第1収容室から第2連通部を通じて第2収容室に送られ、第2収容室から第1連通部を通じて第1収容室に送られることで、現像槽内を循環する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示に係る画像形成装置の内部構造を示す概略断面図である。
図1の現像装置の詳細を示す概略断面図である。
本開示に係る画像形成装置の一部を示すブロック図である。
実施形態1に係る現像装置の斜視図である。
図3の現像装置の一部をカットした斜視図である。
図4のV-V断面の断面図である。
実施形態1の現像装置の一部をカットした斜視図である。
図4及び図6のVII-VII断面の断面図である。
実施形態1の第1連通部内の現像剤の動きを示す断面図である。
実施形態1の第1連通部内の現像剤の動きを示す断面図である。
実施形態1の第1連通部内の現像剤の動きを示す断面図である。
実施形態1の第1搬送スクリューの一端部周辺を示す斜視図である。
実施形態1の第2搬送スクリューの一端部周辺を示す斜視図である。
実施形態2の現像装置の一部をカットした斜視図である。
実施形態3の現像装置を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、図面については、同一又は同などの要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではなく、実施形態で説明される構成の全てが本開示の解決手段として必須であるとは限らない。
(【0011】以降は省略されています)

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