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公開番号2025061495
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2025007740,2024186572
出願日2025-01-20,2020-02-07
発明の名称シート給送装置、画像読取装置、及び画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類B65H 1/04 20060101AFI20250403BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】幅方向のサイズが小さいシートの搬送不良や斜行の発生を低減する。
【解決手段】ADFは、原稿トレイと、原稿を給送するピックアップローラと、原稿の幅方向に移動可能となるように原稿トレイの上面に配置された第1サイド規制板31及び第2サイド規制板32とを備える。第1サイド規制板31は、原稿の幅方向の位置を規制する第1規制面31Aaと、原稿トレイの上面に対して摺動される第1底板部31Bとを有する。第2サイド規制板32は、原稿の幅方向の位置を規制する第2規制面32Aaと、原稿トレイの上面に対して摺動される第2底板部32Bとを有する。第1底板部31Bは、その一部が、幅方向において第1規制面31Aa及び第2規制面32Aaを最も近づけた状態で中央位置Bを越えて第2規制面32Aaの側に位置する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
シートを積載する積載面を有する積載トレイと、
前記積載トレイに積載されたシートを給送する給送部と、
シートの給送方向に直交する幅方向に移動可能であり、前記積載面に積載されたシートの前記幅方向の位置を規制する第1規制部及び第2規制部と、を備え、
前記積載面は、前記幅方向に延びる第1スリットと、前記給送方向において前記第1スリットとは異なる位置に配置され、前記幅方向に延びる第2スリットと、を有し、
前記第1規制部は、前記積載面に積載されたシートの前記幅方向における一方の端部に当接する第1規制面と、前記積載トレイの上面に対して摺動され、且つ、前記積載面とともにシートを支持する第1底板部と、前記第1スリットの内側を移動する第1突出部と、を有し、
前記第2規制部は、前記積載面に積載されたシートの前記幅方向における他方の端部に当接する第2規制面と、前記積載トレイの上面に対して摺動され、且つ、前記積載面とともにシートを支持する第2底板部と、前記第2スリットの内側を移動する第2突出部と、を有し、
前記第1底板部は、前記幅方向における前記第2規制面側の外縁が、上方から視て前記給送方向の下流に向かうにつれて前記第1規制面から離れるように前記給送方向に対して傾斜した第1傾斜部を有し、
前記第2底板部は、前記幅方向における前記第1規制面側の外縁が、上方から視て前記給送方向の下流に向かうにつれて前記第2規制面に近づくように前記給送方向に対して傾斜した第2傾斜部を有し、
前記第1規制部において前記幅方向で最も前記第2規制面側に位置する第1先端部と、前記第2規制部において前記幅方向で最も前記第1規制面側に位置する第2先端部とは、前記給送方向において互いに異なる位置に配置され、
前記第1規制面と前記第2規制面とが互いに最も離れた位置から互いに最も近い位置へ移動する際に、前記第1先端部と前記第2先端部とは前記第1規制面と前記第2規制面との中央位置を越える、
ことを特徴とするシート給送装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
シートを積載する積載面を有する積載トレイと、
前記積載トレイに積載されたシートを給送する給送部と、
シートの給送方向に直交する幅方向に移動可能であり、前記積載面に積載されたシートの前記幅方向の位置を規制する第1規制部及び第2規制部と、を備え、
前記積載面は、前記幅方向に延びる第1スリットと、前記給送方向において前記第1スリットとは異なる位置に設けられ、前記幅方向に延びる第2スリットと、を有し、
前記第1規制部は、前記積載面に積載されたシートの前記幅方向における一方の端部に当接する第1規制面と、前記積載トレイの上面に対して摺動され、且つ、前記積載面とともにシートを支持する第1底板部と、前記第1スリットの内側を移動する第1突出部と、を有し、
前記第2規制部は、前記積載面に積載されたシートの前記幅方向における他方の端部に当接する第2規制面と、前記積載トレイの上面に対して摺動され、且つ、前記積載面とともにシートを支持する第2底板部と、前記第2スリットの内側を移動する第2突出部と、を有し、
前記第1底板部は、前記幅方向における前記第2規制面側の外縁が、上方から視て前記給送方向の下流に向かうにつれて前記第1規制面から離れるように前記給送方向に対して傾斜した第1傾斜部を有し、
前記第2底板部は、前記幅方向における前記第1規制面側の外縁が、上方から視て前記給送方向の下流に向かうにつれて前記第2規制面に近づくように前記給送方向に対して傾斜した第2傾斜部を有し、
前記第1規制部と前記第2規制部とは、前記第1規制面と前記第2規制面とが互いに最も離れた位置において前記給送方向から視て重ならず、前記第1規制面と前記第2規制面とが互いに最も近い位置において、前記給送方向から視て少なくとも一部が重なる、
ことを特徴とするシート給送装置。
【請求項3】
前記幅方向において前記第1規制部及び前記第2規制部を互いに反対の方向に連動して移動させる連動機構を備える、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のシート給送装置。
【請求項4】
前記連動機構は、前記第1規制部に前記第1スリットを介して連結される第1ラック部と、前記第2規制部に前記第2スリットを介して連結される第2ラック部と、前記第1ラック部及び前記第2ラック部と噛み合うピニオンギアと、を含む、
ことを特徴とする請求項3に記載のシート給送装置。
【請求項5】
前記積載面は、前記幅方向に延び、前記第1底板部及び前記第2底板部と摺動する複数のリブを有する、
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のシート給送装置。
【請求項6】
請求項1乃至5の何れか1項に記載のシート給送装置と、
前記シート給送装置により給送されたシートの画像を読取る読取部と、を備えた、
ことを特徴とする画像読取装置。
【請求項7】
請求項6に記載の画像読取装置と、
前記画像読取装置により読取った画像を別のシートに形成する画像形成部と、を備えた、
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
請求項1乃至5の何れか1項に記載のシート給送装置と、
前記シート給送装置により給送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備えた、
ことを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを積載する積載トレイに、シートの幅方向の位置を規制する第1規制部及び第2規制部を備えたシート給送装置、画像読取装置、及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば複写機や複合機等の画像形成装置には、シートである原稿を画像読取部に搬送する自動原稿搬送装置(以下、「ADF」という)が備えられているものがある。一般的に、このようなADFにおいては、原稿(シート)を積載する原稿トレイに、原稿の幅方向端部の両側に当接して原稿の幅方向位置を規制する2つのサイド規制板(サイドガイド機構)が備えられている(特許文献1参照)。ユーザは、原稿トレイに原稿を載置し、2つのサイド規制板を原稿の幅方向端部に当接させるようにスライド移動させる。これにより、積載トレイにセットされた原稿の幅方向位置が規制され、その後に給送されて画像が画像読取装置で読取られる際における原稿の姿勢を良好にすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-8766号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のようなサイド規制板は、原稿の幅方向端部に当接する規制面が形成された規制部と、積載トレイの上面に摺動可能に設けられていると共に上記規制部と一体的に設けられている底板部とを有している。底板部を規制部に対して原稿を規制する側とは反対側の外側に設けてしまうと、幅方向が大きいサイズの原稿をセットするときにサイド規制板を幅方向の最も外側に移動できるようにするためには、ADFの幅方向を大型化する必要が生じてしまう。そのため、底板部は、規制部の規制面の側、つまり2つのサイド規制板の幅方向の内側に設けられている。
【0005】
一方、近年、例えば名刺のように幅方向のサイズが小さい原稿を、ADFを用いて給送して読取りたいという要望がある。例えば名刺のように幅方向のサイズが小さい原稿をセットできるように構成するためには、2つのサイド規制板の規制部を幅方向に近づける必要があり、そのためには、底板部の幅方向の長さを短くすることが考えられる。
【0006】
しかしながら、規制部の下方における積載トレイと摺動する部分と、底板部の先端の下方における積載トレイと摺動する部分とで高さ方向の部品公差があると、規制面に傾斜が生じる。そして、底板部の幅方向の長さを短くした場合は、部品公差により高さの違いが生じる部位が近くなるため、部品公差の影響が大きくなり、つまり規制面の傾斜が大きくなるという問題がある。規制面が2つのサイド規制板における内側に傾斜した場合は、原稿の束をセットした際に、特に規制面の上方で原稿を幅方向に挟持する形となって搬送抵抗が大きくなり、搬送不良を発生させ易くなってしまう。また反対に、規制面が2つのサイド規制板における外側に傾斜した場合は、特に規制面の上方で原稿の幅方向端部と規制面との間に隙間が生じ、原稿が給送方向に対して傾斜し、給送時に斜行を発生させ易くなってしまう。
【0007】
そこで本発明は、幅方向のサイズが小さいシートの搬送不良の発生や斜行の発生を低減することが可能なシート給送装置、画像読取装置、及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、シートを積載する積載面を有する積載トレイと、前記積載トレイに積載されたシートを給送する給送部と、シートの給送方向に直交する幅方向に移動可能であり、前記積載面に積載されたシートの前記幅方向の位置を規制する第1規制部及び第2規制部と、を備え、前記積載面は、前記幅方向に延びる第1スリットと、前記給送方向において前記第1スリットとは異なる位置に配置され、前記幅方向に延びる第2スリットと、を有し、前記第1規制部は、前記積載面に積載されたシートの前記幅方向における一方の端部に当接する第1規制面と、前記積載トレイの上面に対して摺動され、且つ、前記積載面とともにシートを支持する第1底板部と、前記第1スリットの内側を移動する第1突出部と、を有し、前記第2規制部は、前記積載面に積載されたシートの前記幅方向における他方の端部に当接する第2規制面と、前記積載トレイの上面に対して摺動され、且つ、前記積載面とともにシートを支持する第2底板部と、前記第2スリットの内側を移動する第2突出部と、を有し、前記第1底板部は、前記幅方向における前記第2規制面側の外縁が、上方から視て前記給送方向の下流に向かうにつれて前記第1規制面から離れるように前記給送方向に対して傾斜した第1傾斜部を有し、前記第2底板部は、前記幅方向における前記第1規制面側の外縁が、上方から視て前記給送方向の下流に向かうにつれて前記第2規制面に近づくように前記給送方向に対して傾斜した第2傾斜部を有し、前記第1規制部において前記幅方向で最も前記第2規制面側に位置する第1先端部と、前記第2規制部において前記幅方向で最も前記第1規制面側に位置する第2先端部とは、前記給送方向において互いに異なる位置に配置され、前記第1規制面と前記第2規制面とが互いに最も離れた位置から互いに最も近い位置へ移動する際に、前記第1先端部と前記第2先端部とは前記第1規制面と前記第2規制面との中央位置を越える、ことを特徴とするシート給送装置である。
【0009】
また、本発明の一態様は、シートを積載する積載面を有する積載トレイと、前記積載トレイに積載されたシートを給送する給送部と、シートの給送方向に直交する幅方向に移動可能であり、前記積載面に積載されたシートの前記幅方向の位置を規制する第1規制部及び第2規制部と、を備え、前記積載面は、前記幅方向に延びる第1スリットと、前記給送方向において前記第1スリットとは異なる位置に設けられ、前記幅方向に延びる第2スリットと、を有し、前記第1規制部は、前記積載面に積載されたシートの前記幅方向における一方の端部に当接する第1規制面と、前記積載トレイの上面に対して摺動され、且つ、前記積載面とともにシートを支持する第1底板部と、前記第1スリットの内側を移動する第1突出部と、を有し、前記第2規制部は、前記積載面に積載されたシートの前記幅方向における他方の端部に当接する第2規制面と、前記積載トレイの上面に対して摺動され、且つ、前記積載面とともにシートを支持する第2底板部と、前記第2スリットの内側を移動する第2突出部と、を有し、前記第1底板部は、前記幅方向における前記第2規制面側の外縁が、上方から視て前記給送方向の下流に向かうにつれて前記第1規制面から離れるように前記給送方向に対して傾斜した第1傾斜部を有し、前記第2底板部は、前記幅方向における前記第1規制面側の外縁が、上方から視て前記給送方向の下流に向かうにつれて前記第2規制面に近づくように前記給送方向に対して傾斜した第2傾斜部を有し、前記第1規制部と前記第2規制部とは、前記第1規制面と前記第2規制面とが互いに最も離れた位置において前記給送方向から視て重ならず、前記第1規制面と前記第2規制面とが互いに最も近い位置において、前記給送方向から視て少なくとも一部が重なる、ことを特徴するシート給送装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によると、幅方向のサイズが小さいシートの搬送不良の発生や斜行の発生を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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