TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025061311
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2025005355,2022537022
出願日
2025-01-15,2020-12-18
発明の名称
化合物
出願人
シーティーエックスティー・ピーティーワイ・リミテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07D
235/18 20060101AFI20250403BHJP(有機化学)
要約
【課題】化合物を提供すること。
【解決手段】本開示は、STINGのモジュレーターである式(I)の化合物に関する。式(I)の化合物を含む医薬組成物、および、STINGのモジュレーションによって改善される疾患の処置または防止において式(I)の化合物を使用する方法も開示される。一実施形態では、本発明は、治療において使用するための本発明の化合物を提供する。本発明はまた、治療において使用するための、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。本発明は、特に、STING媒介性疾患または障害の処置において使用するための、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
本願明細書に記載の発明。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本出願は、英国仮出願第GB1918761.6号(2019年12月18日出願)および英国仮出願第GB2009944.6号(2020年6月30日出願)の優先権を主張するものである。GB1918761.6およびGB2009944.6のそれぞれの全内容が参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,600 文字)
【0002】
本発明は、置換されているベンゾイミダゾールダイマー、および医薬品として、特にSTINGのモジュレーションによって改善される疾患の処置における、それらの使用に関する。
【背景技術】
【0003】
発明の背景
脊椎動物は、微生物の侵入に絶えず脅かされており、感染性病原体を排除するための免疫防御の機序を進化させてきた。哺乳動物において、この免疫系は、自然免疫および適応免疫の2つの分岐を含む。自然免疫系は、病原体由来のリガンドおよび損傷関連分子パターンを検出するパターン認識受容体(PRR)によって開始される防御の最前線である(Takeuchi 2010)。Toll様受容体(TLR)、C型レクチン受容体、レチノイン酸誘導性遺伝子I(RIG-I)様受容体およびNOD様受容体(NLR)、ならびに二重鎖DNAセンサーを含めた、ますます多くのこれらの受容体が特定されている。PRRの活性化は、病原体複製を抑制し、適応免疫を容易にする、1型インターフェロン、炎症促進性サイトカインおよびケモカインを含めた炎症応答に関与する遺伝子の上方調節につながる。
【0004】
アダプタータンパク質STING(インターフェロン遺伝子の刺激物質)は、TMEM 173、MPYS、MITAおよびERISとしても公知であり、細胞質核酸に対する自然免疫応答における中心的シグナル伝達分子として特定されている(Ishikawa 2008、WO2013/166000)。STINGの活性化は、IRF3経路およびNFκB経路の上方調節をもたらして、インターフェロン-βを含めた1型インターフェロンおよび他のサイトカインの誘導につながる。STINGは、病原体または宿主起源の、および環状ジヌクレオチド(CDN)と呼ばれる普通でない核酸の、細胞質DNAに対する応答のために非常に重要である。
【0005】
CDNは、原核細胞における数々の応答の制御の原因となる細菌のセカンドメッセンジャーとして初めて特定された。細菌CDN、例えばc-ジ-GMPは、2つの3’,5’ホスホジエステル連結によって特徴付けられる対称性分子である。
TIFF
2025061311000001.tif
72
77
【0006】
近年、細菌CDNによるSTINGの直接的活性化が、X線結晶構造解析により確認された(Burdette 2013)。その結果、細菌CDNおよびそれらの類似体は、潜在的ワクチンアジュバントとして、関心を集めている(Libanova 2012、WO2007/054279、WO2005/087238)。
【0007】
より最近では、細胞質DNAに対する応答が解明され、環状GMP-AMPシンターゼ(cGAS、これまでC6orfl50またはMB21D1として公知であった)と呼ばれる酵素による、cGAMPとして特定された新規な哺乳動物CDNシグナル伝達分子(これが、次にSTINGを活性化する)の生成を伴うことが示されている。細菌CDNとは異なり、cGAMPは、その2’,5’および3’,5’混合型のホスホジエステル連結によって特徴付けられる非対称性分子である(Gao 2013A)。cGAMP(II)とSTINGの相互作用も、X線結晶構造解析によって実証されている(Cai 2014)。
【0008】
インターフェロンは、ウイルス感染から細胞を保護することができる物質として、初めて記載された(Isaacs 1957)。人では、I型インターフェロンは、第9染色体上にありインターフェロンアルファ(IFNα)の少なくとも13のアイソフォームおよびインターフェロンベータ(IFNβ)の1つのアイソフォームをコードする遺伝子によってコードされる関連するタンパク質のファミリーである。組換えIFNαは、初めて承認された生物学的治療薬であり、ウイルス感染症およびがんにおいて重要な治療になってきた。インターフェロンは、細胞に対する直接的な抗ウイルス活性だけでなく、免疫系の細胞に作用する免疫応答の強力なモジュレーターであることが公知である。
【0009】
I型インターフェロン産生およびその他のサイトカインの活性化または阻害を含めた、自然免疫応答をモジュレートすることができる小分子化合物の投与は、ウイルス感染症および自己免疫疾患を含めたヒト疾患の処置または防止のための重要な戦略になり得る。このタイプの免疫調節戦略は、感染性疾患だけでなく、がん(Zitvogel 2015)、アレルギー性疾患(Moisan 2006)、神経変性疾患、例えば筋萎縮性側索硬化症および多発性硬化症(Lemos 2014、Cirulli 2015、Freischmidt 2015)、過敏性腸疾患などの他の炎症状態においても(Rakoff-Nahoum 2004)、ならびにワクチンアジュバントとしても(Persing 2002、Dubensky 2013)有用であり得る化合物を特定する、潜在的な可能性を有する。
【0010】
STINGは、ある範囲のDNAおよびRNAウイルスおよび細菌に対する保護を含む抗微生物宿主防御にとって必須である(McNab 2015、Ma 2016に総説される)。ヘルペスウイルス科、フラビウイルス科、コロナウイルス科、パピローマウイルス科、アデノウイルス科、ヘパドナウイルス科、オルトミクソウイルスおよびパラミクソウイルス科、ならびにラブドウイルス科は、STING媒介性のI型インターフェロン産生を阻害し、宿主免疫制御を逃れるための機序を進化させてきた(Holm 2016、Ma 2015、Wu 2015、Liu 2016、Chen 2014、Lau 2013、Ding 2013、Nitta 2013、Sun 2012、Aguirre 2012、Ishikawa 2009)。したがって、STINGの小分子活性化は、これらの感染性疾患の処置に有益であり得る。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
高砂香料工業株式会社
香料組成物
2か月前
小野薬品工業株式会社
GCL阻害剤
3か月前
花王株式会社
ポリアミド系ポリマー
20日前
日本化薬株式会社
新規顕色剤及び記録材料
7日前
日本化薬株式会社
新規顕色剤及び記録材料
7日前
トヨタ自動車株式会社
メタン製造装置
2か月前
日産化学株式会社
ピリジン化合物の製造方法
2か月前
日本化薬株式会社
シアノ複素環化合物の製造方法
1か月前
ダイキン工業株式会社
シラン化合物
2か月前
個人
メタンガス生成装置およびメタンガス生成方法
1か月前
花王株式会社
新規ピリジニウム化合物
6日前
JNC株式会社
ジアミンおよびこれを用いた重合体
2か月前
東ソー株式会社
1,2-ジクロロエタンの製造方法
2か月前
個人
メタンガス生成装置およびメタンガス生成方法
1か月前
株式会社トクヤマ
結晶形Iのリオシグアトの製造方法
1か月前
株式会社クラレ
メタクリル酸メチルの製造方法
2か月前
日産化学株式会社
ピラゾール化合物及び有害生物防除剤
20日前
日本曹達株式会社
エチルメチルスルホンの製造方法
2か月前
石原産業株式会社
シアノイミダゾール系化合物の製造方法
26日前
ダイキン工業株式会社
分離方法
1か月前
三井金属鉱業株式会社
金属化合物含有物
2か月前
個人
希土類有機錯体及びその製造方法並び応用
3か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機化合物、発光デバイス
1か月前
住友化学株式会社
芳香族複素環化合物の製造方法
2か月前
石原産業株式会社
シクラニリプロールの製造中間体の製造方法
1か月前
大正製薬株式会社
MMP9阻害作用を有するインドール化合物
2か月前
オリザ油化株式会社
新規化合物及びその用途
19日前
株式会社アイティー技研
炭化水素の合成方法及び合成装置
1か月前
公立大学法人大阪
尿素化合物の製造方法
3か月前
株式会社フラスク
含ホウ素化合物および有機EL素子
2か月前
日本化薬株式会社
イソシアヌレート環を有する多官能アミン化合物
2か月前
国立大学法人九州大学
重水素化化合物の製造方法
1か月前
株式会社レゾナック
C2化合物の製造方法
1か月前
キッコーマン株式会社
ナノポアタンパク質
1か月前
ユニマテック株式会社
フェノチアジン誘導体化合物の精製方法
2か月前
国立大学法人 東京大学
アシルヒドラゾン誘導体
1か月前
続きを見る
他の特許を見る