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公開番号
2025060174
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023170730
出願日
2023-09-29
発明の名称
ポリアミド系樹脂発泡粒子の製造方法、及びポリアミド系樹脂発泡成形体の製造方法
出願人
株式会社ジェイエスピー
代理人
弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類
C08J
9/16 20060101AFI20250403BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】耐熱性及び成形性に優れるポリアミド系樹脂発泡粒子の製造方法、及び該ポリアミド系樹脂発泡粒子を用いた、耐熱性に優れるポリアミド系樹脂発泡成形体の製造方法を提供する。
【解決手段】ポリアミド系樹脂を主成分とする基材樹脂とチオエーテル系化合物(a1)及び/又は分子量500以上のヒンダードアミン系化合物(a2)からなる化合物(a)とを含むポリアミド系樹脂粒子を準備する。ポリアミド系樹脂粒子を、物理発泡剤を用いて発泡させることによりポリアミド系樹脂発泡粒子を得る。ポリアミド系樹脂発泡粒子を型内成形することにより、ポリアミド系樹脂発泡成形体を製造する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリアミド系樹脂発泡粒子を製造する方法であって、
ポリアミド系樹脂を主成分とする基材樹脂と、チオエーテル系化合物(a1)及び/又は分子量500以上のヒンダードアミン系化合物(a2)からなる化合物(a)とを含むポリアミド系樹脂粒子を準備する工程と、
該ポリアミド系樹脂粒子を、物理発泡剤を用いて発泡させることによりポリアミド系樹脂発泡粒子を得る工程と、を含み、
前記基材樹脂100質量部に対する前記化合物(a)の添加量が0.05質量部以上1.5質量部以下である、ポリアミド系樹脂発泡粒子の製造方法。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記ポリアミド系樹脂粒子が、さらにヒンダードフェノール系化合物(b1)及び/又は有機リン系化合物(b2)からなる化合物(b)を含む、請求項1に記載のポリアミド系樹脂発泡粒子の製造方法。
【請求項3】
前記化合物(a)が、下記式(1)で表される分子量500以上のヒンダードアミン系化合物、下記式(2)で表される分子量500以上のヒンダードアミン系化合物、及び下記式(3)で表されるチオエーテル系化合物からなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含む、請求項1又は2に記載のポリアミド系樹脂発泡粒子の製造方法。
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2025060174000016.tif
51
170
(ただし、前記式(1)におけるnは2~10の繰り返し単位を表す。)
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2025060174000017.tif
49
170
(ただし、前記式(2)におけるnは1~10の繰り返し単位を表す。)
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2025060174000018.tif
40
170
(ただし、前記式(3)におけるRはそれぞれ独立に炭素数1~20のアルキル基を表す。)
【請求項4】
前記基材樹脂100質量部に対する前記化合物(a)の添加量が0.3質量部以上1質量部以下である、請求項1又は2に記載のポリアミド系樹脂発泡粒子の製造方法。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の製造方法により製造されたポリアミド系樹脂発泡粒子を型内成形する、ポリアミド系樹脂発泡成形体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリアミド系樹脂を基材樹脂の主成分とするポリアミド系樹脂発泡粒子の製造方法、ポリアミド系樹脂発泡成形体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリアミド系樹脂は、耐熱性が高く、また耐摩耗性、耐薬品性等にも優れた樹脂として知られている。このポリアミド系樹脂を発泡させた発泡成形体は、耐熱性、耐摩耗性、及び耐薬品性等の優れた特性を保ちつつ、軽量化を図ることが可能である。そのためポリアミド系樹脂発泡成形体は、自動車部品やその他の用途への展開が期待される。
【0003】
ポリアミド系樹脂発泡成形体の耐熱性をより向上させるために、ヨウ化銅等の耐熱剤を添加することが検討されている。例えば特許文献1には、ポリアミド系樹脂発泡粒子に卑金属元素含有化合物を含有させる技術が開示されており、特許文献1によれば、かかる技術により、熱安定性に優れるポリアミド系樹脂発泡粒子が得られるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2020/196893号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、ヨウ化銅等の耐熱剤を含有するポリアミド系樹脂発泡粒子では、耐熱性が向上するものの、発泡粒子成形体を得るための成形性に関してはさらなる改善の余地があった。具体的には、ポリアミド系樹脂発泡粒子は、発泡粒子同士の融着性、成形後の形状回復性、及び外観に優れた成形体が得られる成形可能圧力範囲が狭いという問題があった。
【0006】
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、耐熱性及び成形性に優れるポリアミド系樹脂発泡粒子の製造方法、及び該ポリアミド系樹脂発泡粒子を用いた、耐熱性に優れるポリアミド系樹脂発泡成形体の製造方法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、以下の[1]~[4]にかかるポリアミド系樹脂発泡粒子の製造方法にある。
[1]ポリアミド系樹脂発泡粒子を製造する方法であって、
ポリアミド系樹脂を主成分とする基材樹脂と、チオエーテル系化合物(a1)及び/又は分子量500以上のヒンダードアミン系化合物(a2)からなる化合物(a)とを含むポリアミド系樹脂粒子を準備する工程と、
該ポリアミド系樹脂粒子を、物理発泡剤を用いて発泡させることによりポリアミド系樹脂発泡粒子を得る工程と、を含み、
前記基材樹脂100質量部に対する前記化合物(a)の添加量が0.05質量部以上1.5質量部以下である、ポリアミド系樹脂発泡粒子の製造方法。
【0008】
[2]前記ポリアミド系樹脂粒子が、さらにヒンダードフェノール系化合物(b1)及び/又は有機リン系化合物(b2)からなる化合物(b)を含む、[1]に記載のポリアミド系樹脂発泡粒子の製造方法。
[3]前記化合物(a)が、下記式(1)で表される分子量500以上のヒンダードアミン系化合物、下記式(2)で表される分子量500以上のヒンダードアミン系化合物、及び下記式(3)で表されるチオエーテル系化合物からなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含む、[1]又は[2]に記載のポリアミド系樹脂発泡粒子の製造方法。
【0009】
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2025060174000001.tif
51
170
(ただし、前記式(1)におけるnは2~10の繰り返し単位を表す。)
【0010】
TIFF
2025060174000002.tif
50
170
(ただし、前記式(2)におけるnは1~10の繰り返し単位を表す。)
(【0011】以降は省略されています)
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