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公開番号
2025061053
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2025002065,2021016900
出願日
2025-01-07,2021-02-04
発明の名称
光学系および画像表示装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
27/02 20060101AFI20250403BHJP(光学)
要約
【課題】偏光を利用した広画角で軽量な光学系において、ゴーストを目立ちにくくする。
【解決手段】光学系OR1は、画像を表示する表示素子108からの光を観察者に導く光学系であり、表示素子から観察者に向かって順に配置された、第1の位相板111と、半透過反射面112と、レンズ104と、第2の位相板113と、偏光分離素子114とを含む。偏光分離素子は、第1の直線偏光を反射させ、該第1の直線偏光の偏光方向に直交する偏光方向の第2の直線偏光を透過させる。430nmから480nmの波長の範囲、520nmから570nmの波長の範囲、および600nmから650nmの波長の範囲にそれぞれ含まれる第1、第2、第3の波長のそれぞれにおける半透過反射面の反射率の最大値と最小値との差が7%以下であり、光学系に含まれるレンズのうち最も表示素子に近いレンズは、表示素子に向かって凸形状の面を有する負レンズである。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
画像を表示する表示素子からの光を観察者に導く光学系であって、
前記表示素子から前記観察者に向かって順に配置された、
第1の位相板と、
半透過反射面と、
レンズと、
第2の位相板と、
偏光分離素子とを含み、
前記偏光分離素子は、第1の直線偏光を反射させ、該第1の直線偏光の偏光方向に直交する偏光方向の第2の直線偏光を透過させ、
430nmから480nmの波長の範囲に含まれる第1の波長、520nmから570nmの波長の範囲に含まれる第2の波長、および600nmから650nmの波長の範囲に含まれる第3の波長のそれぞれにおける前記半透過反射面の反射率の最大値と最小値との差が7%以下であり、
前記光学系に含まれるレンズのうち最も前記表示素子に近いレンズは、前記表示素子に向かって凸形状の面を有する負レンズであることを特徴とする光学系。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記差が5%以下であることを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項3】
前記第1の波長、第2の波長および第3の波長のそれぞれにおける、
前記レンズの透過率×前記半透過反射面の反射率×前記レンズの透過率
の値の最大値と最小値との差が7%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の光学系。
【請求項4】
前記レンズが樹脂材料からなるレンズであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の光学系。
【請求項5】
前記半透過反射面が、前記表示素子に向かって凸形状かつ非球面形状を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の光学系。
【請求項6】
前記半透過反射面が、銀からなる層を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の接眼光学系。
【請求項7】
前記半透過反射面が、酸化シリコン、酸化ジルコニウム、酸化チタンおよび酸化アルミニウムのうちいずれかを含む誘電体膜を有することを特徴とする請求項6に記載の光学系。
【請求項8】
前記光学系に含まれる1以上のレンズのうち最も前記観察者に近いレンズは、前記表示素子に向かって凸形状の面を有する平凸レンズであることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の光学系。
【請求項9】
前記第1、第2および第3の波長における前記半透過反射面の反射率が透過率よりも高いことを特徴とする請求項1から8のいずれかに一項に記載の光学系。
【請求項10】
前記第1、第2および第3の波長のうち少なくとも1つの波長における前記半透過反射面の透過率をTとするとき、
25%≦T≦45%
なる条件を満足することを特徴とする請求項9に記載の光学系。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示素子に表示された画像を光学系を介して観察者に観察させることが可能な画像表示装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
上記のような画像表示装置としては、観察者の頭部に装着されるヘッドマウントディスプレイ(HMD)がある。このようなHMDにおいて広画角での画像提示を実現するために、偏光を利用して光路を折り畳む接眼光学系が用いられることがある。ただし、このような接眼光学系の軽量化のためにプラスチックレンズが使用されると、プラスチックレンズ内の複屈折によって光の偏光状態が乱れ、この結果、ゴーストが発生する。
【0003】
特許文献1および特許文献2には、偏光を利用して広画角化された接眼光学系を有するHMDが開示されている。特許文献1のHMDでは、接眼光学系内の半透過型偏光板の透過軸の方向を観察者の両眼が並ぶ方向に一致させて輝度むらを低減している。また特許文献2のHMDでは、曲面形状の偏光素子を利用して広画角を実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-053152号公報
特表2018-508800号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1には、接眼光学系のプラスチックレンズ内の複屈折によるゴーストの低減に関して、複屈折が小さいプラスチック材料を用いるとの記載しかない。また特許文献2報には、レンズの複屈折により発生するゴーストの低減に関する記載はない。
【0006】
本発明は、偏光を利用した広画角で軽量な接眼光学系に好適であり、ゴーストを目立ちにくくすることができるようにした光学系およびこれを備えた画像表示装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面としての光学系は、画像を表示する表示素子からの光を観察者に導く光学系であり、表示素子から観察者に向かって順に配置された、第1の位相板と、半透過反射面と、レンズと、第2の位相板と、偏光分離素子とを含む。偏光分離素子は、第1の直線偏光を反射させ、該第1の直線偏光の偏光方向に直交する偏光方向の第2の直線偏光を透過させる。430nmから480nmの波長の範囲に含まれる第1の波長、520nmから570nmの波長の範囲に含まれる第2の波長、および600nmから650nmの波長の範囲に含まれる第3の波長のそれぞれにおける半透過反射面の反射率の最大値と最小値との差が7%以下であり、光学系に含まれるレンズのうち最も表示素子に近いレンズは、表示素子に向かって凸形状の面を有する負レンズであることを特徴とする。なお、上記光学系と表示素子を有する画像表示装置も、本発明の他の一側面を構成する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、偏光を利用した広画角で軽量な光学系において、ゴーストを目立ちにくくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1のHMDの構成を示す図。
実施例1における接眼光学系の構成を示す図。
実施例1のHMDの外観図。
実施例1における接眼光学系の光路図。
実施例1における接眼光学系のゴースト光を説明する図。
実施例1における接眼光学系のハーフミラーの分光特性を示す図。
実施例1にける接眼光学系のハーフミラーの別の分光特性を示す図。
実施例1における接眼光学系のレンズとハーフミラーの分光特性を示す図。
実施例2のHMDの構成を示す図。
実施例2における接眼光学系の構成を示す図。
実施例2における接眼光学系のゴースト光を説明する図。
実施例2における接眼光学系のハーフミラーの分光特性を示す図。
実施例2における接眼光学系のハーフミラーの別の分光特性を示す図。
実施例1における接眼光学系のハーフミラーの入射角特性を示す図。
実施例2における接眼光学系のハーフミラーの入射角特性を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)
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